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健康保険や年金はどうする?退職後FIRE生活するために必要なこととは

健康保険や年金はどうする?退職後FIRE生活するために必要なこととは

セミリタイアでFIRE生活を目指している場合、注意したいのは健康保険や年金の問題です。退職後にやるべきことリストの重要なポイントとなります。 FIRE後の資金や生活費などの計算も大事ですが、健康保険の手続きを怠ってしまうと後々大変なことにもなりかねません。FIRE生活に入る前に健康保険などの手続きについて理解しておきましょう。

セミリタイアでFIRE生活を目指している場合、注意したいのは健康保険や年金の問題です。退職後にやるべきことリストの重要なポイントとなります。

FIRE後の資金や生活費などの計算も大事ですが、健康保険の手続きを怠ってしまうと後々大変なことにもなりかねません。FIRE生活に入る前に健康保険などの手続きについて理解しておきましょう。

セミリタイアでFIRE生活を目指している場合、注意したいのは健康保険や年金の問題です。退職後にやるべきことリストの重要なポイントとなります。

FIRE後の資金や生活費などの計算も大事ですが、健康保険の手続きを怠ってしまうと後々大変なことにもなりかねません。FIRE生活に入る前に健康保険などの手続きについて理解しておきましょう。

FIRE後の健康保険について

FIREを目指すために退職する場合、健康保険の選択肢は2つあります。1つは健康保険の任意継続、もう1つは国民健康保険に切り替える方法です。どちらかの手続きを行う必要があります。

うっかり手続きを忘れてしまうと、未加入となってしまうので注意しなければいけません。FIREを目指して退職後に健康保険を切り替える方法について、みていきましょう。

健康保険の任意継続

企業に勤めていた場合、社会保険加入であることがほとんどです。その場合、社会保険料の個人負担と会社負担の割合がどのくらいであったかによって、単純にその分の負担が増える計算となりますが国民健康保険の加入より安く済みます。

任意継続にした場合、勤務中と同じ被保険者資格を維持できるものです。扶養家族がいる場合でも、同様に継続できます。そして任意継続をできるのは、被保険者期間が2ヶ月以上ある場合となります。被保険者資格を維持できるのは、最長で2年です。

加入している健康保険にもよりますが、同様のサービスを継続できることもメリットです。

国民健康保険に切り替える

健康保険を任意継続にしない場合は、国民健康保険に加入する必要があります。国民健康保険の加入者はフリーランスや自営業者の人が入っている保険で、加入条件はありません。会社員でない場合は、ほとんどの人が国民健康保険に加入しています。

FIREのために退職をして健康保険を任意継続にしない場合は、国民健康保険への加入手続きを行います。扶養家族がいる場合、国民健康保険には扶養制度がないため家族もそれぞれ国民健康保険に加入することが必要です。

保険料は前年度の所得に保険料を掛ける所得割と、世帯の人数に対して計算する均等割があり、家族が多いほど高くなります。

健康保険未加入は罰則あり

FIRE生活をするためにお金を節約するのはいいことですが、健康保険まで節約するのはリスクが高いことになります。医療保険に加入するのは国民の義務であることを覚えておきましょう。未加入のままでいると、さかのぼって過去の未払い分まで徴収されます。

そして、何よりも医療費が全額負担になってしまうことが大きなポイントです。そのため、病気を放置したり健康診断を受けなかったりすると、大きな病気につながってしまいます。保険料の延滞が続くと、財産差し押さえなどとなるので必ず手続きをしてください。

FIRE生活を健康的に過ごすためにも大事なことです。

FIRE後の年金について

健康保険とともに手続きが必要な年金もどうしたらよいのか、セットで覚えておくことがおすすめです。会社員の場合厚生年金に加入していることがほとんどですが、退職をすると国民年金に切り替える必要があります。

健康保険の手続きを行う際に、同時に年金手続きも行うとスムーズです。60歳前のリタイアの場合は、国民の義務として必ず手続きを忘れないようにしましょう。

国民年金第1号に切り替える

会社を退職したら健康保険とともに、厚生年金から国民年金に切り替える必要があります。会社員や公務員は厚生年金を支払っていた第二号被保険者となりますが、国民年金に切り替えると国民年金第一号に変わるわけです。

FIREでリタイアをすることになると、厚生年金から国民年金に加入するため給付される金額が少なくなることを理解しておきましょう。そのため、年金を頼るという考え方は変えて自分で老後のお金を確保するという考え方に切り替える方がおすすめです。

国民年金も国民の義務なので、健康保険同様未払いは罰則となるのできちんと手続きをしましょう。

第三号被保険者の条件

第三号被保険者というのは、第二号被保険者に扶養されている人のことです。わかりやすいのは、専業主婦のような立場の人で配偶者や親が会社員や公務員の場合となります。FIRE生活をする場合あまりこの条件に当たる人は多くないかもしれません。

しかし、両親がまだ現役で配偶者が働いているケースでは、扶養に入ることは可能です。細かな条件がありますが、扶養に入った場合は国民年金納付の義務はありません。年金給付も受け取れるので、支払いの負担がないことはメリットです。

ただし、国民年金同様受け取り額は少ないため自分での準備も必要となります。

雇用保険について

会社で働いていたときは、雇用保険に加入しています。雇用保険に加入していることで、退職をしたときに失業保険を貰える資格があることになります。しかし、失業保険は失業の状態で働く意思がある等の条件に該当する方に与えられるものなのです。

つまり、退職して就職を探す間のために支払われるお金です。FIREを目指す場合、完全に仕事をしない人もいればアルバイトなどをする場合もあります。そのため、失業保険を貰えるかどうかは個人個人で変わってきます。

退職をすると「雇用保険被保険者証」が戻ってきます。これはもし再就職する場合に必要なので、保管しておきましょう。

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健康保険の切り替え方法

退職後健康保険を切り替える際の手続き方法について紹介していきます。健康保険の切り替えはどこで行うのか、どのような流れなのかなど知っておくといざというときに慌てずに済みます。

健康保険の切り替えに必要な手続きや必要なものなどいついて、詳しくみていきましょう。

任意継続する場合

健康保険を任意継続する場合は、資格を失った日から20日以内に手続きを行う必要があります。任意継続ができる条件は、退職によって被保険者の資格を失っていること、資格を失うまで2ヶ月以上被保険者だったことです。

条件を満たしている場合は、加入していた保険組合に申請書を提出します。申請書は各保険組合のウェブサイトなどでダウンロードなどを確認してください。申請書に必要事項を記入したら、保険組合事務所に提出するか郵送をします。

必ず資格を失ってから、20日以内に手続きを行うことを忘れないようにしましょう。

国民健康保険に切り替える場合

国民健康保険に切り替える場合は、自分が住む市区町村の役所で手続きを行います。国民健康保険に切り替える場合は、退職後14日以内に手続きを行う必要があるので注意しましょう。14日を過ぎても手続きはできますが、その分支払う必要があります。

国民保険に切り替える際に必要な書類は、加入用の書類です。それ以外に、健康保険資格喪失証明書・マイナンバーが必要となります。各自治体が管轄となるので、詳しい情報は各自治体のホームページを参照してください。

国民年金に切り替える場合は14日以内と短期間なので、早めの手続きがおすすめです。

配偶者や親の扶養に入る

退職後、配偶者や親の扶養に入る場合は家族が加入している健康保険の加入手続きを行います。扶養に入るためには、いくつかの条件があり本人の今後1年間が130万円以下、配偶者や親の収入が倍以上あることなどがあります。

FIREを目指す場合でも130万円を超える収入がある場合は、加入条件を満たさないことになるので注意しましょう。扶養に入る手続きは、退職後なるべく早く行うことで、手続き先は扶養してくれる家族の会社となります。

必要書類は、任意健康保険被保険者扶養者異動届・離職票などの収入の変動があったことが分かる書類などです。

退職日を決める注意点

FIREを目指すために退職を決めたら、退職日も考えて決める必要があります。会社の規定がある場合は仕方ありませんが、自分で決められるのであれば後のことを考えて設定することがおすすめです。

FIRE生活を送るための退職で注意したい退職日のポイントについて、みていきましょう。

月末に退職がベター

健康保険や年金などは、月末まで在籍していないとその月は被保険者になりません。そのため、月末に退職をしてしまうとその月は被保険者にならないというわけです。その場合、その月の分も国民健康保険や国民年金に加入しないといけなくなります。

会社負担がなくなるため、保険は多く払わなければいけないことになるので月末まで在籍をして翌月の1日退社がスムーズだと言えます。給料の締日などに準じて退職日を決めることもありますが、健康保険や年金に関する部分では月末まで在籍するのがベターです。

ボーナス支給を考慮する

ボーナスを支給する会社に勤めている場合は、ボーナス支給日に在籍をしていることがボーナスをもらえる条件であることが一般的です。健康保険や年金のことも考慮した上で、ボーナス支給の月の月末までは在籍しておくと良いと言えます。

会社によってボーナスの規定が異なるので、規定をしっかり読んでおくことをおすすめします。退職後、健康保険や年金を支払わなければいけないとなると、ボーナスがある方が断然安心です。

ただし、ボーナスをもらい逃げしたなどと言われないように退職の意思や引き継ぎなどをきちんと行うことが大事です。

有給消化をしておく

会社を退職する前に、有給がどのくらい残っているのか確認をしておきましょう。たくさん有給が残っている場合は、有給消化をしてから退職することもあります。その場合、実際には会社で勤務はしていませんが在籍していることになるので、被保険者のままです。

その場合退職日となるのは、有給消化する最終日となります。そのため、健康保険や年金の資格を失うのは会社を去った日ではなく有給消化した最終日の退職日です。有給消化があれば、時間に余裕ができるので手続きなども落ち着いてから行えます。

有給消化中にFIRE生活の準備ができ、手続きもしやすいので有給があるなら消化しましょう。

自分のFIRE生活に合う退職後の健康保険を選ぼう

退職後の健康保険や年金の手続きなどについて解説しました。早いリタイアでFIRE生活を目指す人は、健康保険や年金の手続きを忘れないようにしましょう。独身の場合は個人のことだけになりますが、配偶者や家族がいる場合は責任もあります。

会社という枠組みから外れることは自由さの魅力がありますが、何にも属さないということは自身で行うことが増えます。会社づとめが長いと会社をあてにしてしまうことも多く、やるべきことの多さに気づくことになるのです。

理想的なFIRE生活を健康的に過ごせるように、健康保険や年金の手続きは必ず行いましょう。

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