ホームパーティを主催するときや、子供と友達とのお泊まり会、季節の行事で親戚を招くときなどの、お客様をおもてなしするための料理は、できるだけ豪華でボリューミーなものを用意したいものです。しかし、お客様と自分が満足できるだけの量を作るとなると、どうしても材料費がかさんでしまいます。この記事では、そんなときに活用したい、節約食材を上手に使った、家計にも優しいおもてなし料理をご紹介します。

上手に使いたい節約食材

材料費の節約に向いている食材とは、値段の割にボリュームがあり、味に癖のない食材です。そのような食材には、実は低カロリーでヘルシーなものが多いので、健康に気を遣いたい方にもおすすめです。では、具材的にはどのようなものがあるのでしょうか。この項では、おすすめの食材について説明します。

豆腐

節約料理ではお馴染みの豆腐。冷奴や湯豆腐、味噌汁の具などのメイン級はもちろん、潰して挽き肉に混ぜるなど裏方としてもさまざまに活用できます。淡白で癖のない味わい故にいろいろな料理に使えて、さらに大豆からできているため低カロリー高タンパクで、健康面にも配慮できます。

しらたき

煮物やおでんなどの鍋物の具材として、冬場に大活躍するしらたき。ですが、それ以外の調理法が思い浮かばないという方も多いのではないかと思います。ですが、麺の代用、お米に混ぜて炊く、サラダに入れる、ハンバーグの具材にするなど、実は活用法の多い食材です。

また、しらたきはとても低カロリー・低糖質なので、ダイエット食材としてもうってつけ。主食に混ぜてかさましするのがおすすめです。

麩

小麦粉のグルテンからできた食材である麩。家庭で一般的に使われる焼麩は、乾燥しているため、味が染み込みやすく、戻し方や調理の仕方で、柔らかくとろけるような食感から肉のような食べごたえのある食感まで、さまざまな楽しみ方ができます。

麩の主成分であるグルテンは、グルテニンとグリアジンというたんぱく質が結合したもの。すなわち、麩は高タンパクかつヘルシーな健康食材であるといえます。

節約おもてなしレシピ

ここからは、実践編として、ここまで紹介してきた食材を使った、ボリュームたっぷりな節約おもてなし料理のレシピを紹介していきます。

豆腐ハンバーグ

手順
1.　玉ねぎをみじん切りにする。
2.　一口大に切った木綿豆腐をキッチンペーパーで包み、耐熱容器に入れて、ラップをかけずに5分ほど加熱し、粗熱をとる。加熱時間は様子を見て調整する。
3.　ボウルに、豚挽き肉、豆腐、玉ねぎ、薄力粉、塩、こしょうを入れて捏ねる。
4.　3を4分の1に分けて楕円形にし、空気を抜く。
5.　中火で熱したフライパンに油をひき、4を入れて焼く。焼き色がついたら裏返し、4分ほど蒸し焼きにする。
6.　火が通ったら器に盛り付け、ポン酢と小ねぎをかける。

しらたきの焼きそば風

手順
1.　キャベツ、人参を食べやすい大きさの短冊切りにする。
2.　しらたきを塩もみし、水で洗う。
3.　フライパンで油を熱し、しらたきを水気が飛ぶまで炒める。
4.　フライパンに人参、豚肉を入れ、肉の色が変わったらキャベツ、もやしを入れてさらに炒める。
5.　全体に火が通ったら、ソースを入れて混ぜ、器に盛り、青のりをかける。

麩のカツレツ風

手順
1.　水菜の根元を切り落とし、3cm幅に切る。
2.　水とめんつゆを混ぜ合わせたものに麩を入れて戻す。
3.　戻した麩に薄力粉、溶き卵、パン粉を順につける。
4.　油をフライパンに3cmの高さまで入れ、170℃に熱する。
5.　フライパンに麩を入れ、5分ほど揚げる。
6.　麩がきつね色になったら火からおろし、水菜と一緒に盛り付け、ソースをかける。

節約食材で豪華なおもてなし料理を！

節約食材を上手に活用することで、お客様にもご満足いただけるおもてなし料理を、家計に優しい値段で作ることができます。お客様を家に招くとき、お出しする食事の材料費がかかってしまって困っていたという方、豪華でボリュームのあるおもてなし用料理が作りたいという方はもちろん、節約食材には低カロリーなものが多いので、カロリーに気を遣いたい健康志向な方にも、この記事のレシピはおすすめです。この記事を読まれているあなたもぜひ、このレシピを参考に、実際に作ってみてください。