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昔の銀行は金利が高かった!低金利時代を生き抜くために必要なこと

昔の銀行は金利が高かった!低金利時代を生き抜くために必要なこと

今では信じられませんが、銀行にお金を預けていただけでお金が増えた時代があったのです。私も経験していませんので、夢のような話に思えるのですが、そんな時代って単純に羨ましいですよね。 今はお金を預けても増えないどころか、将来への不安が増えるばかり。低金利時代をどう生きていくのか、老後に対する不安を考えていきましょう。

今では信じられませんが、銀行にお金を預けていただけでお金が増えた時代があったのです。私も経験していませんので、夢のような話に思えるのですが、そんな時代って単純に羨ましいですよね。

今はお金を預けても増えないどころか、将来への不安が増えるばかり。低金利時代をどう生きていくのか、老後に対する不安を考えていきましょう。

今では信じられませんが、銀行にお金を預けていただけでお金が増えた時代があったのです。私も経験していませんので、夢のような話に思えるのですが、そんな時代って単純に羨ましいですよね。

今はお金を預けても増えないどころか、将来への不安が増えるばかり。低金利時代をどう生きていくのか、老後に対する不安を考えていきましょう。

昔の金利は高かった

いわゆるバブル景気を経験した人ならご存知なのですが、当時の日本は本当に皆「お金がある」状態だったとのこと。銀行の金利が高くて、お金を預ければ増える状態だなんて、今では信じられません。

どれほど高かったのか、ちょっとうらやましい側面を見ていきましょう。

80年にはなんと12%

日銀の出している資料を参考にすると、なんと1980年あたりは定期貯金にお金を預けておくと年利12%程度もあったのだとか。しかも、普通預金であっても2%の金利となっているので、今の定期預金よりもはるかに高い金利が付いていたのがわかります。

昔の銀行は資産が確実に守られて、高金利で運用出来る金融機関だったわけです。「今の若者はお金を使わない」なんて言葉が聞こえてきますが、当時は資産運用について特に考えることなく、預貯金しておけばよかった時代だったので同じ感覚にならないのは当然のことでしょう。

現在の金利

そんな羽振りの良い昔の銀行を経験していない私たちは、昔の銀行を知る人からすれば驚くほどの低金利でお金を預けています。メガバンクの定期預金であっても金利は0.002%が水準、金利が比較的高いネット銀行の金利であっても0.2%が水準です。

「お金を預けていれば大丈夫」といった神話は見事に崩れ去りました。昔の銀行とは違って金利がほぼ「無い」状態です。いずれ迎える老後についてお金の問題は早いうちから対処をしておいた方が良いのは目に見えています。

いつから金利が低くなった?

昔の銀行は金利が12%と高水準であったのに、いつからこんな低い金利になったのでしょうか。

転機となったのはやはりバブル景気の崩壊です。バブル景気崩壊後にあたる1990年代半ばから現在に至るまで、金利は低水準で推移しています。実に30年近く、金利は低いままなのですね。

日銀は「金利を下げることで民間の銀行から企業や個人がお金を借りやすい状況をつくる」政策を取っていますが、実生活には活かされていないように感じてなりません。

金融緩和は今も引き続いており、銀行にお金を預けても増えない状態が続いています。

老後のことを考えよう

昔の銀行は金利が高かったので、毎月給与があってお金を預けていたら着実にお金が増えたわけです。老後に貰える年金も心配がありませんでしたし、給与+αの心配は必要ありませんでした。

今の現役世代は、若いにも関わらず常に老後が付記纏います。耳が痛い話ですが、老後のことをここで考えてみましょう。

年金について

年金があるから老後は大丈夫!と考えられる今の20代30代って、正直いないに等しいのではないでしょうか。

何年も問題になっている少子高齢化にストップがかからない今、社会全体の経済状況を考慮すれば、年金の問題はますます深刻化しそうです。

日本では長い間デフレの状態が続いていますが、今後の経済動向によってはインフレの時代が来る可能性もゼロではありません。その上、消費税増税の可能性も否定できないでしょう。そんな中、年金だけで余裕で暮らせるのかというと、すでに疑問でしかありません。

退職金について

厚生労働省の発表を参考にすると、退職金制度がある会社は平均で80%となっています。約5社に1社は退職金制度がない計算になりますが、これからの働き方だと退職金の無い人は増えていくことでしょう。

とくに、フリーランスだと自分で退職金変わりになる資産を形成していかなければなりません。

勤めている会社に退職金制度があるかどうかは、就業規則で確認できますので、これを機に調べてみるもの大切です。

老後に必要なお金について

人生100年時代、と言われていますが、その長生きに必要なお金っていくらなのか気になりますよね。「老後には2000万」なんて聞こえてきますが、実際はどうなのでしょうか。

例えば、慎ましやかな生活をするとして、毎月15万円だとしましょう。定年後の20年間、85歳までだと考えると単純に3600万円必要になるわけです

もちろん、どこで生活するかにもよりますが「月15万」で足りるかどうか、しっかり考えておきましょう。

老後の不安と向き合ってみましょう

老後を考えるには若すぎる、ことも残念ながらなさそうです。悲しい話ですが、できれば20代のうちから老後をどうするのかは考えておいて損はありません。

不安の克服は、正面から不安と向き合うことで改善されます。ここで、老後の不安と向き合ってみましょう。

不安を感じる理由

老後の不安はお金が関係していることがほとんどでしょう。個人的にも、お金を充分に貯められるのか、居住は大丈夫なのか、介護は大丈夫なのかなど、衣食住の心配は大いにあります。

先ほどの老後に必要な資金の計算でも、3000万はあった方が良いのがわかります。厚生労働省の発表を参考にすると、95歳まで生存する割合は男性で10%以上、女性で25%以上ですし、今後さらなる長寿化もありえます。

長寿は素晴らしいことですが、同時に不安も増すのです。

収支の不安を改善するには

とにかくお金の心配を失くすには「貯める・無駄をなくす・運用する」を今からでも始めていきましょう。

無駄遣いはしていないかを徹底して考えて、今のうちから支出を減らしていくのも大切です。また、お金を貯めるために副業を始めるとか、長く働ける仕事を見つけるのも良いでしょう。

資産の運用は老後に有益ですが、得意ではないものに手を出すのはリスクがあります。着実にお金を増やせるように、今からお金の流れを気にしてみておきましょう。

健康維持も大切

医療でお金が出ていかないように、健康に気を付けるのも支出の節約に繋がります。生活習慣病と言われる糖尿病や肥満、高脂血症などは防ぐことができる病気です。飲酒・喫煙・運動不足などが祟ってお金が飛んでいく、なんてことはもったいない話ではないでしょうか。

もちろん、適度にお酒を飲んだり、好きなものを食べたりはストレスの緩和になります。過度にならないように、節制をして健康維持に努めましょう。

老後の資金を貯めるために今からできること

ではここから、具体的に老後資金の貯め方についてみていきましょう。

昔の銀行のように高金利であれば、お金を預けていれば大丈夫でした。ですが今は違います。気付いた「今」から、少しでも資金を貯めていように行動に移していきましょう。

着実に定期預金

まずは毎月確実にお金を貯めるために、着実な定期預金で土台形成をしましょう。先ほども少し触れましたが、大手メガバンクでも今や金利は0.002%です。そこで、できるだけ金利の高いネット銀行の活用を選択肢にしておきましょう。

ネット銀行は人件費がかからないこと、そしてまだまだ利用者が少ないことがあり、金利が比較的に高く設定されています。ネットであることに不安を感じる人も多いようですが、法令によって、個人預金者の預金は、預金保険制度によって保護されていますので安心です。

貯蓄型保険

将来を考えて、貯蓄型の保険の加入も良いでしょう。とくに個人年金保険は、老後の年金づくりのための保険です。年金形式で保険金を受け取ることができるので、公的年金以外に年金がある安心を得ることができます。

他にも、養老保険であれば、契約期間満了時に満期保険金が支払われます。満期を迎える前に万一死亡した場合や、高度障害状態になった場合であっても同額の保険金が受け取れるのが一般的です。

iDeCo

iDeCoとは、「個人型確定拠出年金」の愛称です。老後の資金を自分で積み立てる制度ですので、老後のお金の心配を軽減できるでしょう。

毎月掛金を積み立てて金融商品を運用することで、資金を積み立てていきます。掛け金は5000円から千円刻みで設定が可能。年に1度、掛け金の見直しができるので、自分の経済状況を考慮しながら無理なくお金を貯めていけます。

何よりも、60歳を迎えるまで途中で解約がしにくいのがiDeCoの強みです。確実に老後のお金を受け取るために、iDeCoでの資産運用を始めてみてはいかがでしょうか。

iDeCoのメリットについて

公的年金の+αとしてiDeCoを考えている人は少なくありません。途中で解約がしにくいため、確実に低リスクでお金を貯めることができます。

そこで、これからiDeCoを考えている人も、今始めてiDeCoを知った人も、iDeCoに魅力についてみていきましょう。

積立時のお得

iDeCo最大のメリットは、節税効果の高さです。iDeCoで支払う毎月の掛金は、なんと全額が所得控除の対象。自営業者であれば確定申告で、会社員であれば年末調整で所得税や住民税の課税対象となる所得からiDeCoの掛金を控除することで、所得税・住民税の軽減ができます。

ただし、途中で掛け金の支払いを停止し、溜まった資産の運用だけになるとこの控除は受けることができません。転職を考えている年度は掛け金を低くするなどして調整をしておきましょう。

運用時のお得

iDeCoで運用中に増えた利益には税金がかかりません。通常、投資信託の売買などによって得た利益や、定期預金の利息には20.315%の税金がかかります。ところが、iDeCoの投資信託による売買益や、定期預金の利息は課税対象となりません。

節税対策にもなる上に、効率的に老後の資金を貯められるのはとても魅力的ですね。

掛け金がお得

iDeCoの魅力は、毎月の掛け金が最低で5000円と安価なことにもあります。もちろん、はじめから高めの設定をする人もいますが、自身の経済状況を見ながら無理なく資産運用を続けることができます。

将来への不安が高まると、現在の生活のお金を押さえて投資に回す人がいますが、それは得策ではありません。今の生活は余裕を持ちながら、余らせた資金を投資に回しましょう。生活を圧迫しない掛け金で積み立てを始めていってください。

低金利時代を生き抜いて老後の不安を解消しよう

昔の銀行の金利の高さにはため息が出る程、現在の現実は地面をめり込む低金利です。安心して老後を迎えるために、今からできることは始めていきましょう。

ただし投資へのお金は、生活を逼迫しないように「余らせた資金」で始めてくださいね。

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