あなたの老後の備えは安心?どのくらい貯金があれば安泰か検証!
40代、50代となれば、そろそろ老後の備えを意識し始める頃です。
しかし一体どのくらい貯金があればいいのか、またどうやって貯金をすればいいのか悩むところですよね。
ここではそんな老後の備えに悩める方へ、疑問を解決すべく検証や様々なアドバイスをさせていただきます。
ここではそんな老後の備えに悩める方へ、疑問を解決すべく検証や様々なアドバイスをさせていただきます。
老後の備えの現状
2,000万円以上必要と言われている
食費や交通費等の日常での出費、そして保険料や医療費など、さらには介護も予想しているため、意外にも老後でも出費があると言えます。
その上で、保険給付等の収入を差し引いて算出されているため、ある程度は信憑性があると思っていいでしょう。
もっとも、老後でも働き続けたい方とか不労所得などがある方については、老後以降も給付金以外の収入があるため、一概に「2,000万円準備しなければならない」というのは当てはまりません。
つまり、「65歳から死ぬまでに2,000万円手元にあればいい」ということですね。
世間の貯金額の現実
一般的には平均を算出しますが、平均ですと一部の富裕層の影響で高く出てしまいますので、ここでは中央値をご紹介します。
「老後2000万円」問題
「不適切」と金融庁謝罪/「100年安心」の年金は安定問題なのは、老後に必要とする生活水準や資産状況が個々に応じて異なる中で、高齢夫婦無職世帯における老後の生活資金が「月5万円」「30年で2000万円」赤字であるかのように表記した点です。https://t.co/kBJi1aEiVy
— 公明党 (@komei_koho) June 18, 2019
ただ、数字で見れるのは平均値や中央値くらいですので、転機において選択した結果がどうなるのかはその人次第です。なお就職時、長年の不景気の影響を受けたことにより年収の上げ幅が小さい場合もあり、年齢相応の貯金が出来ないこともあります。
そんな背景があるからか、後述しますがひとつ前の世代である50代の中央値と、大きく引き離されているのが現実です。
そのため時に貯金0という方も居るようですが、この世代では特に珍しくありません。
50代は就職氷河期の難を逃れ無事就職、そのまま定年までと言うパターンが少なくないのが影響していると言えるでしょう。
老後の備えができないケースも
となると、とても老後の備えや貯金などを考えている場合ではなく、明日命をつなぐためにどうすればいいのかという方向に着眼してしまいます。
そのため「2,000万円必要」とか、世代別の貯金額を紹介することで焦る方も居ると思いますが、まずは目前の問題を解決するよう一歩一歩前進することだけを考えましょう。
貯金はいつから始めても遅くはありません。
老後の備えとして2,000万円が準備出来ないのであれば、老後から何かを始めても別にそこは構わないのです。
どうすれば老後の備えができるのか
貯金の方法を考え直す
2,000万円は非常に高額です。
少なくとも、「何となく」の貯金で達成出来るほど甘くはありませんので、きちんと貯金を考えられている方であったとしても、一度貯金の方法だけは考え直してみるのがベターと言えるでしょう。
ただし、考え直すにしても自分の収入に見合った貯金方法を選択しなければ、後に破たんとなってしまうので要注意です。
老後の備えを意識して計算すると、今の貯金では全く足りずに焦ってしまうケースがありますが、慌てず身の丈に合ったやり方を選ぶべきでしょう。
口座を分けて貯金をしていくのか、逆に口座を絞って貯金をするのか、また利率の良い貯金へ鞍替えするのかなど、方法は様々ですのでご自身に見合ったものを今から考えることが重要です。
あなたが貯金できない原因6選!理由を知り改善を図ろう!
退職時期のお金の出入りを見直す
となると、老後の備えが2,000万円必要であることを考慮すると、貯金のウエイトとして占める割合はおそらく最大になるでしょう。
だから無駄使いをしないようにする、どの程度貯金をすべきなのか等、見直しが必要となるのです。人は大きなお金を手にすると、つい高額な商品だとか旅行などといろいろ使ってしまいがちです。
終わってみれば2,000万円にはほど遠い…なんてことにならないよう、今の内から退職金などについて見直しを図り、適切な使い方が出来るように考えておきましょう。
現在のお金の出入りを見直す
収入が低いなどのどうしようもない理由もあるものの、節約出来たり多少の我慢でどうにかなる出費は決して少なくありません。若しくは、ちょっとした調整で老後の備えとして十分というケースもありますので、どのみち見直しは図っておいた方がいいでしょう。
もっと具体的に言うなら、毎日の食費や光熱費などの細かいところから、日常の買物や嗜好品、そして今の貯金額などが見直し対象となります。
徹底的に無駄を省くことで、これまでなかったところにお金が生まれる可能性があるので、大きな意味があると言えます。
収入を増やす
具体的には、現在の仕事では根本的に収入が足りないのであれば転職、今の仕事でもたどり着けそうならキャリアアップなどが基本でしょう。夫婦であるなら世帯収入を増やすべく、あなたが夫の立場であれば妻に仕事を促すなど、やれる手段は少なくありません。
若しくは、税金の関係で収入に限界がありますが副業をするなど、意外と世間はお金を作る手段が多いので何をするかはそれほど迷わないでしょう。
ただ、頑張りすぎると疲れてしまいますので、現在の老後の備えと相談しつつ適度に頑張り、長く続けることが重要です。
投資をする
株式やNISA、マンション経営などの不労所得、iDeCoがその中でもよく選ばれるもので、さらにはFX、バイナリーオプション、為替、ビットコインなど、世間には資産運用と呼ばれるものが溢れかえっています。
もっとも、どの程度お金が動くかは商品によって大きく異なりますので、しっかりと吟味した上で選ぶ必要があるでしょう。また投資というのは一定のリスクを伴い、さらに商品によっては、その商品の運用の仕方によっては元本を減らしてしまう恐れがあります。
さらに、あまり大きな投資をすると元本割れどころか破たんしてしまう可能性もあることから、慎重な運用が求められます。老後の備えがまったく足りず、焦る傾向のある方にはありがちですので、上記を念頭に置いてリスク管理だけはきちんと行うようにしてください。
なお投資と聞くとすぐにリスクを考えてしまう方も多いのですが、投資の商品には投資信託や為替などの、あまりリスクがないものも少なくありません。ミニ株やポイント株などは、数百円数千円で始められますのでかなりお手軽で、入門編としてはぴったりです。
同じ投資でもまずはこのあたりから試してみて、投資の感覚を掴むところから始めるといいでしょう。
感覚をある程度掴んだ後、少しずつ株式などに移行して利益を上げていくのが、資産運用としての理想の形となるでしょう。
逆に、早く2,000万円に届かせたい気持ちが強いあまり、FXでレバレッジをしたり仮想通貨で身の丈に合わないやりとりをすると、大きな借金を背負ってしまいかねません。
うまく貯金をして理想の老後の備えを作ろう
いずれかの方法で上手く貯金をして、理想の老後を迎えられるようにしましょう。