目指せFIRE!低所得でもFIREを目指すなら押さえておきたいポイント
毎日仕事をあくせく働いて一生を終わらせたくない!そんな気持ちでFIREを目指す若年層が増えています。現状は低所得であったとしても、FIREを目指すことは無謀なことではありません。そこで、低所得でもFIREを目指すなら、押さえておくべきポイントを解説していきます。
低所得でもFIREを目指すなら
現状から抜け出すために、まず何から始めるべきかをみていきましょう。
支出癖を把握する
次に娯楽にどれだけ使っているかも検証が大切です。この娯楽部分は、リタイヤ後も人生の充実に必要な部分となります。支出で無駄と感じる部分があれば、今から削減ができるようにしておきましょう。
必要な資産を計算する
具体的には、年間支出が250万円だとしましょう。必要な資産は25倍ですから、6,250万円を貯めることが、FIREのスタート地点に立つ、ということですね。
まずは積立投資から始めてみる
確かに、ただ働いて給料を銀行に預けるだけではお金は増えていきません。とは言え、初めから株式や不動産投資をするのもリスクが高く感じることでしょう。
そこで、まずは投資に慣れるためにもローリスクな積立投資から始めてみてはいかがでしょうか。こうして、お金にお金を稼いでもらうことに、少しずつ慣れていくことで意識が変わってくるのです。
プチFIREを視野に入れてみよう
そこで、考え方を変えて「プチFIRE」を視野に入れてみませんか?
まずは資産1000万を目指す
基本の生活費を10万円として、10年分の費用として1000万の貯蓄から始めます。完全にリタイヤするわけではありませんが、毎月10万円の収入、と考えるとセミリタイヤに近いですよね。この額であれば、正直アルバイトでも可能な額になります。
完全にリタイヤのFIREよりも、早い時点でFIREをスタートできるのも魅力です。
リスクが少ないプチFIRE
悠々自適に見えるFIREですが、いわゆる社会保障や信用といったものは下がります。土台だけ形成して、あとはガツガツ働かないスタイルに変えれば、ある程度の社会的信用も残したままセミリタイヤが可能になるのです。
働き方の多様性に向いている
これからも、もっと働き方は変化するでしょう。フリーランスとして活躍する人は増えていくと考えることができます。そのとき、プチFIREであれば月8万円ほど稼げば良いので、自分のやりたいことにチャレンジができるのです。
新しいタイプの働き方に対応し、しかも余裕を持って生活ができるのがプチFIREの利点と言えるでしょう。
低所得でFIREが無理だと思われる理由
ではなぜ、低所得だとFIREが無理だと感じてしまうのでしょうか。その背景を考えていきます。
投資に回す金銭的余裕がない
また、これは性格的な問題にもなりますが、自由に使えるお金があることで支出の額が増える人も少なくありません。少しずつ「自分へのご褒美」としてプチ贅沢をしてしまうこともあります。普段の支出の癖を見直すことが大事なのは、このプチ贅沢を見直すためでもあるのです。
価値観が変わらない
支出の部分で言えば、普段のちょっとした「会社の飲み会」に参加しないことで歩調を乱すと考えられたり、何かと「同じではない」ことに心的ストレスを与えられます。現状、会社員であることが日本では「普通」とされているのは否定ができません。その価値観の中でFIREをすることは、想像以上に困難が予想されるのです。
そもそも日本では難しい?
そもそも、FIREムーブメントの発祥地はアメリカです。ご承知のとおり、アメリカと日本では物事への考え方、働き方、社会保障が全く違います。会社員として終身雇用の考え方がまだまだ根強く、正社員であることがステータスとなる日本において、FIREでリタイヤすることは周囲の理解を得ることも難しいかも知れません。
FIREの意識を変えてみる
FIREは方法であってゴールではないため、もっと柔軟に意識を変えてみましょう。
「経済的自立」を理解する
将来的に金銭的な困難に陥らないために、お金を増やすことは大切です。そして、そのために必要な知識を得ることは人生を豊かにするでしょう。このfiを目標に投資をしつつ、FIRE前からFIREの土台を形成していきましょう。
リタイヤ後に精神的に困らないように、やりたいことや友達を見つけておくことが大切です。
FIREにも種類がある
セミリタイヤ型のFIREはサイドファイアとバリスタファイア。サイドファイアは自分のしたい仕事でセミリタイヤを、バリスタファイアはアルバイトでセミリタイヤをする方法です。自分に合ったFIREの方法を探っていきましょう。
自分の目指すFIREを考える
セミリタイヤを選んだとしても、自分より年下の社員に仕事の指示をされるのが嫌なのであればアルバイトそのものが向いている働き方とは言えないでしょう。自分はどんな風に社会と関わっていきたいのか、自分の目指す将来像をしっかりと理解をしておくことが大切です。
低所得でもFIREを実現させるには
目標金額を設定する
リーンファイアであれば、1億とまではいきませんがそれなりの額は必要になります。どのようにその額まで資産を増やすのか、投資に慣れていくのは必須です。また、自分がどれだけ質素な生活をしていけるかもキーポイントですので、支出の見直しもしていきましょう。
支出を抑える
支出を抑えながらもどうやって豊かな生活になっていくのかを模索した方が、仕事意外の充実を得ることができるでしょう。
副業を始める
フリーランスとして仕事をするのは、一見「気楽」に見えるかも知れません。ですが実際フリーランスとして働いている身からすれば、会社員ほど守られているものはない!と感じるものです。セミリタイヤしてから慌てないように、今から副業を始めて慣れておきましょう。
意識の変化と自分を知ることで低所得でもFIREは可能
その上で、自分の性格を吟味し、これからどのように働くことが人生の充実に繋がるのかを考えてみてくださいね。