
食費節約でも旅行はここまで楽しめる!目からウロコの裏技集
食べ歩き以外の目的で節約旅行をするなら、最初に見直すべきは食費です。そのためには、具体的に何をすべきでしょうか?今回は旅行の際に役に立つ食費節約術を、食べ物の持参・現地での調達・宿泊施設の選択の三つの観点から紹介します。旅行に限らず、日常生活で使える内容も盛り込んでいますので、ぜひ参考にしてみてください。
家の食べ物を持参する
初日は外食ゼロで過ごす
出発の朝食はなるべく軽く済ませ、昼食は少しボリュームのある手作りお弁当にするのがおすすめです。もちろん、当日の朝にバタバタと作る必要はありません。数日前から少しずつ作って冷凍しておくと、落ち着いて出発のための準備に集中できます。また、昼にしっかり食べて夜はライトな食事にすることで、健康面においてもメリットがあります。
気になる夕食は、クーラーボックスに食べ物を入れておけば腐るのを防げます。電子レンジが備え付けてある宿泊施設を選べば、夕食に温め直してアツアツを美味しく食べられます。思いきってカップ麺やレトルト食品ばかりを並べて、非日常的な時間を楽しむのも旅の醍醐味のひとつです。あるいは、備蓄していた防災食を非常時の練習がてら食べてみるのもよいでしょう。
飲み物は極力買わない
最もおすすめの方法は、水筒の持参です。水で十分満足できる人は、補給可能な場所を見つけたら遠慮なく汲みましょう。旅行先が名水地なら、美味しい天然水が手軽にゲットできるチャンスでもあります。水では物足りないと感じる人は、粉末タイプのお茶やスポーツドリンクを用意すれば、水に溶かしていつでも飲めます。
サービスエリアや観光地の土産物店では、ドリンクの無料サービスを実施しているところもあります。事前に調べておいて立ち寄り、休憩がてら水分補給をすると節約になります。ただし、商品の誘惑に負けてついつい買い物をしてしまうと、節約作戦が水の泡になってしまいますので注意が必要です。
おやつは旅行の必須アイテム
とはいえ、何を持っていってもいいわけではありません。例えばチョコレート菓子は、気温が高い場所に長くいると溶けてしまうおそれがあります。スナック菓子は、乗り物での移動中にうっかり食べこぼすと座席が汚れます。そうなるとガムやキャンディーが無難ですが、一口大のクッキーのように食べやすいものもありますので、スケジュールと照らし合わせながら厳選しましょう。
ちなみに遠足ネタで必ず話題になるのが、バナナはおやつに含めるかどうかです。皮の処理が気にならない状況であれば、バナナは小腹が膨れるという点で食費節約に貢献します。小食な人なら食事代わりにもなりますし気温も影響しませんので、候補に挙げることをおすすめします。
現地でやりくりするのも節約の面白さ
スーパーマーケットはお買い得
スーパーマーケットを利用するメリットは、価格だけではありません。その土地ならではの食材や調理法を知る、絶好の機会でもあります。ご当地限定のお菓子やカップラーメンなども、土産物店より安く買えるところが多いです。
その土地特有のお惣菜と地酒を買い込み、ホテルの部屋でプチ宴会をするのもいいですね。食べて飲んで盛り上がり、眠たくなったらそのままゴロンと横になることができるのは、部屋飲みだからこそできる楽しみ方です。
現地の朝市でお腹を満たす
魚市場では、先着で温かい汁物などのふるまいを行っているところがあります。豊かな味わいの汁物は朝食代わりにもなり、食費を浮かせるにはもってこいです。試食コーナーも充実していますので、一周したころにはお腹いっぱいになりそうですね。
魚市場以外でも、町全体のイベントとして開催している朝市もあります。新鮮な野菜や果物、民芸品や日用品などを売るお店までもがところ狭しと建ち並ぶ様子は圧巻です。朝食目当てに地元民が集まる朝市では、焼きたてパンや定食を安価で提供しているお店もありますので要チェックです。
安くて美味しい地元の飲食店を攻める
インターネットで検索するのが手っ取り早いのですが、もしも旅行先のお店事情に詳しい知人がいるなら、そちらからも情報を仕入れましょう。お得な話だけではなく失敗談も合わせて聞いておくと、お店の最終的な絞り込みがしやすくなります。
事前に十分リサーチしたら、仕上げは現地で聞き込み調査です。ホテルのフロントや立ち寄ったお店で、果てはお散歩途中の地元老夫婦に、とにかくできる限り情報をゲットしてください。そしてようやく、満を持してお店に突撃!悩みに悩んで選んだお店の味はきっと格別ですが、勢い余って注文しすぎて予算オーバーにならないよう気をつけてくださいね。
宿泊施設選びが食費節約を左右する
朝食無料サービスでお腹も心も満たす
現在、ビジネスホテルをはじめとする多くのホテルで、朝食無料サービスが実施されています。ただし無料と言いながらも、宿泊料金が朝食込みの高め設定になっているところもありますので、しっかり比較検討してから決めてください。
朝食にはワンプレートスタイルとバイキング形式がありますが、圧倒的に後者がおすすめです。バイキングは和風洋風どちらにも対応している場合が多く、そのときの気分で好きなものを食べられます。また、無料の朝食をお腹いっぱい食べるようにすれば、前日の夕食やぞの日の昼食を減らせて食費節約になります。
自炊できる施設に泊まる
安くて新鮮な食材を使って自分で調理すれば、外食よりもかなり食費をおさえられます。食品アレルギーがある人も、自分の体に合うものだけを食べられるので安心です。料理好きな人は、旅先でゲットした食材を使って思う存分腕をふるってみてはいかがでしょうか。
さらに自炊できる宿泊施設のなかには、ペット可能なところもあります。ペットを連れて行けば旅の思い出が増えてペットホテル代も浮きますし、さらに自炊することで食費も減らせます。ほかにも客室温泉付きなど、施設によってさまざまな特典がありますので、それらも検討材料に加えてみましょう。
提携飲食店の利用
旅行先でどんなお店に行きたいのかを最初に決めておくと、宿泊施設を決める際に参考になります。ホームページを開設している宿泊施設の多くは提携飲食店を掲載していますので、じっくり目を通してどのくらいお得になるのかを調べましょう。
加えて、提携飲食店が多ければ多いほど、その宿泊施設は近隣との信頼関係が築かれているという証にもなります。特に食費を節約してでもそれなりの場所に泊まりたいと考えている人にとっては、判断基準のひとつにもなります。あらゆる角度から捉えてじっくり考えるのは、食費に限らずすべての節約に共通して言えることです。
お金をかけなくても美味しいものは食べられる
一方で、食費節約を重視した旅行は、行き過ぎるとつまらなくなってしまいます。控えるところは控えてここぞというときにはパーッと使う、というメリハリを持たせるのも大切です。自分たちだけのスペシャルプランを、ワクワクしながら考えてくださいね!