タスマガジン|副業を頑張る人のお金の情報マガジン

【太陽光発電】蓄電池の寿命は種類によって異なる?長持ちさせる方法とは?

【太陽光発電】蓄電池の寿命は種類によって異なる?長持ちさせる方法とは?

近年では、環境問題や光熱費削減の観点から太陽光発電の導入がすすんできています。また、災害時にも役立つ蓄電池の需要も伸びてきていますよね。今回は、そんな太陽光発電の寿命やより長持ちする方法を解説していきます。 かしこく太陽光発電を選べるよう、太陽光発電・蓄電池について学んでいきましょう。

近年では、環境問題や光熱費削減の観点から太陽光発電の導入がすすんできています。また、災害時にも役立つ蓄電池の需要も伸びてきていますよね。今回は、そんな太陽光発電の寿命やより長持ちする方法を解説していきます。

かしこく太陽光発電を選べるよう、太陽光発電・蓄電池について学んでいきましょう。

近年では、環境問題や光熱費削減の観点から太陽光発電の導入がすすんできています。また、災害時にも役立つ蓄電池の需要も伸びてきていますよね。今回は、そんな太陽光発電の寿命やより長持ちする方法を解説していきます。

かしこく太陽光発電を選べるよう、太陽光発電・蓄電池について学んでいきましょう。

【太陽光発電】蓄電池の寿命:種類別

太陽光発電とは、太陽光の光エネルギーから太陽電池を利用し、直接電池を作る発電方式になります。自然エネルギーですので無限に存在するだけでなく、近年問題視されている二酸化炭素を発生焦ることなく地球環境にも優しいため、近年では新築などに設置している方も増えてきています。

災害時などに役立つこともあり、太陽光発電と蓄電池を併用し設置するスタイルが人気です。また売電システムにより、近くの電力会社に電気を販売できるだけでなく、蓄電池に溜まった電気を家庭の電力に変えることができるため、無駄な支払いをすることなく使用できます。

さて、太陽光発電による蓄電池にはどんな種類があり、またどのようにすれば寿命を伸ばすことができるのか知っておくことで、よりかしこい蓄電池選びができるのです。

蓄電池の種類には、

・鉛蓄電池
・リチウムイオン蓄電池
・ニッケル水素電池
・NAS電池

があります。それぞれの種類を詳しく説明していきます。

鉛蓄電池

知識があれば、鉛蓄電池で自家製の太陽光発電が制作できてしまうコンパクトなものになります。また、鉛蓄電池は別名「バッテリー」とも呼ばれ、聞き馴染みがあるのではないでしょうか?

主に、自動車などの製品に使用されていて、案外身近なところに多く使われている蓄電池になります。そんな蓄電池は、使用サイクルがおよそ3,150回、その寿命も17年とかなりの長寿命の蓄電池です。

鉛蓄電池の場合、過放電時にサルフェーションと呼ばれるマイナス極金属に硫酸鉛の結晶が発生し、機能の低下や劣化に繋がりやすくなります。また、過放電に著しい劣化が見られることがあるため、過放電に気をつけることもポイントです。

そのため、使用後は早急に充電することを心がけると長く使用することができるでしょう。多くの場合、保証期間は10年ほどですが、どんな保証内容なのか確認しておくことも必要です。

リチウムイオン蓄電池

こちらの蓄電池の特徴は、携帯電話やノートパソコンなど機器の蓄電池として使用されて率こともあり、私たちの生活に身近な蓄電池になります。また、リチウムイオン蓄電池の場合、利用サイクルは4,000回程度、使用期間もおよそ10〜15年ほどとなっております。

日当たりの強い場所での保管や保存状態によっても劣化が進むこともあり、取り扱いに気をつけることで少しでも寿命を伸ばすことができるので、保管場所やメンテナンスなどをこまめに行うこともおすすめです。

ニッケル水素電池

ニッケル水素電池は、「水素電池」としてよく知られていますよね?
たとえば、ハイブリッド自動車やモノレール、鉄道といった乾電池型の蓄電池になります。使用サイクルはおよそ2,000回とやや少なめになり、また使用期間も5〜8年程度と短いのも特徴です。

ニッケル水素電池も、リチウムイオン蓄電池同様に温度の高い場所での保存や使用に加え、大電流充電など電池温度が上がることが多いと、それだけ劣化も進行してしまいますので使用する際には覚えておくと、少しでも長寿命にできるかもしれません。

気をつけるべき点は
・高温の場所での設置や使用には向かない
・大電流充電など電池温度が上がる

といったことです。値段が安いこともあり選ばれやすい製品にもなりますが、デメリットも考え購入を検討していきましょう。

NAS電池

あまり聞き馴染みのないNAS電池ですが、主に大規模施設や工場などで使用されていることが多く、さらに他の蓄電池と比べて非常にコンパクトな設計になっていますのでスペースを取れない方にもおすすめになります。NAS電池は安定した電力を供給できるだけでなく、使用回数もおよそ4,500回とかなり多く、また使用期間も15年と長寿命です。

そんなNAS蓄電池ですが、日本ガイシが世界で初めてメガワット級の電力を実用化させた蓄電池になります。マイナス極にナトリウム、プラス極には硫黄が使用されており、さらに作動温度が300度が必要になることから、危険物の使用に関して安全性が議論されています。

こちらのことも含め購入を検討する際には、万が一のことを考え保証面や事故が起きたときの対策など考えておきましょう。

太陽光発電・蓄電池はメーカーによっても寿命が違う

太陽光発電や蓄電池は種類によっても寿命が違いますが、メーカーや保存状態、また使用状態によっても使える期間が変わってきます。また、使用期間を終えた蓄電池はすぐに買い替えるべきかというと、そうでもありません。使用期間を超えた蓄電池は、徐々に性能が低下してくるため、すぐに買い替えることは必要ありません。

正しく扱うことはもちろんですが、ときどきメンテナンスを入れるなどこまめな作業を行うことで、より快適に長く蓄電池を使用することができるのです。

 (41600)

太陽光発電・蓄電池を長持ちさせる方法とは?

では、できるだけ太陽光発電や蓄電池を長寿命にさせるには、どのようなことに気をつけて使用するべきなのでしょうか?以下に具体的な方法を紹介していきます。

・こまめなメンテナンスを行う
・直射日光の当たるような場所での保管を避ける
・過放電は寿命を縮めやすい
・過充電も寿命を縮めることにつながる
・使用量を考えて蓄電容量を選択する

ぜひ参考に、上記のことに気をつけて検討していきましょう。それでは、一つずつ解説していきます。

こまめなメンテナンスを行う

定期的なメンテナンスはもちろん、蓄電池の取り扱いなどに気をつけることです。メンテナンスを受けることで、現時点でどれくらいの劣化が進み、またどのように使用すれば長く使うことができるかアドバイスをいただけることも。

少々お金のかかることかもしれませんが、定期的なメンテナンスを行うことでより長く蓄電池を使うことができるのです。

直射日光の当たるような場所での保管を避ける

蓄電池の種類でも、とくにリチウムイオンバッテリーを利用している蓄電池の場合、温度の高くなる場所への設置に弱い特徴があります。日当たりの良い場所に設置してしまうことで、一般的な場所での設置に比べて劣化しやすく、使用期間より性能が落ちる時期が早まってしまうこともあるのです。

このようなことからも、設置する場所は日当たりの良い場所より、日陰が多い場所に設置することがおすすめです。また、室内に設置できる蓄電池などもあるようなので、販売店に聞いてみるなど設置場所も含め、取付業者とよく相談し設置場所を決めていくことが良いでしょう。

過放電は寿命を縮めやすい

リチウムイオンバッテリーを利用している蓄電池の場合、必要以上に放電してしまうことも劣化の原因になってしまいます。このように過放電してしまった場合は、すぐに充電するようにしましょう。

蓄電池が放電し空の状態になり、そのまま放置してしまうと過放電になってしまいます。過放電が続くと電圧の降下が原因となり、劣化しやすい状況を作りだしてしまいます。リチウムイオンバッテリーの場合、過放電にならないよう気をつけるべきでしょう。

過充電も寿命を縮めることにつながる

リチウムイオンバッテリーは、過放電でも劣化しやすいのですが、過充電でも劣化を招くことにつながります。十分に充電されている蓄電池に、さらに充電を行うことで過充電となることで本体が高温になってしまい、劣化へつながってしまいます。

最近のリチウムイオンバッテリーは、過充電にならないよう制御機能が掲載されていますが、念の為と充電しすぎてしまい放置することや、過充電を続けていると劣化しやすい原因となっていることがありますので、気をつけましょう。

使用量を考えて蓄電容量を選択する

家にどんな電化製品があるかによって、電力も変わってきます。電力を使いすぎても、あまり使わなくても蓄電池の劣化を招いてしまうことにつながります。そこで、あなたの家電製品がどれくらい電力を消費しているのか確認しておくことも大切です。

たとえば、IHクッキングヒーター、電子レンジ、エアコン、乾燥機付き洗濯機、など電力の高いものから順番に消費電力を確認しておくと良いでしょう。また、冷蔵庫など24時間つけっぱなしにしなければならない電力などを計算し、およその電力を把握しておきます。

その電力に見合う蓄電池を選択しておくことで、過放電や過充電を防ぐことができることも。このようなことからも、あなたの家庭に合う蓄電池の容量を選び、適度な蓄電ができる内容がおすすめになります。

太陽光発電と蓄電池の寿命は設置場所や取り扱いに気をつけること

これまで、太陽光発電と一緒に蓄電池を検討中の方は、蓄電池の種類や保管場所、保管方法、値段などさまざまな面から検討してきましょう。また設置するにあたり、日の当たらない場所へ蓄電池を補完するなど、保管場所を確認するなど、あなたの自宅に設置できる製品なのか調べておくことも必要になります。

ここで、おさらいです。蓄電池の種類は、

・鉛蓄電池
・リチウムイオン蓄電池
・ニッケル水素電池
・NAS電池

がありましたよね。また、蓄電池の寿命を少しでも長く保つためのポイントに、

・こまめなメンテナンスを行う
・直射日光の当たるような場所での保管を避ける
・過放電は寿命を縮めやすい
・過充電も寿命を縮めることにつながる
・使用量を考えて蓄電容量を選択する

といったことを念頭に、蓄電池を選択し使用していくことがおすすめです。太陽光発電と蓄電池の併用設置で災害にも強く、日々の生活をお得に安心して過ごせるような設備を検討していきましょう。

TOP