
住宅ローンの団信とは?メリットやデメリットについて
マイホームを購入する場合、必ず加入しなければいけないものがあります。それが団信です。住宅ローンを組む際に必須と言っても過言ではありません。
今回は団信に関する基礎知識やメリットやデメリットについて紹介していきましょう。
今回は団信に関する基礎知識やメリットやデメリットについて紹介していきましょう。
住宅ローンの団信とは?
団信とは一体どういうものなのか、マイホーム購入検討をしている人は参考にしてみてください。
加入が前提となっている
ただ、状況によっては数年待つことで団信への加入が出来る場合もあります。信用情報や健康上の問題であれば、数年待つことで団信への加入も難しくないはずです。
家族が困窮しないため
住宅ローンを組む際は一家の大黒柱が組むことになります。そのため、大黒柱が亡くなったことで家族が困窮しないためだと言われています。
例外もある
団信の加入はメリットもデメリットもあります。そのため、なるべく加入しておくべきですがプランによっては加入が前提ではないものもあるのでどちらがいいのかなどをしっかり聞いておきましょう。
団信の種類とは
三大疾病特約付き団体信用生命保険
通常の団信よりもこちらを契約する人の方が多いです。三大疾病は他人事ではなくなっていて、若い世代でも発症する可能性が高いからです。
八大疾病特約付き団体信用生命保険
特に糖尿病や高血圧症は若い世代で発症する人が増えています。そのため、発症するだけで残債が完済されることになっていたらかなり銀行側が大損をするのです。
通常の団体信用生命保険
そういった部分がないだけあって、保険料なども他のプランと比較すると安めになっています。
団信のメリット
どのようなメリットがあるのかを知ることでしっかりと加入すべきという気持ちを持つことができます。
借金返済義務がなくなる
ただでさえ大黒柱が死亡、もしくは障害状態になってしまうと生活に大きな影響が出ます。しかし、住宅ローンの残債がなくなれば住む場所だけは確保できるのです。
所得税の納税義務がない
団信の場合は債務免除益という利益が発生するのですが、死亡を起因とした残債免除の場合は被相続人の債務が相続人に継承される前に軽減されます。傷害が残った場合は、身体の障害に起因した免除益となるので所得税の課税にはなりません。
このように債務免除益が発生しても課税関係にならないので所得税の納税義務がありません。
家族への安心感
大変な部分はたくさんあります。でも、重要な暮らしに関することだけは問題を解決できるからです。
団信のデメリット
メリットとデメリットを比較して、どんな特徴があるのかをチェックしてください。
所得税控除が受けられない
団信の場合は受取人が団信の機構となっているので所得控除対象外となってしまいます。簡単に言えば家族や親戚ではなく、他人が受取人になっているので対象外と覚えてください。
基本的に団信を普通の生命保険と一緒に考えることはやめましょう。団信は特殊なタイプの生命保険だからです。
保険料が高くなりがち
実際に一般的な生命保険の方が保険料の支払い総額は安いという結果が出ています。
保証内容が薄い
団信は生命保険ではありますが、一般的な生命保険とは種類が異なるので比較すること自体が間違っているのかもしれませんね。
団信の注意点
どのような注意点があるのかを覚えておき、実際の契約の時に役立ててください。
健康状態を告知しておく
健康状態を隠して加入したとしても発覚した場合は一括返済などを求められることもあります。隠すことで一時的な免れはできるかもしれません。しかし、リスクが大きいので必ず健康状態の告知は忘れないようにしましょう。
団信に加入できない場合は、加入が必須とされていないフラット35などの選択肢があります。ただ、団信に加入できないと万が一の際に家族に負担がかかることも覚えておきましょう。
加入後の変更はできない
一般的な生命保険などであれば後からの契約変更なども可能でしょう。しかし、団信は生命保険と言っても一般的なものとは毛色が異なるので同じだと考えないでください。
なるべくなら疾病特約付きの団信に加入しておくことをおすすめします。成人病なども若い世代から発症するようになり、万が一が実際にやってくるケースがあるからです。
特に合併症を起こしやすい糖尿病などは成人病のひとつです。糖尿病はかなりの確率で発症する可能性があるので、いざという時のために加入はしておくべきでしょう。
借り換え時は別の団信への加入が必要
借り換えをする場合は、しっかりと現在のローンの返済金額と新しい返済金額の比較などをしっかりとしておくようにしましょう。比較をしっかりしておかなかったことで、結果として損をする借り換えになってしまったというケースもあります。
状況によっても変わりますが、借り換えは最初の契約以上に慎重になる必要があります。なぜなら、損をする場合はかなりの金額になってしまうからです。逆に負担を抑えたい人は年数は長くすることで毎月の支払いを抑えることができます。
住宅ローンの団信を上手く活用しよう
予想していない時にけがや病気を引き起こすこともあるからです。そのため、いざという時の備えはしておくようにしましょう。備えをしておかずに困るのは契約者本人ではなく家族だからです。
団信は自分のためではなく家族のために加入することを考えましょう。契約プランはいくつもあるので、自分の収入などに合わせて選んでください。