
低解約返戻金型終身保険とは?積立の選択肢としておすすめする理由
保険の加入を検討する際、種類で悩むこと多いですよね。
複雑で、どれが自分のライフプランに合っているのか判断は難しいところです。
今回は、低解約返戻金型終身保険について解説をしていきます。
貯蓄性の高い低解約返戻金型終身保険を積立の選択肢として検討してみてください。
今回は、低解約返戻金型終身保険について解説をしていきます。貯蓄性の高い低解約返戻金型終身保険を積立の選択肢として検討してみてください。
低解約返戻金型終身保険とは
では、低解約返戻金型はどんな特徴があるのでしょうか。
貯蓄性の高い終身保険
通常の終身保険よりも保険料が安いのが特徴。ただし、保険料支払い期間中に解約をすると、解約返戻金が少ないことは注意すべき点です。貯蓄性が高いというのは、加入してすぐからではなく、保険料を全て支払った後の期間、と考えてください。
通常の終身保険とはどう違う?
通常の終身保険よりも解約返戻金を低くし、保険料も低く設定。保険料の支払いが完了すると、解約返戻金は通常の終身保険と同じ率になります。ということは、無理なく満期まで支払いが完了できるかが鍵です。
保険を選ぶとき、保証を考えると高めの保険に加入することは少なくありません。
しかし低解約返戻金型終身保険の場合、不測の事態で保険料を払えないとなると、保証を受けられないどころか損をしてしまいまうので注意が必要です。
貯蓄のために加入する際に気を付けておきたいこと
と言うのも、先ほどからお伝えしていますが途中で解約すると損をしてしまうこと、またマイナス金利の今、以前ほどの返戻率ではなくなってきているからです。また、低解約返戻金型終身保険はインフレに弱い側面もあります。
数十年をかけて返戻率を100%以上にするなら、投資信託など資産運用で貯蓄をしていった方が効率的であるのは否めません。
低解約返戻金型終身保険の活用法
老後の資金として
老後の資金は、独身者であっても2000万あった方が良いとも言われます。残念ながら年金だけでは十分な資金とは言えないのが現実です。もしも、フリーランスであったとしたら厚生年金分がないのも補填しなければなりません。
早い段階で老後の蓄えとして資産形成を始めましょう。
教育資金の準備として
また、教育資金が不要となった場合は継続して貯蓄を続けることが可能です。学資保険か低解約返戻金型終身保険かを選ぶときはプランナーに相談してみるのが良いでしょう。
自分のお葬式代として
自分のことは自分でしたい、と考える人は多いでしょう。葬儀の大きさにもよりますが、一般的には200万円、火葬のみであっても20万円はかかります。戒名の料金や、盛大に通夜から執り行うならその費用もかかるので、現実的に結構な出費になることもあります。
低解約返戻金型終身保険は遺族の生活までをケアできるほどの保険金は確保できません。「葬式代」の準備と捉えるのが良いでしょう。
低解約返戻金型終身保険をおすすめする理由
他にもおすすめできる理由があります。解約しないことを前提に考えたとき、おすすめできる理由はどんなことがあるのでしょうか。
積立効率が高い
もちろん、外貨建ての保険などもっと積立効率の高い商品もありますが、リスクを取るか安定を取るかの問題もあります。低解約返戻金型終身保険はバランスが良い商品と言えるでしょう。
保険料が割安
「途中で解約しない」前提であれば、保証も付く上に将来の返戻率は高く保険料が割安なのはお得になります。「数十年お金を寝かす」と考えれば、同じ終身保険でも低解約返戻金型終身保険の方がお得でしょう。
元本割れのリスクが低い
資産運用で投資を選ぶ人もいますが、運用方法によっては当然ですが元本割れのリスクがあります。同じく、貯蓄性の高さが売りの変額保険も、運用状況によってはマイナスになることもあります。資産運用でお金に働いてもらうなら、誰だって元本割れは避けたいですよね。
途中で解約しなければ、終身保険としての返戻率は変わりません。
長期運用すれば、リスクが少ない商品なのです。
低解約返戻金型終身保険はこんな人におすすめ
ご自身が低解約返戻金型終身保険の加入に向いているかどうか、チェックしてみてください。
とにかく保険料を抑えたい人
終身保険は一度加入すると保険料は変わらず保証が一生続きます。定期型の保険は保険料を抑えられますが、保証の期間は限られているのがデメリットです。
満期後に新たに定期保険に加入するとなると、年齢に応じて保険料は高くなってしまいます。年齢が上がるとともに健康面の不安も出てきます。いざ保険の見直し、といったときに健康面から加入ができないのでは不安ですよね。
人生100年と言われる時代。保証は長く、そして安く継続できる方が安心です。
保証と同時に貯蓄したい人
子どもが小さいうちや、ご自身が働き盛りのうちは万が一何かあると生活が大きく変化してしまいます。「いつまでも健康」と胡坐をかいているのは、少し危なっかしい考えでしょう。自分に何かがあった後、確実にお金を残したい人は、貯蓄性の高い保険を選んで間違いがありません。
年齢が高く学資保険に加入するのが難しい人
死亡保険金には500万円×法定相続人の人数という相続税非課税枠があります。現金で残すよりも、税金対策になるのです。
独身にとって低解約返戻金型終身保険とは?
独身者にとっての低解約返戻金型終身保険の必要性を考えてみましょう。
貯蓄目的の終身保険加入はむしろおすすめ
正直、1人で生きていくのは気楽さもありますが「万が一」の不安もあります。自分で生活を面倒みないといけないので、お金はどれだけあっても良いものです。
貯蓄目的で低解約返戻金型終身保険に加入するのはむしろ独身者だからこそおすすめです。
独身でも父子家庭・母子家庭だと加入がおすすめ
それに、早いうちから加入していたら、親の介護が必要になったとき、介護費の捻出にもなります。介護には思っている以上の出費があり、長期間となる可能性も否定できません。ある程度の蓄えは必ず必要になります。
自分に何かがあったときのために低解約返戻金型終身保険に加入するのは生活を困らせない大事な選択です。
お金に余裕があるなら必ずしもマストではない
むしろ、自分でお金のマネジメントができるのであれば、投資で資産を形成した方が効率が良いでしょう。
保険は何かがあったときのための保証です。資産に余裕があるのであれば、次はインフレ対策ができる金融資産を保有するのも良いですね。
低解約返戻金型終身保険は積立の1つとして独身にもおすすめ
とは言え、資産運用を保険だけで行うのは効率が良いとは言えないのも事実です。ライフプラン及び資金状況に沿って運用方法を考えるのが大切です。
何のために貯蓄をするのか、またどれだけの額がいつまでに必要なのかを考えながら商品を選ぶようにしましょう。