日本語だとそれぞれ違った意味があるのに、ファイナンスだと「お金」にまつわる全体的な単語になってしまいます。

ファイナンスとはお金の流れ。

経営する会社のお金がどう流れているのかを把握しておくのは基本です。ファイナンスに関する用語を解説していきます。

資金調達の方法は「直接金融」と「間接金融」の２種類。どのような違いがあるのでしょうか。

もしも自分が投資家であれば、購入する株式って安定性があるか、あるいは伸びしろがある面白い会社かになりますよね。ということは、投資家にとって魅力的な株でないと、直接金融での資金調達は難しくなるということです。

そのため、中小零細企業のファイナンスとして直接金融に頼るのはごく一部とされます。

ところで皆さん、銀行が舞台のあの「倍返し」なドラマって見てました？

あのドラマの１部で、主人公の父親は町工場の資金繰りに行き詰まり悲しい最後を迎えます。中小ベンチャーは銀行と良い関係づくりを目指すことが良いと言われるのは、資金繰りが間接金融メインとなるためです。

中小零細企業は担保や資金力が少なく、幅広い資金繰りとなる直接金融は困難。反面、国の助成金や補助金、またクラウドファンディングといった新しいファイナンス方法も登場しています。

融資を受ける人も、株式投資を考えている人も、それぞれどんな良いことがあるのか、チェックしてみてください。

直接金融で資金繰りをするメリットとしては、間に銀行を挟まないためマージンが発生しません。資金調達コストが安いことは企業にとって大きなメリット。

また、注目されれば多くの投資家から投資してもらえるのも魅力ですね。

投資家のデメリットは元本割れしてしまう可能性です。この元本割れのリスクが、中小零細に対して直接金融を困難にさせています。

銀行は預金者が預けたお金を企業に貸し付け、その利息で預金者に利息が支払われます。たとえ融資した企業が倒産したとしても、預金者のお金は守られる仕組み。

預金者として間接金融のメリットを考えると「預けたお金は守られる」ことです。

借入時に不動産を担保とすることもありますが、万が一倒産して返済が困難になった場合差し押さえられます。審査を通れば簡単に借りられますが、その分、資金調達コストが高いのがデメリットです。

これから独立して起業しようとするなら、どうやって経営を波に乗せていくのか、お金の流れはしっかり理解しておきましょう。