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真夏の暑さを乗り切ろう!無理なくエアコンを効率的に使う方法と節約術

真夏の暑さを乗り切ろう!無理なくエアコンを効率的に使う方法と節約術

真夏はエアコンを使うために特に光熱費が高くなり、他の出費も多くなりがちです。この記事では、光熱費を節約する方法や、知っておきたい冷房の効率的な使い方などについて、ご紹介いたします。

真夏はエアコンを使うために特に光熱費が高くなり、他の出費も多くなりがちです。この記事では、光熱費を節約する方法や、知っておきたい冷房の効率的な使い方などについて、ご紹介いたします。

真夏はエアコンが欠かせない!

真夏は、エアコンなどを1日中使用することが多くなるため、どうしても光熱費が高くなってしまう時期です。真夏のもっともピークとなる時間帯では、消費電力のうち、エアコンによるものが、60%を占めているとも言われています。

毎年のように夏の気温は上昇していることから、暑さが厳しい猛暑となっています。猛暑日には「エアコンをつけてください」と、ニュースなどで注意を促されるほどです。

厳しい暑さの中、電気代の節約のためにエアコンをつけずに我慢をしたために、熱中症になってしまっては元も子もありません。

また、夏は電気代だけではなく、レジャーや旅行、お盆などの特別な行事など、外出したり人に会う機会が多くなります。

その分、費用もかかってくることになります。また、暑さのため、飲み物などで出費をすることも多いです。そして、子どもがいる家庭は、夏休みということで、出費がさらに多くなります。

どうしても出費が多くなってしまう真夏でも、特にエアコンに関しては我慢をせずに乗り切りたいものです。効率よくエアコンを使う方法や節約術についてしっておきましょう。

エアコンを効率的に使うポイント

エアコンは、真夏には欠かせない家電となりました。なくてはならない家電とは言え、やはり気になるのは電気代です。

光熱費のなかでもかなりの割合を占めるエアコンを効率よく使い、節電につなげるポイントをご紹介いたします。

フィルターの掃除をする

エアコンのフィルター掃除は、エアコンを効率よく使うために必ずしておきたいお手入れです。

エアコンは冷媒ガスという物質が重要です。冷媒ガスという名前ですが、気体になったり液体になったりします。

冷媒ガスは、エアコンの本体と室外機をつなぐ配管の中を循環していて、室外機で熱い熱を吸い込み、冷媒ガスが液体となって冷たくなり、室内機でさらに部屋の空気の熱を奪って気化し、室外機へ移動します。

エアコンは、熱い空気を吸い込んで吐き出すという循環をおこないながら、部屋の空気を冷やしています。そのため、フィルターにゴミやほこりが付いていると、吸い込みに時間がかかることになり、電気使用量が多くなってしまい、その分電気代もかかります。

またエアコンは、冷房運転をすると、結露によって水分が発生しやすく、フィルターにゴミやほこりがあると、カビや臭いの原因となります。カビが付いたエアコンを付けると、部屋の中にカビがひろがることになってしまい、健康にも影響を及ぼす可能性があります。

フィルターの掃除の仕方

フィルターの掃除の仕方を改めて確認してみましょう。まずは、マスクや手袋を付けて、エアコンからフィルターを外して、新聞紙などを広げたものの上に敷きます。ほこりを吸い込まないように、マスクは必ずしておきましょう。

そして、フィルターの表側から掃除機でほこりを吸い取ります。裏から掃除機をかけないように注意しましょう。

その次に水洗いをします。古くなった歯ブラシなどを使って、今度は裏側から汚れをかきだしていきます。

エアコンはフィルターの裏から表側に風を送ります。そのため、汚れも裏側から表側に向かって水を流すと、汚れが落ちやすくなります。水で洗い流したら、雑巾などで水分を拭き取って、乾燥するまで陰干しをします。もしも水が残っていると、発火のリスクにもなります。

フィルターは風通しが良い場所で、吊り下げたり新聞紙に乗せて、完全に乾燥させましょう。そして、エアコン本体も、外側と、内側の手が届くところをしっかりしぼった雑巾で拭くことが大切です。

フィルター掃除の頻度

エアコンのフィルターは、2週間に1度程度の頻度で掃除をすることが理想だと言われています。

最近登場した、自動フィルター掃除の機能が付いているエアコンであれば、エアコンを頻繁に使う時期が始まる前に掃除をしておいた方が良いでしょう。

エアコンの室外機のお手入れをする

上で述べたように、エアコン本体と室外機は配管でつながっており、空気を吸い込み、排出することで部屋を冷やしています。

そのため、室外機が直射日光や反射光にさらされている場所にあると、多くの電気を使います。そのため、カバーなどで日陰を作りだすことで、省エネルギー効果があります。

室外機カバーの注意ポイント

室外機は、ただカバーを付ければよい、というわけではありません。カバーはさまざまな材質やタイプのカバーがありますが、適切な方法、時期を考えて付けないと、反対にエアコンの性能が落ちる可能性もあります。

エアコンを使用する時期には、室外機の四方を隠してしまうタイプのカバーは避けましょう。すべての面が覆われてしまうと、熱が排出されなくなってしまい、熱い空気をまた吸い込み、逆効果になります。

目隠しや劣化防止などを目的とした全面を覆うタイプの室外機カバーは、エアコンを使用していない時期に使いましょう。

室外機の上部分を隠す、屋根タイプのカバーは、むしろ汚れてしまう原因となることもあります。
エアコンの室外機は屋外で雨にさらされることを考えた設計となっています。雨水で汚れを落として、性能を維持しているのです。

室外機周辺の注意ポイント

効率よくエアコンを使うためには、室外機の場所や周りの物の置き方なども大切です。室外機は、裏側から熱い空気を吸い込んで、前面から排出する仕組みになっています。

前面に物が置かれていると、室外機の周辺に熱い熱が溜まっている状態になります。室外機の側面や前面部分には、物などでふさがないようにしましょう。

日差しの角度や向きをチェックする

室外機を設置している場所によっては、上からではなく、斜めや横から日が差し込むこともありますので、良くチェックしましょう。

カバー以外で日陰を作る

背の高い植物を置く、落葉樹を植えるなど、自然を活かして、日よけを作るという方法もあります。落葉樹は、夏に葉が大きくなるので、日よけとなります。プランターやアサガオなどでも、日陰を作り出すことができます。

また、室外機がある場所全体に、すだれを吊るしたり、大きめのサンシェードやレジャーシートを庇などから吊るすことによっても、日陰が作れます。

この場合は室外機から1メートルの距離を目安にして日陰を作るようにして、室外機の吹き出し口を覆わないように注意する必要があります。

室外機との距離も大切です。近すぎるところにカバーなどで日よけを作ると、日よけから熱が伝わってしまいます。

室外機のサイズを測って、大きめのサイズのカバーを選ぶようにしましょう。カバーの材質は、断熱や遮熱効果が高い素材にすると、高い効果が期待できます。

室外機も手入れをする

室外機のフィンに、ほこりやゴミが溜まってしまうと、前面に物が置かれている状態と同じく、空気の循環が悪くなり、熱が溜まります。年に2回ほど、枯れ葉や砂などを取り除いて掃除をしましょう。

室外機の裏側も同様に、枯れ葉などをよけておきましょう。室外機の横部分から水を出し、ドレンホースも詰まっていないかチェックすることも大切です。

エアコンの使い方を工夫する

エアコンを使う際にも、使うコツを知っておくことによって、効率よく部屋を涼しくすることができ、節電につながります。

扇風機やサーキュレーターを併せて使う

暖かい空気は上昇し、冷たい空気は下に移動します。エアコンのみだと、空気の温度にムラが生じて、効率よく冷えないこともあります。扇風機などを使う際には、エアコンの風下に置きます。

そして、できるだけ頭を天井に向けて回すようにします。もしくは、壁に風があたるように扇風機を稼働します。

空気がかき混ぜられ、効率的に冷えるようになるのです。暖房の時期にも同じようにすることで、効率よくエアコンの風を循環させることができます。

最初に部屋を換気する

熱い空気がこもっている部屋を冷やす場合には、エアコンのスイッチをすぐに入れるのではなく、一度換気をしてからにしましょう。

熱い空気をある程度外に出した後で、エアコンを稼働させることで、多くの電力を使用せずに済みます。

自動設定にする

エアコンの風量には、「自動」という設定があります。自動設定すると、もっとも効率が良く、快適に過ごせるように風量を調節してくれます。

最初は強風設定にして、設定の温度に下げ、その後、弱風、微風などに切り替わります。節約のつもりで、最初からずっと弱風や微風にしていると、設定温度までの時間がかかります。

また、稼働の時間を減らすために、強風でスイッチを頻繁に切ったり付けたりする使い方も、エアコンの負荷が上がり、多くの電気量を使うことになってしまいます。

設定温度を見直す

エアコンの温度設定と、室温の差が大きいと、その分電力を消費して、電気代が高くなります。設定温度を1度上げると、消費電力が5〜10%ほど抑えられると言われています。

設定を再度見直してみることで、電気代の節約につながります。

省エネルギー家電に買い替える

最新の家電は、省エネルギー性能が飛躍的に向上しています。省エネルギータイプのエアコンを使うことで、消費電力を抑えることができ、環境にも配慮することができます。

エアコンだけでなく、洗濯機や掃除機など、省エネルギータイプの製品も増えています。家電の買い替えを検討している場合には、省エネルギータイプの製品を選ぶことで、トータルで見ると節電につながります。

節電をしながら真夏を乗り切ろう

エアコンは、猛暑となった昨今の夏にはもはや欠かせない家電となっていますが、電気代も気になってしまいます。

エアコンのフィルターのお手入れを定期的にすること、室外機の周辺のチェックをして、直射日光が当たらないように日陰を作ること、そして、エアコンの使い方などを見直すことで、効率よく部屋の空気を冷やすことができ、電気代の節約にもつながります。

効率よく使うポイントを知っておき、エアコンを上手に利用して、真夏の暑さを乗り切りましょう。

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