【いまさら聞けない】銀行で住宅ローンを利用するときの金利とは何?
住宅ローンを借り入れるとき、金利について気にする方は多いですよね。
しかし住宅ローンの金利には、どんな種類の金利があるか知らない方は多いのではないでしょうか?
今回は住宅ローンにおける金利とは?という疑問について解説します。
今回は住宅ローンにおける金利とは?という疑問について解説します。
1%金利の差があることで返済額が500万以上変わることも!?
具体的に例を出します。
借り入れ額3,000万を30年間で返済する場合、金利が1%違うだけで返済額が500万円増えます。たった1%金利に差があるだけで、毎回の返済額が増えて数百万単位で返済額が増えてしまうわけです。
住宅ローンを利用する場合は金利を必ず確認しましょう。少しでも金利が安い銀行を選ぶことで、数百万円単位の損は避けることができます。
住宅ローンの金利タイプには3つの種類がある
それぞれの金利タイプについて、メリットやデメリットを解説しますのでご参考ください。
変動金利型
変動金利型は、半年や1年ごとに金利の見直しを行うことで、金利が多く増えたり減ったりします。一般的には、固定金利型よりも適用金利が低くなる傾向があります。
【メリット】 | ・半年ごとに金利の見直しを行うため、金利水準が下がるとそれにあわせて金利も下がり、返済額が減る |
【デメリット】 | ・金利が変動するため、借り入れ時は返済額が確定しない
・金利水準が上がると、同様に金利も増えるため返済額が増える
|
固定金利型
返済が終わるまで、安定した返済計画を立てたい方にはおすすめの金利でしょう。
【メリット】 | ・借り入れをした際に、返済が終わるまでの期間や返済額が確定できる |
【デメリット】 | ・変動金利型に比べて、金利が高くなる傾向にある |
固定金利選択型
しかし、固定金利型とは大きく違う点があります。
固定金利選択型は、2年・3年・5年・10年というように、金利を固定する期間を選ぶことができます。そして、固定された期間の返済が終了した後は、変動金利型もしくは固定金利型のどちらかを選択する流れとなります。
金利をある期間固定して、安定した返済計画を立てる。固定期間が終わったあとは、金利の動向を見ながら、返済をしたい方におすすめです。
【メリット】 | ・一定期間の金利を確定させることができる
・金利水準が高くなっても返済額が増えることはない
|
【デメリット】 | ・お借入時に、将来の返済額が確定できない |
どの金利タイプを選べばいいの?金利タイプを選択するポイント3つ
そこで、3つの金利タイプの内、どれを選べばいいのかポイントをまとめましたのでご覧ください。
① | 各金利タイプのメリットやデメリットを理解する |
② | 返済額をシミュレーション |
③ | ライフプランに合わせて金利タイプを選ぶ |
それぞれの金利タイプのメリットやデメリットを理解する
また、そのデメリットが許容できるものなのかどうか、人によって変わってくるからです。例えば、安定した返済プランがあって、借り入れ時点で返済額を確定したいなら固定金利型がおすすめです。
返済総額の差をシミュレーションする
シミュレーションは、自信で計算してもいいですが、おすすめは下記のサイトです。住宅金融支援機構が提供しているツールを使えば、簡単に計算することができます。
返済プラン比較シミュレーション – 住宅金融支援機構
ライフプランに合わせて金利タイプを選ぶ
例えば、お子さんに多くの費用がかかる場合は、返済計画が立てやすい固定金利型がよいでしょう。各ご家庭にあるライフプランを元に、金利タイプを選びましょう。
銀行で住宅ローンを利用する際には金利について注意しよう
各金利タイプにはそれぞれメリットやデメリットがあります。それらの理解した上で、住宅ローンをうまく活用していきましょう。