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楽天のつみたてNISAとは?メリットや他社との比較、おすすめ銘柄を紹介

楽天のつみたてNISAとは?メリットや他社との比較、おすすめ銘柄を紹介

楽天証券は、つみたてNISAをするのにおすすめのポイントが揃った証券会社です。 つみたてNISAは国が行っている制度ですが、具体的に投資できる商品や、積立頻度、ポイント制度の有無などはそれぞれの証券会社によって異なります。できるだけお得につみたて投資を行うために、メリットが大きい証券会社を選びましょう。 楽天証券でつみたてNISAをするメリットや他社との違いを解説します。

楽天証券は、つみたてNISAをするのにおすすめのポイントが揃った証券会社です。

つみたてNISAは国が行っている制度ですが、具体的に投資できる商品や、積立頻度、ポイント制度の有無などはそれぞれの証券会社によって異なります。できるだけお得につみたて投資を行うために、メリットが大きい証券会社を選びましょう。

楽天証券でつみたてNISAをするメリットや他社との違いを解説します。

つみたてNISAとは

つみたてNISAは、2018年に始まった積立投資の非課税制度です。一般NISAに比べて、少額での長期・積立・分散投資に特化した制度となっています。

つみたてNISAで投資ができるのは、販売手数料がゼロで信託報酬が一定以下といった条件を満たす投資信託と上場株式投資信託(ETF)に限られます。長期・積立・分散に適した銘柄をあらかじめ金融庁が選定しているため、投資に詳しくない初心者でも始めやすいといえるでしょう。

なお、つみたてNISAを利用できるのは、日本に住んでいる20歳以上の人のうち、一般NISAをしていない人です。ただし、一般NISAからつみたてNISAへの変更は可能です。

つみたてNISAのメリット

つみたてNISAのメリットは、主に以下の6点です。

・投資の利益(運用益・分配金)が非課税になる
 
・あらかじめ手数料の低い投資商品が選定されている
 
・最長20年間の長期積立が可能
 
・少額から無理なく始めやすい
 
・つみたて形式なので売買のタイミングに悩む必要がない
 
・いつでも解約や積立停止ができる

初心者が少額から投資を始めるにもおすすめの制度だといえるでしょう。

つみたてNISAの注意点

つみたてNISAは非常にメリットの大きい制度ですが、注意点もあります。

・利用するためにはつみたてNISA口座の開設が必要
 
・購入できる投資商品が限られる
 
・購入金額の上限は年間40万円
 
・元本保証ではない
 
・その他の証券口座と損益通算ができない

初心者でも利用しやすいつみたてNISAですが、制度を理解した上で始める必要があります。

楽天のつみたてNISAの特徴・メリット

楽天証券のつみたてNISAは、特に楽天カードを持っている人や楽天ポイントを貯めている人におすすめです。楽天証券のつみたてNISAのメリットを5つ紹介します。

楽天カードでの積立でポイントが貯まる

楽天証券では、楽天カードを使って積立投資ができます。つみたてNISAの積立でも楽天カードを使えるので、なるべくクレジットカード決済をしてポイントを貯めたいという場合にぴったりです。

ただし、2022年9月買付分からはポイント付与率が変更予定である点には注意しましょう。現状のポイント付与率は、通常のお買い物と同じ1%ですが、2022年9月以降は、楽天証券が受け取る代行手数料が年率0.4%(税込)未満のファンドは還元率が0.2%に減少します。

代行手数料が年率0.4%(税込)以上のファンドであれば引き続き1%還元を受けられますが、つみたてNISAで投資できるファンドは基本的に手数料の低い銘柄が多いため、ポイント還元率が下がる可能性が高いでしょう。

とはいえ、現金で積立をする場合は一切ポイント還元がないことを考えると、カード払いにするだけで投資利益に加えてポイントも受け取れるというのは大きなメリットです。たとえば、つみたてNISAの上限である年間40万円のつみたて投資をした場合、還元率が0.2%でも年間800ポイント、20年で16,000ポイントももらえます。

積立に楽天ポイントを使える

楽天証券では、保有している楽天ポイントをつみたてNISAの投資に使えます。クレジットカード投資ができる証券会社は楽天証券のほかにもありますが、つみたてNISAでの投資にもポイントが使える証券会社は多くありません。この点は、楽天証券の非常に大きなメリットです。

投資できる銘柄が豊富

楽天証券でつみたてられる銘柄は、181本に及びます。つみたてNISAで投資できる投資商品は合計213本ですから、全体の85%近くを網羅していることになります。

取扱い銘柄数が豊富ということは、それだけ自分の希望に合った投資先を見つけやすいということでもあります。豊富な選択肢の中から、投資したい商品を選びましょう。

月100円から無理なく始められる

楽天証券のつみたてNISAは、月100円以上1円単位で始められます。100円程度であれば、投資に抵抗がある人でも始めやすいのではないでしょうか。もちろんポイント投資もできるので「毎月100円分だけ、現金を使わずポイントで投資する」といった使い方もできます。

毎日積立が可能

楽天証券では毎月1回の積立のほかに、毎日積立の設定が可能です。毎月1回ではなく、毎日少しずつ貯めていくことができるので「毎月1回の積立だとたまたま値下がりしたときに買って損をしてしまうのでは」と不安な方にも適しています。また「マイボトルを持参して毎日100円積み立てる」といった工夫もしやすいでしょう。

楽天証券とその他の証券のつみたてNISAを比較

つみたてNISAは、さまざまな証券会社が取り扱っています。楽天証券以外の主要なネット証券会社のつみたてNISAと、楽天証券のつみたてNISAを比較してみましょう。

SBI証券

https://www.sbisec.co.jp/ETGate

SBI証券のつみたてNISAでは、楽天証券とほぼ同等の高いレベルのサービスが受けられます。銘柄数はSBI証券の方が多く、積立サイクルで「毎週」が選べるなど、楽天証券を上回る点も複数あります。

楽天証券にするかSBI証券にするかは、使っているクレジットカードや付帯サービスに応じて決めるのがおすすめです。三井住友カードや住信SBIネット銀行を日常的に利用しているならSBI証券、楽天カードや楽天銀行を日常的に利用しているなら楽天証券が使いやすいでしょう。

ただし、ポイントをできるだけたくさん貯めたいという場合は、2022年9月以降も還元率0.5%以上が続くSBI証券がおすすめです。

マネックス証券

https://www.monex.co.jp/

マネックス証券のもっとも大きなメリットは、マネックスカードで積立をすると1.1%のポイント還元が受けられる点です。マネックスカードは初年度年会費無料、1度でもカードを使えば2年目以降も無料になるため、つみたてNISAを継続して行うのであれば、年会費無料のまま利用できます。

ただし、貯まったポイントを積立に使うことはできません。株式投資をするときの手数料や暗号資産との交換、他社ポイントへの交換のいずれかの方法を選択します。

松井証券

https://www.matsui.co.jp/

松井証券は、ネット証券会社でありながらサポートが手厚い証券会社です。クレジットカード積立ができないという難点はありますが、投資がはじめてで不安という人は松井証券を選ぶと安心かもしれません。

はじめて投資をする人向けの解説ページや、多彩なお客様サポートの紹介ページなども用意されていますから、確認してみましょう。

auカブコム証券

https://kabu.com/

auカブコム証券は、auPAYカードでの積立投資ができる証券会社です。貯まったポイントをつみたてNISAの投資に使うことはできませんが、基本還元率が1%と、2022年9月以降の楽天証券やSBI証券よりも高い点が魅力です。

マネックス証券に比べると還元率は低くなりますが、もともとauPAYカードを利用している方で、新たなクレジットカードを作るのに抵抗がある場合はauカブコム証券を選ぶのが良いでしょう。

楽天のつみたてNISAの始め方

楽天証券のつみたてNISAは、以下の3つのステップで始められます。ただし、その前の準備段階として、つみたてNISA口座の開設が必要です。楽天証券のつみたてNISA口座を持っていない人は、まずは口座開設をしてからステップ1に進んでください。

ステップ1.投資する商品を選ぶ

まずは、積立投資をしたい商品を選びましょう。「投信スーパーサーチ」左側の検索条件で「つみたてNISA」にチェックを入れて、人気の商品などを確認してみてください。

なお、つみたてNISAで投資する商品は、年間40万円以内に収まれば何種類でも問題ありません。ただし、投資信託はもともと複数の投資先に投資を行うため、ひとつ買うだけでも分散投資ができます。それほど多くの種類を買う必要はないでしょう。

ステップ2.積立設定をする

積立をする商品が決まったら、該当の投資商品の個別ページに移動して積立設定をします。「つみたてNISAで注文の方はこちら」と書かれた横の「積立注文」ボタンをクリックして、引き落としの方法と積立設定日を選択してください。

ステップ3.目論見書を確認して注文を確定する

「目論見書の確認」ボタンを押して、目論見書の内容を確認します。閲覧したら「確認」「同意して次へ」をクリックしましょう。「未確認の書面を閲覧する」をクリックすると、未閲覧の目論見書がまとめて表示されて便利です。画面に申込内容が表示されますから、取引暗証番号を入力して「注文する」を押せば完了です。

あとは、指定したタイミングで自動的に買付が行われます。

楽天のつみたてNISAの銘柄を選ぶポイント

楽天証券は、つみたてNISAで投資できる銘柄を数多く取り揃えています。3つのポイントに着目して、投資先を選びましょう。

信託報酬がいくらか

つみたてNISAで投資できる投資商品は、すべて販売手数料が0円です。しかし、それとは別に「信託報酬」と呼ばれる手数料がかかります。

手数料が高くても、それだけハイパフォーマンスな運用ができる投資先であれば、メリットを得られる可能性があります。しかし、一般的には、手数料がなるべく少ない投資商品の方が手元に残る利益を多くできるでしょう。

ファンドが異なってもベンチマークが同じならパフォーマンスに大きな差は出ません。手数料が安いほど手元に残る利益が多いため有利です。特に初心者の方は、なるべく信託報酬の少ない商品を選ぶのがおすすめです。

投資先がどこか

つみたてNISAで投資できるのは、主に投資信託です。投資信託は、商品ごとに投資先が決められています。たとえば「全世界の株式に投資する」「S&P500の値動きと連動した値動きになるように投資する」といった形です。自分が「将来値上がりする」と思う先に投資することが大切です。

また、投資先には「株式」「債券」「REIT」などの違いもあります。比較的値動きが大きいのは株式、ゆるやかなのは債券です。投資先を確認して、自分の投資スタイルに合う商品を選んでください。

純資産がいくらか

投資信託を運用するためには、ある程度まとまった資金が必要です。資金が不足している場合、投資信託としての運用を終えてしまう可能性もあるでしょう。長期間安定して運用を続けるためには、一定以上の純資産を保有する人気の銘柄を選ぶのがおすすめです。

具体的な純資産の金額としては、100億円以上がひとつの目安となります。

楽天のつみたてNISAのおすすめの銘柄5つ

楽天証券で買えるつみたてNISAの商品の中から、特に信託報酬が低く人気が高い5つの銘柄をご紹介します。

eMAXISSlim米国株式(S&P500)

米国の代表的な株価指数「S&P500」に連動する値動きを目指す投資信託です。信託報酬が0.0968%と低く、人気が高い銘柄となっています。楽天の全銘柄ランキングでも、買付ランキング、積立設定件数ランキング共に1位です(2022年7月現在)。

eMAXISSlim全世界株式(オール・カントリー)

日本を含めた先進国と新興国の株式への投資を行う投資信託です。全世界株式に投資する投資信託は「オルカン」とも呼ばれ、1本買うだけで分散投資ができると人気です。

ただし、全世界の株式に均等に投資を行っているわけではありません。「eMAXISSlim全世界株式(オール・カントリー)」は、全体の88.0%が先進国への投資で、なおかつアメリカが59.6%と半分以上を占めています。こうした内訳は目論見書に記載されているため、確認してみましょう。

楽天・全米株式インデックス・ファンド

中小型株も含めた米国の約4,000銘柄に分散投資ができる投資信託です。「S&P500」に連動する投資信託の投資先が大企業で構成されているのに対し、全米株式では投資先が米国の株式全銘柄で構成されます。

eMAXISSlim全世界株式(除く日本)

全世界の株式に対して投資する「eMAXISSlim全世界株式(オール・カントリー)」に対して、日本への投資を行わないのが「eMAXISSlim全世界株式(除く日本)」です。

より幅広く分散するという意味では、日本を含めた方が良いでしょう。一方で、日本の個別株投資などを行っている場合は、日本を含める必要性は高くありません。

楽天・全世界株式インデックス・ファンド

全世界の株式を投資対象とする投資信託です。「eMAXISSlim全世界株式(オール・カントリー)」とは運用会社が異なります。

基本的な値動きはそれほど変わりませんが、構成割合や信託報酬などが異なるため、比較して希望に合う商品を選択しましょう。

楽天証券でつみたてNISAを始めよう

つみたてNISAは、長期間積み立てることで資産形成を行う制度です。早く始めるほど複利効果を得やすくなるので、思い立ったときに始めるのがおすすめです。楽天証券のつみたてNISAならポイント投資ができますし、月100円からなので、誰でも気軽に始められるでしょう。積立設定も簡単ですから、ぜひ挑戦してみてください。

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