マイナス金利政策の効果とは?その内容や問題点についてご紹介します!
マイナス金利政策が導入されてから、今年の1月で丸5年になりました。経済と物価を底上げする効果が期待されていたマイナス金利政策は、この5年間でどのような効果をもたらしたのでしょうか。
マイナス金利とは、民間の金融機関が中央銀行(日本では日銀)に預けている預金金利をマイナスにすることです。金利のマイナス化により、預金者が金利を支払うことになります。
マイナス金利政策のマイナス効果とは?
マイナス金利政策には、どのようなマイナス効果があるのか、色々と調べた中で、最も驚いたマイナス効果をご紹介していきます。
金融機関の収益環境を悪化させた
金融機関が本来の力を出せずに苦しんでいる状況は、わたしたち国民の生活にも不安要素となってしまっています。
一般人には影響を実感できない
しかし、マイナス金利政策では、金融機関同士の資金賃貸などの時にマイナス金利が適用されていますが、金融機関と個人、金融機関と企業などが行っている資金調達や資金運用に対してはマイナス金利は適用されていません。
もちろん適用されないとはいえ、全くノーダメージだということではありませんが、日本国内では、バブルの崩壊以降、リーマンショックや東日本大震災などの影響によって長らく不況が続いていますので、もともと金利が低くなっていたところに、少しだけ金利が下がったような印象しかありませんので、個人で違いを実感しにくくなっています。
マイナス金利政策のプラス効果とは?
不動産の販売が好調
また、マイホームだけではなく、アパートやマンションなどの賃貸住宅経営に乗り出す方も同じく増回しています。特に相続などで土地などを譲り受けた方などが、賃貸経営に乗り出すきっかけにもなりました。不動産業界が、空前の賃貸住宅ブームの沸く中で、一部の方はバブルの可能性があると警鐘を鳴らしています。
観光業界にもプラスの影響
同じく円安の場合には、海外で物を売りやすくなるといったメリットもあります。そのため、輸出での利益が多い業種などは、非常に景気が上回りました。その最たるものが自動車だと思います。自動車メーカーは、マイナス金利政策の恩恵を受け、長らく続く不況の中でも、しっかりと利益を上げることができているのです。
物事を広く見据えよう
その動きを意識するのとしないのとでは、物事の捉え方、感じ方、考え方が大きくことなります。毎日忙しいと思いますが、忙しさに流されずに、物事を広く見据えましょう。