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一戸建ての不動産投資のメリット・デメリットは?成功するポイントも解説

一戸建ての不動産投資のメリット・デメリットは?成功するポイントも解説

近年、一戸建ての物件を対象にした不動産投資に注目があつまっています。いわゆる土地活用を目的とした賃貸経営のことで、若者から高齢者までおこなっている投資方法です。 一昔前までは戸建ては購入するものという考えがありましたが、賃貸ニーズの多様化で戸建てを借りたいという人が増えてきており、戸建て賃貸の需要が高まっています。 今回は一戸建て不動産投資のメリットとデメリットに、成功するポイントも解説します。

近年、一戸建ての物件を対象にした不動産投資に注目があつまっています。いわゆる土地活用を目的とした賃貸経営のことで、若者から高齢者までおこなっている投資方法です。

一昔前までは戸建ては購入するものという考えがありましたが、賃貸ニーズの多様化で戸建てを借りたいという人が増えてきており、戸建て賃貸の需要が高まっています。

今回は一戸建て不動産投資のメリットとデメリットに、成功するポイントも解説します。

一戸建ての不動産投資のメリットは?

一戸建ての不動産投資は、アパートやマンションに比べて建築費を抑えられる点があります。空き家の物件を所有している人なら、今直ぐにでも不動産投資をはじめられます。

土地活用の方法は1つではないので、自分に合う方法を模索した賃貸経営を考えましょう。
ここでは、一戸建ての不動産投資のメリットについてお話しします。

競合が少なく少額で投資できる

まず一戸建ての不動産投資は、まだ競合が少ないので賃貸経営に安定性があるのがメリットです。シンプルにいうなら実際のところ、アパートやマンションと比べて一戸建ての賃貸経営は儲からないという点があり、不動産投資をはじめる人が少ないんです。

さらに中古の一戸建てなら数百万円で投資ができるので、買取再販業者から買い取った場合に1000万円~2000万円程度かと感じます。これなら金融機関から融資を受けられる確率も格段に上がりますし、人によっては現金で支払える場合も出てきて少額で投資が可能です。

入居する期間が長い

そもそも一戸建てを購入するのはファミリーが多いので、単身世帯と比べて入居する期間が長い傾向があります。子供が小学生や中学生の場合は住んでいる場所で学区が変わるため、卒業するまでは引っ越さないというケースの人がほとんどです。

アパートやマンションにもいえることで、入居する期間が長いということはその期間は毎月家賃が発生するので、定期的な収入(利益)が入ってきます。入居期間が長ければ退去する際の回復作業が必要なく、入居者募集の広告も要りません。余計な出費を抑えられます。

環境が不利な条件でも需要がある

アパート、マンション、一戸建てのどの物件の場合でも、駅から遠いことやスーパーもしくはコンビニなどの店舗があまり無いことは、立地面で不利な条件になります。

単身者の場合は会社へ勤めるなど、駅から遠く不便で通勤時間をポイントに選ぶことがほとんどです。けれどファミリーの場合では家族の多さから、駅から少し離れていたとしても、広い一戸建てに住みたいという人が意外にも多いものです。

特に庭付き物件でペット可など、好条件が付いた一戸建てだと需要が高まる傾向があります。環境が不利な条件でも、需要のある物件なら不動産投資の対象にできます。

一戸建ての不動産投資のデメリットは?

一戸建ての不動産投資はメリットを踏まえたうえで、デメリットも考える重要性があります。もし投資が上手くいかなかった場合に、自ら負債を抱えることになるからです。

一戸建ての不動産投資の対象物件は、価格が安く利回りが良いもののマイナス面も。
ここでは、一戸建ての不動産投資のデメリットについてお話しします。

空き家の際は利益が出ない

一戸建ての不動産投資は、当然のことですが空き家の際は収入がありません。一戸建ての場合は1つしかないので、空き家の場合には利益はゼロになってしまいます。アパートやマンションのように何部屋もあれば、1戸でも入居がある際は利益が生まれます。非常に極端な話ですが、0か100かしかないという点がデメリットです。

中古物件を探してリフォームし一戸建ての賃貸物件にするならまだしも、新しく建築して不動産投資をする考えなら、初期費用を回収できずに赤字になる可能性もあります。

修繕費やリフォーム費用がかかる

一戸建ての不動産投資物件では、個人がローンを組んで購入した物件ではないので、賃貸アパートやマンションと同様に壊れた際に修繕費がかかり、大家の負担になります。

中古物件で不動産投資をはじめる前に問題点があれば、リフォームしてからでないと賃貸経営をはじめることはできないです。退去時には掃除費用もかかるため、一戸建ての場合の不動産投資ではかかってくる費用が高額になります。

ターゲットが限られ需要の見極めが難しい

一戸建ての賃貸物件は、アパートやマンションと比べて家賃が高い傾向にあります。そうなると経済的な余裕のあるファミリーが多く、若者などが借りることは極めて稀です。家賃をなるべくかけたくない人は、そもそも一戸建てを選ばないです。

一戸建ての賃貸物件はターゲットが限られるため、ファミリーが住みやすいような魅力的な物件をアピールしなければなりません。借りる側の心を掴まなければ利益を得ることが難しい点がデメリットです。

一戸建ての不動産投資に向いている人は?

不動産投資だけでなく「投資」や「経営」には向き不向きがありますよね。一戸建ての不動産投資に関しても、自分が向いているか向いていないのかの見極めが重要です。

一戸建ての不動産投資は借りる側との関わり合いがあり、面倒臭がりな人には不向きです。
ここでは、一戸建ての不動産投資に向いている人の特長をお教えします。

時間に余裕のある人

一戸建ての不動産投資に向いているのは、個人的に時間に余裕のある人です。一戸建てを賃貸物件にするのに少額ではじめるためには、自分でDIYをしたり中古物件をリフォームする際の業者と密に関わり合いを持って接する時間が必要になります。

借りる側がいてこそのことなので、物件の紹介、契約、修繕、リフォームなど一連の流れに関わる必要があって、日中に仕事のある人はなかなか難しい投資方法だと思います。

少ない金額で投資をはじめたい人

投資に関してスタート時点から少額ではじめたいと考えている人は、不動産投資に向いている場合がほとんどです。中古物件であれば数百万円から投資ができるので、極力金額に無駄を無くして少ない金額で不動産投資をはじめることができます。

多少ケチだと感じても中古で安く手に入れて、リフォームは自分でせずにもとからリフォーム済みの物件を選ぶなどすると、そのまま投資をはじめることが可能です。何でも100%完璧な状態でないと気になる人は、費用が嵩んでマイナスになるので向いていないかも。

投資対象物件のデメリットをクリアにできる人

不動産投資をする際に優良物件を手に入れようとすると、購入やリフォームの観点から手間がかかってしまうので一般的な投資家たちには不向きな傾向があります。けれど、これらのデメリットをクリアにできる手段を取ることができるなら、向いているでしょう。

例えばリフォームでは費用がかかるため、リノベーションしてそのリノベーションした物件を業者から購入して、不動産投資の賃貸物件にするという方法です。手に入れた時点でリノベーションしてあるので直ぐに投資をはじめられて、費用も少額で抑えることができます。

一戸建ての不動産投資に成功する物件のポイントは?

一戸建ての不動産投資は、やみくもにやって儲かる投資ではありません。あまりに中古過ぎてボロボロの物件を再建したところで、入居募集しても借り手がつかない可能性もあります。投資するにあたって、マイナスが大きい対象物件は避けることも重要です。

ここでは、一戸建ての不動産投資に成功する物件選びのポイントをお教えします。

新耐震基準の物件

一戸建ての不動産投資に成功する物件選びのポイントの1つ目は、新耐震基準の物件です。
中古物件を選ぶなら昭和61年6月1日以降に建築認定を受けた物件にするのがポイント。

引っ越しで物件を選ぶ際に重要視されるのは、聞くまでもなく耐震性です。新耐震基準では震度6~7でも倒壊せずに耐えられる構造を基準に建築されています。昭和56年5月31日までの耐震基準では、震度5程度の揺れで倒壊しない構造が基準となっていました。

関東直下型地震や東南海地震など、これからの未来もいつか起こる地震に備える必要があります。もし地震でケガ人や死者が出たら、大家に賠償が発生する可能性もありますよ。

安全性が高く駐車場付きの物件

一戸建ての不動産投資に成功する物件選びのポイントの2つ目は、安全性の高い物件です。
近年よく耳にするシロアリ物件ではないか、土地が傾いていないかが非常に重要です。もしこの2つに当てはまる物件であった場合は、どんなに安くても購入してはいけません。

個人で物件に欠陥がないか確認するのは大変で手間がかかるので、売主が業者のところから購入することがポイントで、物件に万が一欠陥が合った場合に売主が責任を問われるので、それらを防ぐために、物件の欠陥の有無をはっきりと示している業者が安心です。

また駐車場付きの物件も需要があり、最低でも1台は置けると入居が決まりやすいです。普段は公共交通機関であっても、休日など家族での外出時に1台は欲しい人が多いです。

リビングが南向きの物件

一戸建ての不動産投資に成功する物件選びのポイントの3つ目は、リビングが南向きの物件であることです。これは引っ越しでよく聞く内容で、南側がリビングだと日当たりが良く、布団を干したり洗濯物を乾かしたりする際に、日光を直接当てることができるからです。

リビングが南向きの物件は、一戸建てだけでなくアパートやマンションでも同様の人気があり、家族が1番長く過ごす空間を明るくすることが目的です。庭や2回のバルコニーなど、洗濯や人が集まるであろう場所は南向きで建築すると、入居が決まりやすいです。

設備に魅力がある物件

一戸建ての不動産投資に成功する物件選びのポイントの4つ目は、設備に魅力のある物件かどうかです。一戸建ての賃貸物件を選ぶ人はファミリーがほとんどで、経済的に余裕があるため、便利な設備が付いた物件に魅力を感じやすい傾向があります。

例えば、食器乾燥機や床暖房やお風呂の追い炊き機能と自動で湯船を張る機能などです。駅から遠い物件では駐車場の有無が左右されますが、近場だと便利な機能が注目されます。

シンプルな造りの物件

一戸建ての不動産投資に成功する物件選びのポイントの5つ目は、シンプルな造りの物件であることです。コスト面でシンプルな方が費用を抑えられることもありますが、近年若いファミリー層にシンプルな造りの一戸建てが人気が出てきているんです。

一戸建てはアパートやマンションと比べて、投資する際の効率が劣ってしまうため、建築する際の費用を抑えてコストを削減することがおすすめです。

3LDKの間取りに抑えた物件

一戸建ての不動産投資に成功する物件選びのポイントの6つ目は、面積を80平米ほどに抑えることです。分かりやすくいうと3LDKで、あまり大きく建築すると家賃が高くなります。
かといって狭くすると家賃を安くすることになって、投資の効率が悪くなってしまいます。

一戸建てに住みたい人は広い空間をイメージするので、広過ぎず狭過ぎないというところで80平米の3LDKがちょうどいいということです。

一戸建ての不動産投資のメリットとデメリットを理解したうえで検討が必要

一戸建ての不動産投資のメリットとデメリットについて解説しました。

一戸建ての不動産投資は、個人的な時間の余裕がある人に向いている投資方法です。少額ではじめたいと考えている人や、賢くデメリットをメリットに変えられる人におすすめです。

一戸建ての不動産投資はまだ競合が少なくライバルもさほど多くないです。経済的に余裕のあるファミリー層に限られる一方、入居期間が長い傾向があるので、空き家にならない限りコンスタントな利益を生み出すことができます。

メリット以外のデメリットも頭に入れたうえで、不動産投資を検討してみてください。

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