
冷蔵庫を賢く節電!最大で年間1万円の節約も可能な方法とは?
生活の必需品である冷蔵庫は、どうしても電気代がかかってしまいます。冷蔵庫は毎日使う家電だからこそ、少しの工夫で大きく節電することが可能です。冷蔵庫と冷凍庫の賢い節電方法をお伝えいたしますので、ぜひ今日から取り入れてみてください。
冷蔵庫の電気代っていくらくらい?
冷蔵庫・冷凍庫にかかる電気代は、一般的に全体の電気代の1%程度と言われます。しかし、数ある家電の中でも使用頻度が非常に高い家電であることは間違いありません。
毎日使う冷蔵庫は、どれほど電力を消費しているのでしょうか。
冷蔵庫の電気代は月どれくらいかかっている?
あくまで平均としてなのですが、1人暮らしで146Lの冷蔵庫の場合1ヶ月で650円、2人から3人暮らしで365L冷蔵庫の場合750円、それ以上で600L冷蔵庫だと650円ほどだと言われます。
小さな冷蔵庫の方が消費電力は少ないと思いがちではないでしょうか。ですが実際には冷蔵庫の大きさは関係がないことがわかります。
節約したいからと言って、小さな冷蔵庫を購入してしまうと、かえって逆効果になることもあるのです。
進化する冷蔵庫の省エネ機能
家電は新しいモデルが発売されるにつれて、性能も高機能となります。もちろん、冷蔵庫も例外ではありません。
SDGsが声高に言われる昨今、その進化は目覚ましく、地球温暖化や環境問題へも取り組んだ機能が搭載されています。
とくに「インバータ制御機能」は冷蔵庫のインバータを自動制御し、温度を細かく設定することが可能です。これにより、冷蔵庫内の温度を常に一定に保つことが可能で節電・節約になります。
従来であれば、インバータを回転させる/させないの選択でしたので、大きな進化ですね。
買い替え時は?
冷蔵庫はどれだけ安くても数千円で買うことができる家電ではありません。そのため、壊れた時が変え時!と古い冷蔵庫を使っている人も多いことでしょう。
しかし、古い冷蔵庫こそ消費電力がかさばり節約とは縁遠くなってしまいます。経済産業省資源エネルギー庁の調査によると、2007年と2017年では省エネ性能は約49%上昇しているのだとか。
10年で機能は大幅に進化しているので、ご自宅の冷蔵庫の買い替え時期の参考にしてみてください。
冷蔵庫の節約ポイント
では早速、冷蔵庫の節約ポイントをみていきましょう。
冷蔵スペースと冷蔵スぺ―スとでは、節電ポイントが変わってきます。毎日使う冷蔵庫だからこそ、こまめに節電を意識することが鍵となります。
これからお伝えするポイントを参考に、今の冷蔵庫の状態を確認してみてくださいね。
詰め込みすぎない
冷蔵庫に食品を詰め込みすぎている方って結構いるはずです。あなたの冷蔵庫も、節約のためと作り置きをして、タッパーがぎっしり、なんてことになっていませんか?
詰め込みすぎた冷蔵庫内は、せっかくの冷気がうまく循環しません。冷蔵庫内が均一に冷却できず、冷蔵庫が「冷やそう」と余分に電力を消費してしまうのです。
冷蔵庫の中は「どこに何があるか一目でわかる」程度に入れておきましょう。
粗熱は必ず取る
作り置きなどで熱い食品をタッパーに入れて保存する人も多いことでしょう。熱を持ったまま冷蔵庫に入れるのではなく、必ず粗熱をしっかり取ってから冷蔵庫に入れることが節電ポイントです。
熱いままだと冷蔵庫内の温度が一気に上昇します。すると冷蔵庫内の温度を一定に保とうと、冷却に電力を消費してしまい節約になりません。氷や保冷剤でしっかりと熱を取ってから、冷蔵庫に保存しましょう。
家族構成に合ったサイズを選ぶ
詰めすぎの防止や、設置の場所の問題を考慮すると、どれだけの量を冷蔵庫に保存するのかを買い替え時に明確にしておきましょう。
家族がたくさんいるのに、消費電力が小さいだろうと判断して小さめの冷蔵庫を購入すると、詰め込み過ぎで消費電力が上がります。
逆に、大きな冷蔵庫を買ったとしても、設置するスペースに余裕が無ければこれも消費電力を上げることに。「7割収納」を目安にして考えましょう。
開閉回数を減らす
冷蔵庫の開閉回数が多いと、冷気が逃げることで消費電力がかさばります。冷蔵庫からの出し入れはなるべくまとめてすばやく行い、出し入れを頻繁に行う食品は手前に置いて開閉の回数を減らしましょう。
一瞬にしてお目当ての食品を探し当てるには、冷蔵庫内に食品を「コ」の字に並べることがお勧めです。取り出しやすく、また詰め込み過ぎにならないので、節電になります。
冷凍庫は詰めた方が良い
冷蔵庫とは違い、冷凍庫には食品を詰め込むことで節電になります。冷凍された食品そのものが保冷剤の働きをするため、効率よく冷凍庫内の温度を下げることが可能です。
ただ、ギチギチに詰め込んでしまうと、今度はお目当てのものを探すのに時間がかかってしまいます。わかりやすく、それぞれにマーカーなどで食品名を書いて冷凍しておきましょう。
また、霜が原因となり、冷却機能の低下を招く場合があります。これは、霜が冷凍庫内の冷気の出る穴やセンサーを塞いでしまうからです。このため、定期的に霜掃除をすることも節電に繋がります。
隙間を開けて設置する
ネット上では「背面を壁から離さないと冷蔵庫の熱がこもる」というライフハックが出回っていますが、それは昔の冷蔵庫であった場合です。
昔の冷蔵庫は「放熱板」という冷蔵庫の熱を逃がす部品が背面についていました。そのため、冷蔵庫自体に熱がこもり、冷蔵庫を冷やす無駄な電力消費があり、節電のために壁から離していたのです。
しかし今の冷蔵庫の放熱板は内臓型や側面、上部に着いているものが多く、背面ぴったりでも問題ありません。
その代わり、冷蔵庫の上に物を置くのを避けて、側面に少し隙間を開けて設置するのが良いでしょう。
冷蔵庫は毎日の積み重ねで電気代の削減を!
毎日使う冷蔵庫だからこそ、少しの工夫で大きく節電することで電気代の節約に繋がります。面倒くさがらずに定期的に掃除をし、冷蔵庫内は詰め込みすぎないようにしましょう。
まとめ買いではなくその都度買いにすることや、もしまとめ買いをするなら冷凍ができるように工夫をするのも良いですね。少しの工夫で大きく節約できます!ぜひ実践してみてくださいね。