スーパーの安い食材はこうしてゲット!買い物上級者を目指すには?
スーパーで安い食材を買っているのになかなか食費が減らないとお悩みの方は、今一度自分の買い物スタイルを見直してみませんか?今回はスーパーの食材について、安く購入するための方法やおすすめ食材、そしてさまざまなスーパーの形態と特徴を紹介します。賢く買い物して、安い食材で上手にやりくりしましょう。
安い食材はこうしてゲットしよう
特売チラシは情報の宝庫
チラシに油性マジックで印を書き込んでチェックして買い物に持参する方法もありますが、見づらいうえに見落としをするおそれがあります。面倒でもメモ用紙にリストアップしておくと、確実に商品をゲットできます。リストアップするときに、必要個数もあらかじめ決めておきましょう。特に生鮮食品は、買いすぎて使いきれず泣く泣く処分することのないよう、十分考えてから決めてください。
そして実際にスーパーに行ったら、リストアップした商品以外は絶対に買わない、という強い意志も忘れないでください。事前にチラシとにらめっこしながら吟味した商品こそが、自分にとって本当に必要な商品のはずです。現金で買い物をするなら、先に合計金額を計算しておき、必要分だけを財布や封筒に入れていくのをおすすめします。
見切り品を見逃さないで
見切り品を見つけやすい時間帯は、開店直後や閉店前です。開店直後は、前日の売れ残り品がかなり値下げされている場合があります。店によっては、半額どころか7~8割引まで下げています。閉店前は、生鮮食品だけではなく惣菜も割引しています。すぐに冷凍すれば、市販の冷凍食品よりも安く買えてお得です。
店によっては、見切り品が多く出る時期もあります。例えば棚卸しの前日は、商品入れ替えのためにそれまでの商品を見切り品として販売します。また年始や改装工事の前日なども、大量の見切り品が出る可能性があります。いつも通うスーパーの動向に目を光らせていると、見切り品に狙いを定めやすくなります。
食材の旬を知る
食材の旬は、インターネットで簡単に検索できます。月別の旬を紹介しているサイトは、その都度確認してすぐ参考にできるので便利です。逆にお気に入りの食材の旬を調べて、その時期を狙って購入するというやり方もよいでしょう。
旬の食材でも特に注目すべきは、なんといっても地元の食材です。流通のコストが削減できるので新鮮な食材を安く買えるうえに、その地域の食文化にもマッチしています。近年は地産地消が推奨されているのもあり、地元の良さを再確認するきっかけにもなります。
安い食材をバランス良く
肉や魚は輸入品や冷凍品を
肉は鶏・豚・牛の大きく三種類が主に出回っていて、特に安いのは鶏の胸肉です。脂が少なく淡白な味わいながら栄養価は高く、ヘルシー志向の節約家にはありがたい食材です。また、砂肝やハツなどの内蔵部分も比較的安く売られています。豚肉や牛肉は、国産より輸入品が安くなっています。
魚は地域によって売られている種類に違いがありますが、全国的に年中手に入り安価なのはブリやサバサバです。冷凍だと、さらに安くなっている場合が多いのでおすすめです。注目すべきは魚のアラで、カマや目玉などいろいろな部位を格安で楽しめます。丸ごと一匹購入して、身は焼き魚にしてアラで出汁を取って汁物を作るのもよいでしょう。
野菜と果物は価格の下調べを
いつでも安く買える野菜の筆頭は、もやしや豆苗などのいわゆる発芽野菜です。料理のかさ増しになり栄養豊富なので、積極的に使いましょう。にんじんや玉ねぎも、一年を通して価格が安定しています。最近は技術の進歩により、以前よりもさまざまな種類の冷凍野菜を見かけるようになりました。時期によっては生野菜よりも安いときもありますので、比較してから選びましょう。
果物はデザートやおやつのイメージが強いですが、ビタミンが補給できてお菓子よりも優秀です。もちろん、ソースやドレッシングなどに加工して料理にも使えます。地域特産の旬の果物は、地元のスーパーでも通常より低価格で売られていることが多いので、食卓の彩りとしていかがでしょうか。
価格が低め安定の加工食品
納豆や豆腐などの大豆加工食品は、高タンパク質低カロリーで優秀な健康食材です。どのスーパーでもセール対象になることが多く、家計の強い味方です。特に納豆や油揚げは冷凍保存可能ですので、底値に出会ったらまとめ買いするとお得です。
ハムやソーセージなどの肉加工品は、どちらかと言えば生の肉よりも割高になります。それに対し、ちくわやさつま揚げなどの練り製品は安く買えてボリュームもあります。また魚の加工品としては、ツナやさばなどの缶詰もコスパが良く長期保存可能で便利です。
いろいろなお店を利用してみよう
業務スーパーの商品は大量買いして冷凍
一般家庭なら、まずは長期保存が可能な食品を狙いましょう。冷凍食品は、使う分だけ解凍して残りは保存できます。乾物や調味料も長持ちしますが、量が多いので使い切れずに消費期限を過ぎてしまうおそれがありますので、こちらも冷凍保存をおすすめします。
惣菜やスイーツのなかには、あまり冷凍に向かないものもあります。そのような場合は、人数が集まるホームパーティーでの一品に加えたり、ご近所さんや友人と一緒に行って買い物後にシェアしたりすることで残さず使い切れます。買い時を見極めて、無駄のない買い物をしましょう。
安い食材を探しやすいネットスーパー
ネットスーパーを選ぶポイントとしては、まず価格が店頭と同じかそれ以上安いかどうかです。訳あり商品など、店頭では買えないものを扱っているところは要チェックです。そして送料も重要です。一定金額以上購入で送料無料になるのなら、店頭と同じ商品を購入しても移動費ゼロで済んで労力的にもお得です。
気をつけてほしいのは、手軽すぎてついつい不必要な買い物をしてしまうという点です。ネットでいつでもどこでも閲覧や検索がしやすく、さらに大量購入しても配達してもらえるのもあり、不必要な出費につながりかねません。あらかじめ予算を決めておくなど、財布のひもを緩めないための対策を考えておきましょう。
スーパーの利点を併せ持つドラッグストア
どこのドラッグストアも、ポイントシステムを積極的に導入しています。また、ポイント2倍デーや曜日・年代別のポイントアップデーなども充実しており、安い食材を購入するだけではなくポイントを効率良く貯められます。
ただ食材の種類に関しては、どうしてもスーパーの品揃えには及びません。乾物やインスタント食品はドラッグストアで買って、肉や野菜はスーパーで揃えるというように、食材に応じて使い分けると食費削減になります。
もったいないの精神を忘れずに
これまで捨てていた部分も、改めて見直してみてください。大根の皮できんぴらができますし、豚肉の脂身はラードとして炒め物に使えます。スーパーの安い食材を駆使して食卓を豊かにし、楽しみながら節約生活を満喫しましょう。