タスマガジン|副業を頑張る人のお金の情報マガジン

副業農業は稼げるの?手順や販売方法の解説とおすすめの農作物も紹介

副業農業は稼げるの?手順や販売方法の解説とおすすめの農作物も紹介

最近話題になっている「副業農業」、気になっている人も多いのではないでしょうか。いきなり本業にするのは不安でも、副業にして趣味で楽しみながら稼げるならやってみたい!という人も増えてきています。 ぜひ副業農業の内容を知って検討してみてくださいね。今回は副業農業はどのくらい稼げるのか?手順や販売方法について詳しく解説します。

最近話題になっている「副業農業」、気になっている人も多いのではないでしょうか。いきなり本業にするのは不安でも、副業にして趣味で楽しみながら稼げるならやってみたい!という人も増えてきています。

ぜひ副業農業の内容を知って検討してみてくださいね。今回は副業農業はどのくらい稼げるのか?手順や販売方法について詳しく解説します。

副業農業で稼ぐ手順は?

副業農業に興味があっても、何の知識もないまま無理矢理はじめるのは失敗するもとです。副業農業はビジネスなので収益をあげることができなければ意味が無くなってしまいます。

まずは副業農業はどのようなステップで稼ぐのか?詳しく見て知っていきましょう。ここでは、副業農業で稼ぐ手順について説明していきます。

①農作物を決めて土地・農具を用意

副業農業をはじめるにはどんな農作物を作るのか、決まったら土地と農具の用意をします。最初のステップで作る農作物を決めるのは、農作物によって使う農具が異なるからです。

農作物はどんな種類でもいいのか?というとそうではなく、その土地や副業農業をはじめる季節によって扱いやすい農作物が違ってきます。特に副業農業がはじめてという人なら、最初は作りやすい農作物からはじめて、徐々に農業に慣れていくことも大切なことです。

実家が農家という状況なら土地や農具はすでに用意されているので、自分が作りたい農作物を決めれば直ぐさま副業農業をはじめることができます。

②農作物がつくれるように土を耕す

副業農業で作る農作物を決めたら直ぐに開始したいところですが、土地の状態も重要です。畑さえあれば農作物が作れるのかというとそうではなく、農作物が育つ畑の状態を用意してあげないとなりません。荒れ果てて栄養が全く無い状態では育つものも育たないからです。

まず無駄に生えている雑草を全て取り除いて、石を取って土だけの状態で柔らかくほぐします。そこへ肥料や栄養を混ぜて、農作物が元気に育つようにベッドを用意してあげます。

畑があまりにも広いと手作業や1人でおこなうのに無理が生じるので、時と場合でほかの人の手助けや草刈り機や耕運機を使うこともおすすめです。面積の小さな畑ならクワやシャベルといった農具があれば十分作業が出来ると思います。

③農作物を育てて作る

作る農作物が決まって基盤となる畑の準備もできたら、いよいよ農作物を作り育てていきます。農作物は種から育てるもの、株がもともとあるものなど種類がさまざまにあります。

あくまで副業として農業をおこなうことを頭に置いておいて、無理のない範囲で育てられる農作物からはじめることがおすすめです。農作物は実際に作ってみないと良し悪しや手順を覚えることはできません。まずは作ってみてコツや作りやすい種類を模索してみましょう。

④農作物を販売する

農作物が元気に無事に育ってきたらやがて収穫の時期が来ます。副業農業はビジネスですから、育てて終わりではなくて育った農作物を販売して売らなければ副業になりませんよね。

農作物を販売する前には収穫時期が来るまでに、どのような人をターゲットにするのか?どうやって販売するのか?を自分なりに決めておく時間が必要です。農作物の収穫をしてから決めるようでは、せっかく収穫できても育った農作物が傷んで駄目になってしまいます。

⑤需要が見込めたら土地の拡大を検討

実際に農作物を販売して売れ行きなど需要が見込めたら、もっと多くの農作物を作れるように土地を拡大するとより利益を手に入れることができます。農作物は育てるのに時間も手間もかかるし、少量の収穫ではほんの少しの収入しか生み出せませんよね。

土地の拡大は一気に広げるのではなくて、徐々に様子を見ながら段階的に拡大するといいでしょう。土地を拡大したら大型農具に変更して、より効率的に作業ができるようにします。農作物の育成と副業農業の繰り返しで収入が増えてきたら、ビニールハウスの設置もおすすめです。ビニールハウスなら季節や天候に左右されずに農作物を育てることができます。

今までとは違って電気代、水道代はかかるけれど、そのほかのメリットの方が断然多いです。雑草が生えにくくなり、害虫がつきにくくなるという点もあげられます。

副業農業で農作物を販売するには?

副業農業で農作物を作ったら、いかに効率良く多くの人に販売できるかが重要になります。1つの販売方法よりいくつかの販売方法を併用する方がいいですし、数人に販売するよりも数十人、数百人のひとに購入してもらうことができれば、多く収益化することができます。

ここでは、副業農業で農作物を販売する方法についてご紹介します。

友人・知人に販売

副業農業で収穫した農作物をはじめて販売する際は、まず友人や知人に購入してもらうといいです。いきなり公の場で販売することに抵抗があっても、友人や知人なら安心ですよね。

友人や知人へ販売する際はお互いに顔が知れているということもあって、信頼関係もあります。ただ金額は誰に販売するにしても同じにすることが大切で、人によって金額を変えてしまうと後で知れたときに信用を失うことにもなるのであまりおすすめできません。

一度金額を安く提示して販売してしまうと、友人や知人の場合はその後に金額を上げることが困難になってしまうので、注意して販売するようにしましょう。

ネット販売を試す

農作物の販売に慣れてきたら、ネット販売と対面販売を併用することもおすすめです。ネット販売は試しにやってみて、売れ行きが悪かったら止めることができるのがメリットです。

近年ネット販売は生活のなかで当たり前の手段になっていて、オークション、フリマアプリ、Amazonなどさまざまな場所で会わずに販売と購入ができるようになりました。ですのでこんなに便利なサービスを使わない手はないので、試しに販売してみましょう。

1か所でやってみてコツを掴んだら複数か所で販売するのもいいです。いつでも手軽におこなえる販売方法で、直接出向いて販売するよりも時間や手間も少なくメリットが多いです。

JAの直売所で販売

農作物の販売といえばJAではないでしょうか。JAは年配の人からの支持が高く、名前を聞くだけで農協が頭に思い浮かぶので、友人や知人と同様に安心感がある販売方法です。

JAは農協の直売場で、地元の農家さん達が農作物を販売していることでも知られていますね。地元の新鮮な採れたて野菜を安く安定した価格で購入できることから人気があります。

ただ副業農業をはじめておこなう人には厳しい面もあって、農協で販売するには農協の既定のルールがあり、大きさやかたちなどクリアしていないと販売できない点があります。

道の駅・産地直売所で販売

副業農業で少量からでも販売したいと思うなら、道の駅や産地直売場での販売がおすすめです。JAなどとは異なり金額は自分で設定できて、一定の数を揃える必要もありません。

道の駅や産地直売場は仲介卸者を何人も通さなくてもいいのもメリットで、地元の人だけでなくたまたまドライブや旅行で立ち寄ったという人への販売もできるんです。農作物の袋のなかに自分の農家のネット販売の案内などを入れておけば、その後の販売にも繋がります。

副業農業におすすめの農作物は?

副業農業で作る農作物は、その土地の環境やはじめる季節で選ぶ必要があるとお話ししましたね。副業農業の初年度はこの方法がおすすめですが、徐々に軌道に乗ってきたら自分でメリットのある農作物を選んで育てて販売することで、より効率良く収入が得られます。ここでは、副業農業におすすめの農作物をご紹介します。

①根菜類

副業農業で作る農作物のなかで1番のおすすめは、根菜類の農作物を作ることです。手間がかからず副業農業の初心者でも簡単に作ることができるからで、水やりの頻度が少ないこと、肥料を少なくして作れる、収穫までの時間が長いことなどがあげられます。

特に簡単でおすすめなのは、じゃがいも、さつまいも、サトイモなどで、種イモを植えて育てるだけで土のなかで成長するので、大人だけでなく子供にも作れる農作物なんです。

②ナス・トマト

副業農業で作る農作物で次におすすめなのは、ナスとトマトです。ナスとトマトは1つの苗から複数個の実がつき収穫できるので、生産効率が非常に良い点がメリットです。

さらに小さな畑でも作ることができるので副業農業の初心者にも挑戦しやすく、面積の狭い畑をレンタルしたという人にも作りやすい農作物の代表なんです。メジャーで主婦層からも需要の高い農作物は人気が高いのでおすすめな一方、ライバルも多い種類でもあります。

③単価の高い農作物

副業農業でネット販売をするなら、ほかではなかなか手に入らない農作物を育てて販売するのも1つの方法です。近所では見かけない珍しい農作物なら、単価が多少高くても食べてみたい!という興味本位からの購入も意外に多いものなんです。

また珍しい農作物は作り手も少ないのでライバルも少なく、面積の狭い畑でも作れるので副業農業がはじめてという人にも挑戦しやすいポイントでもあります。

珍しい農作物の場合は販売の際に、名前、特長、調理法などを一緒に入れてあげると親切で分かりやすく次もまた買いたいというリピーターをつけることもできます。

副業農業をはじめる際の注意点は?

副業農業は本業の傍らでおこなうことができ、趣味の一環ではじめられるのもメリットの1つです。副業農業は農作物が相手なので手間と時間がかかる点はデメリットでもあります。

副業農業は人と繋がる副業で、さまざまな魅力が詰まっていますが注意点もあります。ここでは、副業農業をはじめる際の注意点について説明します。

利益を回収するには時間がかかる

副業農業は初期費用がかかる反面、直ぐには利益を回収できないという注意点があります。作る物が農作物なのでどうしても手間と時間がかかってしまうため、今月来月でかかった費用が戻るくらいの収益は見込めない点がデメリットです。

1番かかるのは農具で、大型農具になれば数百万といった金額がかかることもあります。面積の狭い畑と農具をレンタルしておこなえば費用を安く抑えられますが、面積の広い畑でおこなう場合はおのずと費用も嵩むので、初期費用の貯蓄や融資が必要になってきます。

手順や販売方法など勉強が必要

副業農業は農業の手順や販売方法など、全て自分で勉強して覚えなくてはなりません。本業の傍らでおこなう場合は、副業農業の勉強時間の確保も必要になってきます。近所の農家さんやセミナーなどに参加して勉強する方法もありますが、ある程度は自分で学びます。

農作物を作る際の土地のこと、農具のこと、農作物の特長や新たな品種など、農業を続ける際に必要な知識は勉強し続けなけらばならない点は、時間の限られた人は注意も必要です。

自然災害による被害がある可能性

副業農業に限らず農業をやるからには、自然相手なので不作の時期があることを頭に入れておかなければならない注意点があります。自然災害による不作もそのなかの1つです。

近年地球温暖化による影響で、雨が降らない時期、雨が多い時期、気温の変化などが起きています。台風や地震など自然災害で不作になることも増えているので注意してください。

副業農業は小規模なら無理なく挑戦できるでしょう

副業農業は稼げるのか?副業農業の手順と販売方法について解説しました。

副業農業は収穫した農作物の金額は自分で決められることが多く、栄養のたっぷりな畑で作れば上手に収穫できて、徐々にコツを覚えて収益化することができるビジネスです。

初期費用がかかり自ら勉強しなければならないことも多く、自然災害で不作になることもあるので、このような際には収入が見込めなくなる可能性もあります。

メリットもデメリットもあるので両方を考慮したうえで、本業が疎かになることのない範囲内で副業農業をおこなうか検討するといいでしょう。

TOP