昔の銀行は金利が高かった!低金利時代を生き抜くために必要なこと
今では信じられませんが、銀行にお金を預けていただけでお金が増えた時代があったのです。私も経験していませんので、夢のような話に思えるのですが、そんな時代って単純に羨ましいですよね。
今はお金を預けても増えないどころか、将来への不安が増えるばかり。低金利時代をどう生きていくのか、老後に対する不安を考えていきましょう。
今はお金を預けても増えないどころか、将来への不安が増えるばかり。低金利時代をどう生きていくのか、老後に対する不安を考えていきましょう。
昔の金利は高かった
どれほど高かったのか、ちょっとうらやましい側面を見ていきましょう。
80年にはなんと12%
昔の銀行は資産が確実に守られて、高金利で運用出来る金融機関だったわけです。「今の若者はお金を使わない」なんて言葉が聞こえてきますが、当時は資産運用について特に考えることなく、預貯金しておけばよかった時代だったので同じ感覚にならないのは当然のことでしょう。
現在の金利
「お金を預けていれば大丈夫」といった神話は見事に崩れ去りました。昔の銀行とは違って金利がほぼ「無い」状態です。いずれ迎える老後についてお金の問題は早いうちから対処をしておいた方が良いのは目に見えています。
いつから金利が低くなった?
転機となったのはやはりバブル景気の崩壊です。バブル景気崩壊後にあたる1990年代半ばから現在に至るまで、金利は低水準で推移しています。実に30年近く、金利は低いままなのですね。
日銀は「金利を下げることで民間の銀行から企業や個人がお金を借りやすい状況をつくる」政策を取っていますが、実生活には活かされていないように感じてなりません。
金融緩和は今も引き続いており、銀行にお金を預けても増えない状態が続いています。
老後のことを考えよう
今の現役世代は、若いにも関わらず常に老後が付記纏います。耳が痛い話ですが、老後のことをここで考えてみましょう。
年金について
何年も問題になっている少子高齢化にストップがかからない今、社会全体の経済状況を考慮すれば、年金の問題はますます深刻化しそうです。
日本では長い間デフレの状態が続いていますが、今後の経済動向によってはインフレの時代が来る可能性もゼロではありません。その上、消費税増税の可能性も否定できないでしょう。そんな中、年金だけで余裕で暮らせるのかというと、すでに疑問でしかありません。
退職金について
とくに、フリーランスだと自分で退職金変わりになる資産を形成していかなければなりません。
勤めている会社に退職金制度があるかどうかは、就業規則で確認できますので、これを機に調べてみるもの大切です。
老後に必要なお金について
例えば、慎ましやかな生活をするとして、毎月15万円だとしましょう。定年後の20年間、85歳までだと考えると単純に3600万円必要になるわけです
もちろん、どこで生活するかにもよりますが「月15万」で足りるかどうか、しっかり考えておきましょう。
老後の不安と向き合ってみましょう
不安の克服は、正面から不安と向き合うことで改善されます。ここで、老後の不安と向き合ってみましょう。
不安を感じる理由
先ほどの老後に必要な資金の計算でも、3000万はあった方が良いのがわかります。厚生労働省の発表を参考にすると、95歳まで生存する割合は男性で10%以上、女性で25%以上ですし、今後さらなる長寿化もありえます。
長寿は素晴らしいことですが、同時に不安も増すのです。
収支の不安を改善するには
無駄遣いはしていないかを徹底して考えて、今のうちから支出を減らしていくのも大切です。また、お金を貯めるために副業を始めるとか、長く働ける仕事を見つけるのも良いでしょう。
資産の運用は老後に有益ですが、得意ではないものに手を出すのはリスクがあります。着実にお金を増やせるように、今からお金の流れを気にしてみておきましょう。
健康維持も大切
もちろん、適度にお酒を飲んだり、好きなものを食べたりはストレスの緩和になります。過度にならないように、節制をして健康維持に努めましょう。
老後の資金を貯めるために今からできること
昔の銀行のように高金利であれば、お金を預けていれば大丈夫でした。ですが今は違います。気付いた「今」から、少しでも資金を貯めていように行動に移していきましょう。
着実に定期預金
ネット銀行は人件費がかからないこと、そしてまだまだ利用者が少ないことがあり、金利が比較的に高く設定されています。ネットであることに不安を感じる人も多いようですが、法令によって、個人預金者の預金は、預金保険制度によって保護されていますので安心です。
貯蓄型保険
他にも、養老保険であれば、契約期間満了時に満期保険金が支払われます。満期を迎える前に万一死亡した場合や、高度障害状態になった場合であっても同額の保険金が受け取れるのが一般的です。
iDeCo
毎月掛金を積み立てて金融商品を運用することで、資金を積み立てていきます。掛け金は5000円から千円刻みで設定が可能。年に1度、掛け金の見直しができるので、自分の経済状況を考慮しながら無理なくお金を貯めていけます。
何よりも、60歳を迎えるまで途中で解約がしにくいのがiDeCoの強みです。確実に老後のお金を受け取るために、iDeCoでの資産運用を始めてみてはいかがでしょうか。
iDeCoのメリットについて
そこで、これからiDeCoを考えている人も、今始めてiDeCoを知った人も、iDeCoに魅力についてみていきましょう。
積立時のお得
ただし、途中で掛け金の支払いを停止し、溜まった資産の運用だけになるとこの控除は受けることができません。転職を考えている年度は掛け金を低くするなどして調整をしておきましょう。
運用時のお得
節税対策にもなる上に、効率的に老後の資金を貯められるのはとても魅力的ですね。
掛け金がお得
将来への不安が高まると、現在の生活のお金を押さえて投資に回す人がいますが、それは得策ではありません。今の生活は余裕を持ちながら、余らせた資金を投資に回しましょう。生活を圧迫しない掛け金で積み立てを始めていってください。
低金利時代を生き抜いて老後の不安を解消しよう
ただし投資へのお金は、生活を逼迫しないように「余らせた資金」で始めてくださいね。