
いま電気自動車がおすすめな理由とは?メリットや選ぶ際のポイントも紹介

電気を動力源として走る電気自動車は、ガソリンやディーゼルなどの内燃機関を持たないため、二酸化炭素や窒素酸化物などの排出がなく、人や環境に優しいとして注目を集めています。本コラムでは、電気自動車の選び方や購入前に準備することなどを紹介していきます。
電気自動車を選ぶポイント
購入後、快適に長く利用するためにも電気自動車の選び方は重要です。電気自動車を選ぶ際は以下のポイントをチェックしましょう。
航続距離をチェック
航続距離とは、燃料を満タンにした状態で走行できる距離のことです。電気自動車はガソリンや軽油などとは違い、充電に時間がかかってしまいます。急速充電を利用したとしても、給油するだけのガソリンエンジンと比べれば時間がかかってしまうでしょう。
航続距離が長いほど充電頻度が少なく済むため、ドライブの行き帰りで充電をはさむことなく快適に運転ができます。
バッテリーの保証制度をチェック
電気自動車は長く繰り返し利用する製品のため、搭載されているバッテリーは高性能で大容量です。しかし、充電と放電を繰り返すことで劣化していくことは避けられません。
そこで、故障した際に補償が受けやすいよう補償期間や距離の長いモデルがおすすめです。また、どれくらいの劣化までが保証の範囲となるかは、メーカーによって異なりますのでそちらもチェックしておくと良いでしょう。
メンテナンスのしやすさをチェック
電気自動車は開発されてからまだ日が浅いため、メンテナンスや修理はディーラーで行うことがほとんどではないでしょうか。
国内メーカーのモデルであればディーラーも多くあるため安心ですが、輸入車などの販売網が限られているメーカーの場合は、ディーラーが近くにない可能性もあります。
購入前にメンテナンスや修理のできるディーラーが近くにあるか確認しておきましょう。
電気自動車を利用する4つのメリット
電気自動車には、ガソリン車にはないメリットがいくつも存在します。ここでは4つのメリットを紹介していきます。
①補助金がもらえる
電気自動車の購入時に、国や自治体から補助金がもらえることがあります。国からの補助金としては、CEV補助金制度が作られていて、最大85万円の補助を受けることができます。以下は補助対象のEVだけを抜粋して記載した表です。

また、お住まいの地域の自治体でも電気自動車に対する補助金制度が定められていることも。購入を検討中の方は、受けられる補助金があるかチェックしておきましょう。
②減税が受けられる
電気自動車の維持費として大きな出費となる一つが税金ではないでしょうか。電気自動車に適用される減税制度には「グリーン化特例」や「エコカー減税」などがあります。それぞれの軽減率は以下の通りです。
グリーン化特例の軽減割合

エコカー減税の軽減割合

③非常時の電源として使える
電気自動車に搭載されているバッテリーは大容量のため、災害による停電時などにバッテリー内の電気を利用することができます。
ほとんどの電気自動車にはAC100Vのコンセントが備え付けられているため、家庭用電化製品全般に利用可能です。
④環境にやさしい
電気自動車はガソリンを使わないため、二酸化炭素や窒素酸化物を発生させません。排気ガスによる大気汚染の心配もないため、人や環境に優しい自動車といわれています。電気自動車の普及は地球温暖化防止にも役立つでしょう。
電気自動車を購入する前に準備しておくこと
人や環境に優しい次世代車である電気自動車。購入した人、購入を検討している人が少しずつ増えてきているのではないでしょうか。そこで、購入前に確認しておいた方が良いポイントについて紹介していきます。
充電器を自宅に設置できるか確認する
電気自動車を走らせるためにはバッテリーの充電が欠かせません。自宅に充電器を設置できるスペースがあるか必ず確認してください。
充電器の種類には、スタンド型や壁面取り付け型など形が異なるものもあるため、自宅の駐車場に合わせた型を選びましょう。
専用アプリをインストールする

電気自動車を快適に乗りこなすために、EV専用のナビゲーションアプリや車種専用アプリなどのネットワーク機能が揃っているモデルがおすすめです。
カーナビとしての役割はもちろん、電力を節約するルート選びや充電スポットの検索など、電気自動車のためのサポートが充実しています。
人にも環境にも優しい電気自動車をマイカーにしましょう
少しずつ身近な車になってきた電気自動車。購入を検討している人は、補助金がもらえるうちに購入することをおすすめします。購入の際は、本コラムで紹介した購入前の準備や選び方をぜひ参考にしてみてください。