子供の習い事にいくら掛かる?目安になる費用や習い事の選び方を解説します
幼稚園や学校で学ぶ以外に、習い事をさせて子供に知識や経験を積ませたいという人は多いことでしょう。しかし、実際に習わせようと思うと、費用はいくら掛かるのか、どのくらいを目安にすれば良いのか気になりますよね。
子供に習い事をさせる前には、実際に掛かる費用を大まかに知って、家計と相談しながら決めることが大切です。今回は、子供の習い事の費用を年代別・種類別に解説するほか、子供の習い事を選ぶ際の注意点もくわしくご紹介します。
子供に習い事をさせる前には、実際に掛かる費用を大まかに知って、家計と相談しながら決めることが大切です。今回は、子供の習い事の費用を年代別・種類別に解説するほか、子供の習い事を選ぶ際の注意点もくわしくご紹介します。
【年代別】子供の習い事に掛かる費用
幼稚園児の習い事に掛かる費用
公立幼稚園 | 私立幼稚園 | |
芸術文化系の習い事
(習字・バレエなど)
|
1万5千円 | 2万9千円 |
スポーツ・レクリエーション系の習い事
(サッカー・ダンスなど)
|
2万6千円 | 4万9千円 |
教養系の習い事
(幼児教室・英会話など)
|
1万9千円 | 3万5千円 |
文部科学省「平成30年度子供の学習費調査の結果について」
もちろんすべての幼稚園に当てはまる訳ではありませんが、幼稚園児の習い事にいくら掛かるのかの目安にしてみると良いでしょう。
小学生の習い事に掛かる費用
公立小学校 | 私立小学校 | |
芸術文化系の習い事
(習字・バレエなど)
|
3万5千円 | 9万6千円 |
スポーツ・レクリエーション系の習い事
(サッカー・ダンスなど)
|
5万5千円 | 8万3千円 |
教養系の習い事
(学習塾・英会話など)
|
3万7千円 | 9万7千円 |
また、中学受験をする場合は塾の費用も高くなりますから、習い事をする場合は家計に費用をしっかり組み込むことが大切です。
中学生の習い事に掛かる費用
公立 | 私立 | |
芸術文化系の習い事
(習字・バレエなど)
|
1万6千円 | 4万5千円 |
スポーツ・レクリエーション系の習い事
(サッカー・ダンスなど)
|
2万9千円 | 2万4千円 |
教養系の習い事
(学習塾・英会話など)
|
1万6千円 | 3万1千円 |
とくに私立の場合、エスカレーター式で進学するために成績は落とせませんから、入学後も学習塾に通わせることがあります。習い事の平均費用としては落ち着く頃ですが、継続に掛かる費用があることを理解しておきましょう。
【種類別】子供の習い事に掛かる費用
水泳
平均的な費用は月謝のみでおよそ5千円〜1万円ほどですが、これとは別に水着・ゴーグル・スイミングキャップなどの備品代が掛かほか、別途入会金が必要なこともあります。
英語・英会話
気になる月謝の平均費用はおよそ6千円〜1万円。ただし、各教室によって別途入会金が必要になったり、一カ月で受けるコマ数で変わったりすることがあります。さらに各教室独自の教材費が掛かるケースもあるため、習う前には詳細な見積もりを取りましょう。
ピアノ
ピアノは月謝自体は5千円〜1万円ほどですが、楽譜などの教材費や発表会の参加費が別途掛かります。さらに、発表会で着せるドレスや正装も個人で用意しなければなりませんので、月謝以外にいくら掛かるかも考慮しましょう。
体操
体操の平均的な月謝は4千円〜6千円ほどです。しかしこれはあくまで一般的なコースの金額で、アスリートを育成するコースになると高額なる可能性もあります。また怪我に備えて加入する保険費用も必要なので、全体的にいくら掛かるかを把握しておきましょう。
学習塾・幼児教室
費用も年齢や通っている学校によって開きがあり、授業の予習・復習程度なら5千円〜1万円ほどですが、受験に向けた準備コースや指導になると5万円を超えることもあります。
学習塾・幼児教室の費用は、受ける教科数やコマ数によっても違いが出ますので、より正確な費用が知りたい場合は直接問い合わせてみましょう。
ダンス
ダンスに必要な備品はダンスシューズと練習用の服だけなのですが、発表会になると衣装を用意したりチケットを購入しなければなりません。しっかりと費用を知りたい場合は、月謝だけではなく年間でいくら必要かも調べておきましょう。
サッカー
そのため費用にも開きがあり、地域のクラブだと2千円〜3千円が目安ですが、本格的なチームだと7千円を超えることも少なくありません。このほかにも、ユニフォームやシューズと知った備品代・遠征費用・専用のジャージ代などが必要になりますので、下見や体験レッスンの際にくわしい情報を集めましょう。
子供の習い事はどうやって決める?
親がやらせたい習い事から決める
例えば、未就園児の年齢から水を怖がらせないために水泳習わせたり、習字で綺麗な字を書く練習をしてもいいですね。特にこれがいいという希望がないなら、親がやらせたい習い事から決めてみましょう。
子供のやりたい習い事から決める
子供の本人にやる気があると、習い事にも積極的になり達成感や自信が得られます。子供にやりたい習い事がある場合はしっかり話し合い、できるだけ優先してあげると良いでしょう。
家計を見直していくら捻出できるかで決める
無理な費用は家計を圧迫し、せっかく子供が喜んで学んでいても続けさせてあげられなくなります。まずは家計を見直していくらなら出せるか検討し、可能な金額内で習い事を選んでみましょう。
子供の習い事の費用を見極める際の注意点
家計に無理がない費用かどうかを確認する
黒字がそこまでない場合は、家計そのものを見直してみてください。例えば、被服費が少し多めならそこを削ったり、遊興費が余り気味なら少なめに設定し直したりすると、家計に大きく響くことはありません。家計に無理がないのはいくらなのかを確かめ、習い事の費用に計上してみましょう。
入会金・初期費用まで含めて考える
これを見落とすと思わぬ出費になってしまい、貯金を崩したり家計を切り詰めたりしなければなりません。習い事を始めるときは、入会金・初期費用も含めて考えましょう。
習い事に必要な備品代・諸費用も考慮する
こうした費用は毎月ではありませんが、一気に揃えるとそれなりの金額になりますから、日頃から少しずつ貯めておくことも大切です。習い事の費用には備品代・諸費用も必要であることを頭に入れておき、それも含めて習えるかどうかを見極めてみましょう。
子供の習い事は費用がいくら掛かるか・家計に無理がないかよく確認してから決めよう
一番良いのは、習い事の掛かる月謝・入会金・初期費用などをあらかじめ調べておき、現在の家計を見直して検討することです。家計に無理がなければ安心して楽しく習い事を続けられますので、よく確認してから習い事を選んでみましょう。