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給付型奨学金とは?最も利用される日本学生支援機構の内容や民間制度を紹介

給付型奨学金とは?最も利用される日本学生支援機構の内容や民間制度を紹介

奨学金の利用を検討している、あるいは奨学金を利用したことがあるという方は多いのではないでしょうか。経済的な理由で進学を断念することがないよう支援する目的として奨学金制度があります。特に、給付型奨学金は返済の必要がないため、受けられる恩恵は大きいと考えられます。 しかし、返済の必要がない代わりに申請の基準や条件が高いのではないかと考える人も多いかと思います。本記事では、給付型奨学金について貸与型との違いから、日本で最も利用されている日本学生支援機構を例にとって申請の基準や条件を紹介していきます。また、最後に給付型奨学金制度を採用している民間団体も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

奨学金の利用を検討している、あるいは奨学金を利用したことがあるという方は多いのではないでしょうか。経済的な理由で進学を断念することがないよう支援する目的として奨学金制度があります。特に、給付型奨学金は返済の必要がないため、受けられる恩恵は大きいと考えられます。

しかし、返済の必要がない代わりに申請の基準や条件が高いのではないかと考える人も多いかと思います。本記事では、給付型奨学金について貸与型との違いから、日本で最も利用されている日本学生支援機構を例にとって申請の基準や条件を紹介していきます。また、最後に給付型奨学金制度を採用している民間団体も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

給付型奨学金とは?

給付型奨学金は「もらえる奨学金」のことで、卒業後も返済の必要はありません。学生が経済的な理由や家庭の事情で進学を諦めてしまうことがないようにと導入されました。制度や条件によって、授業料や入学金の免除または減額などがあります。

返済の必要がないため、貸与型と比較すると選考基準も厳しくなります。

貸与型との違い

貸与型給付金は「借りる奨学金」のことで、在学中に支援された奨学金は、卒業後に自分自身で返済する必要があります。また、利子付きと無利子どちらの制度もあり、無利子の選考基準の方が厳しいため利子付きを利用する学生が多いようです。

しかし、給付型と比較すると条件が緩く借りやすい点から、貸与型を利用している学生は多いのではないでしょうか。注意しておきたい点は、返済の必要があるため将来の負担が大きくなる可能性があることです。

日本学生支援機構の給付型奨学金制度

多くの団体で給付型奨学金制度を導入していますが、ここでは学生から最も多く利用されている「日本学生支援機構(JASSO)」の給付型奨学金について詳しく見ていきましょう。

2020年度から新制度へ

日本学生支援機構の給付型奨学金制度は2020年4月から新しく変わり、より利用しやすい制度へ刷新されました。新制度となって変更された点は以下の3つです。

新制度の注意点

新制度の給付型奨学金を利用するにあたって、以下3つの点に注意してください。

・1つ目は、高校生の場合、奨学金は入学後の4月または5月に振り込まれることです。大学によっては入学前に入学金や授業料の振り込みが必要になるので、事前に確認しておきましょう。

・2つ目は、大学院への進学は給付の対象外となることです。日本学生支援機構の給付型奨学金は大学院進学での利用はできません。貸与型は利用できますが、給付型を利用したい場合は、民間団体の制度を利用しましょう。

・3つ目は、学業成績の不振により打ち切りがあることです。学業成績の不振や学ぶ意欲が欠如していると判断された場合、まず大学から警告の通知が来ます。その後も改善が見られない場合は、奨学金の停止や廃止といった処置が取られます。

採用基準について

学力、資産、収入の3つの基準を満たすことで利用が可能となります。各基準の詳細は以下の通りです。

支給額について

ここでは、私立大学を例にして支給額を見ていきましょう。

民間の給付型奨学金制度

日本学生支援機構の給付型奨学金にはない、大学院で利用できる民間の給付型奨学金を3つ紹介します。

経済的に進学が難しい場合は給付型奨学金を検討しましょう

現在日本では、すべての人が進学できるようにするための支援が多く存在しています。その中でも、給付型奨学金制度は返済の必要がないため将来の負担も少ないというメリットがあります。

最も多く利用されているのは日本学生支援機構(JASSO)ですので、奨学金制度の利用を考えている人は、まずはこちらの制度を検討すると良いでしょう。大学院進学での利用を考えている人は、民間団体の制度を利用することをおすすめします。

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