安い食材でとことん楽しむ!美味しくて健康的な自炊のすすめ
新型コロナウイルスの影響により、自宅で過ごす時間が増えると共に、外食から自炊に切り替えようと考える人が増加してきました。一方で、一人暮らしなら外食の方が安いのではないか、という声も上がっています。
そこで今回は、自炊のメリットならびに安い食材を使った具体的なアレンジ方法を紹介しますので、一緒に自炊の楽しさを確認していきましょう。
そこで今回は、自炊のメリットならびに安い食材を使った具体的なアレンジ方法を紹介しますので、一緒に自炊の楽しさを確認していきましょう。
自炊はこんなにメリットがある
食費が減らせる
これまで全く料理をしてこなかった人にとって、いきなり三食オール自炊に切り替えるのはハードルが高いかもしれません。まずは、ご飯を炊くことからスタートしましょう。おかずのみを買うようにするだけでも食費は少し減りますので、だまされたと思って試してみてください。
休日だけ料理にチャレンジするのも、月のトータルで考えると食費削減になります。多めに作って冷凍しておくと、数日は外食せずに切り抜けられます。慣れてくると、休日にまとめ買いした安い食材を下ごしらえして冷凍保存し、忙しい平日の料理に役立てられるようになります。
健康や美容への意識が高まる
糖尿病や高血圧など、生活習慣病を抱えている身内が多い人は、遺伝的に同じ体質を受け継いでいるおそれがあります。生活習慣病は日頃の食事によって予防や改善ができますので、心当たりがある人はなるべく自炊することをおすすめします。
もちろん美容面においても、自炊は効果的です。ダイエットのみならず、ハリのある肌やつややかな髪には健康的な食事が不可欠です。安い食材で自炊して節約して、その分浮いたお金をコスメ代にまわすのもいいですね。男性も同様に、抜け毛や体臭に効く食材を使って自炊し、意識高い系を目指しましょう。
自分のために作る料理は楽しい
初めて挑戦するなら、自分の好物のなかで比較的簡単に作れそうなものを選びましょう。インターネットで調べれば、ありとあらゆるレシピがあふれています。特に、動画で解説しているレシピは、火の通し加減や調味料を入れるタイミングなどがわかりやすく、初心者向きです。
簡単なものが作れるようになったら、今度は自分流にアレンジしてください。安い食材をゲットしたときに、これを使ったらこんな料理を作れるかも、と頭に浮かぶようになれば、自炊生活はよりいっそう充実して豊かになります。
肉や魚を安い値段でたっぷり食べる
鶏むね肉は安いのに万能
超簡単でおすすめなのが、サラダチキンです。皮を外した鶏むね肉のかたまりとお好みの調味料をジップロックに入れ、たっぷりのお湯を沸かした大きめの鍋に放り込んで15分ほど中火でゆでるだけ!そのまま1時間ほど放置して、余熱で中まで火が通れば完成です。めんつゆなら和風、レモンとオリーブオイルでイタリアン、にんにくとごま油で中華風などバリエーション豊富です。
外した鶏皮も捨てないでください。ねぎの青い部分やしょうがと一緒にゆでると、美味しいスープがとれます。そのあとはカリカリになるまで弱火でじっくり炒め、鶏皮せんべいやサラダのトッピングにしましょう。炒めたときに出た油は、炒飯や野菜炒めに活用できます。
常に安定した価格のサバ
魚焼きグリルは手入れが大変なので、フライパンやオーブントースターで手軽に焼きサバを堪能しましょう。多めに焼いて余ったら身をほぐし、青じそや白ごまをプラスするとふりかけ代わりになり、常備菜として活躍します。定番のサバ味噌煮は、電子レンジを使えばあっという間で匂いも気になりません。市販の唐揚げ粉をまぶしてカリッと揚げて、ご飯のおかずや酒の肴にするのもいいですね。
サバの魅力は、和風料理にとどまらないところです。カレーやアヒージョなど、その日の気分で味にさまざまな変化をつけられます。身を叩いてつくねにして、焼いたり汁物の具にしたりすると、また違った味の変化を楽しめます。
便利でお腹がふくれる練り物
加熱の必要がない製品が多いのが、練り物のメリットのひとつです。ちくわの穴にきゅうりやチーズを差し込むだけで、ちょっとしたおつまみやお弁当のおかずになります。カニかまは、和え物やサラダに使うと見た目がきれいです。
もちろん煮ても良し焼いても良し、練り物は万能選手です。おでん以外にもあらゆる煮物料理で活躍し、味もしっかりしみ込んで旨みがさらにアップします。野菜炒めに加えるとかさ増しになり、肉が入っていなくても満足できます。魚肉ソーセージは洋風が得意で、トマトケチャップやホワイトソースに合います。いろいろな練り物を使って、自由にアレンジしてみましょう。
安い食材をバランス良く使ってヘルシーに
安い野菜を大量買いして冷凍
いつでもどこでも安い野菜はもやしで、そのまま冷凍保存もできます。袋から出して、そのまま調理できるのもポイントが高いです。炒め物も良いですが、おすすめはナムル!ゆでたもやしに鶏ガラスープの素と塩とごま油で味付けするだけの簡単さで、はしが止まらなくなる美味しさです。
安いうえにどんな料理にも使える玉ねぎは、冷凍することで甘みが増し、しかも調理時間を短縮できるといううれしいおまけ付きです。スライスやみじん切りなど、すぐに料理に使える状態にカットしてから冷凍しましょう。あめ色玉ねぎがあっという間に作れて、カレーやハンバーグがお店の味にグレードアップします。
安くて健康になれる大豆加工品
伝統的な日本食と言えば納豆ですが、白いご飯の上に乗せるものと決めつけていませんか?納豆は、トーストにもパスタにも合うマルチプレーヤーです。オムレツやお好み焼きの具にもなりますし、ゆでた葉物野菜と和えれば一品のおかずとして成立します。大豆仲間の油揚げの中に詰めて、オーブントースターで焼くのもおすすめです。
豆腐は冷奴で済ませずに、どんどん料理に活用しましょう。木綿豆腐は水切りすれば、炒め物にも使えます。絹ごし豆腐は泡だて器でクリーム状にして白みそを加えると、和風のホワイトソースのようになります。水で戻した高野豆腐をカリカリに揚げると、スナック菓子代わりに食べられます。
乾物は縁の下の力持ち
乾燥わかめはみそ汁の具材のほかに、サラダにトッピングしたりご飯に混ぜたりしても美味しいです。ミネラルを豊富に含んでいるので、毎日食べているうちに体調改善も期待できます。きのこやこんにゃくと一緒にごま油と炒めれば、超低カロリーのヘルシーなおかずができあがります。
野菜が高くて買えないときは、切り干し大根で乗り切るのもよいでしょう。びっくりするほど増えて、歯ごたえがあるのでお腹が満たされます。オーソドックスな炒め煮は、目先を変えてバター醤油味はいかがでしょう。サラダやグラタン、鍋料理の具材などいろいろな料理に使えます。
安い食材を駆使して自炊する喜び
安い食材を使っても、あれこれ工夫して自分が満足できる料理ができあがったときの充実感は、どんな高級レストランの料理からも得られません。安い、美味しい、そして楽しい自炊ライフ、あなたも始めてみませんか?