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家計を見直すにあたって固定費を削るとどうなる?通信費に注目しよう

家計を見直すにあたって固定費を削るとどうなる?通信費に注目しよう

家計を引き締めたいと考えて見直すことになったら、真っ先に手を付けたいのが固定費に関することです。固定費を削るとどうなるのか、固定費の中でも大きな割合となる通信費の見直しについてご紹介します。

家計を引き締めたいと考えて見直すことになったら、真っ先に手を付けたいのが固定費に関することです。固定費を削るとどうなるのか、固定費の中でも大きな割合となる通信費の見直しについてご紹介します。

支出の2つの種類とは?

支出は大きく分けて固定費と流動費に分けることができます。節約を考えるにあたって、まず考慮すべき項目は、固定費です。

固定費とは?

固定費とは、収入や状況に関わらず、毎月決まった金額の出費のことです。主な固定費には、

・住居費
 
・水道光熱費の基本料
 
・通信費
 
・生命保険料
 
・損害保険料
 
・自動車にかかる費用
 
・習い事
 
・教育費


などがあります。最近人気となっている、サブスクリプションも固定費に該当します。

節約と聞くと、食費や交際費、レジャー費と言った、流動費に目を向けてしまう人も多いです。しかし、流動費は、毎月支出の金額が変わるため、見直しをしても効果が継続しないこともあります。また、食費は、値段の安いお店や、時期などをあらかじめ調べてあちこちで買いだめをするなど、手間暇や時間などがかかりますが、大きな効果が得られないことも。さらに、食費を大きく削ると、体調に影響してしまう可能性もあります。

そのため家計を引き締めるためには、流動費ではなく固定費の見直しを優先的に検討することで、無理なく節約につなげることができるのです。

固定費を見直しをするメリット

固定費を減らすもっとも大きなメリットは、毎月出ていくお金ですので、一度見直して削減をすると、その翌月から効果が持続することがあります。たとえば見直しで1,000円削減しただけでも、年間で見ると12,000円、10年で120,000円の節約効果があるのです。

通信費を見直す方法

固定費の中でも、見直しやすいとされるのが通信費です。誰もがスマートフォンを持ち、インターネットを使うようになってきたことなどから、固定費のうち通信費の割合が大きい世帯も多いでしょう。

特にスマートフォンは、子どもも含めて家族全員が持っているという家庭も珍しくなくなってきています。通信費の見直しのコツについてご紹介いたします。

スマートフォンのプランを見直してみる

契約をしているスマートフォンでは、なんらかのプランに加入をしています。ずっと使っていると意外と気が付かないこともありますが、通信各社は競争に打ち勝つため、大手キャリアと呼ばれるドコモ、au、ソフトバンクも新しい低価格のプランを打ち出しています。

スマートフォンは使っているうちに、電話の回数や頻度、データをどのように使用するかといった自分自身の使い方も変化していきます。改めて契約をしているキャリアのプランが、現在の使用状況に合っているかどうかチェックしてみましょう。

データ通信量によってプランを見直す

自分や家族がどのくらいデータを使用しているのかチェックしてみましょう。データ量はアプリやホームページを利用すれば、過去の分もさかのぼって把握することができます。

プランで設定されている上限を超えてると、容量に合わせて別途、データの使用料金がかかりますが、スマートフォンの4G、5Gでのモバイル通信料は高額となっています。

通信量が大幅に超えているようであれば、データ通信量が大きなプランに換えた方が節約できることもあります。

また、使用している内容の検証も必要です。LINEをするだけ、調べものをするだけ程度ならそれほどデータは使用しませんが、動画やゲーム、地図アプリ、位置情報を確認するアプリの場合には多くのデータ量を使用することになります。

通信量が多いアプリを使う時には、極力自宅のWi-Fiや、外出先でも、キャリアが提供しているフリーWi-Fiを使用するようにすれば、データ量を抑えることができます。また学校の長期休みになるとデータ使用量がオーバーするなど、過去の傾向が分かれば、その月だけプランを変更するという方法もあります。

通話を見直す

通話もデータ通信と同じように、毎月の通話状況を把握してみましょう。無料通話が付いているプランを付けている場合、話し放題となっているプランなどがありますが、無料通話分を超えて電話をすると、30秒で20円など、かなり割高になります。実状とプランが見合っているかチェックが必要です。

最近ではLINEなど、アプリでデータ通信を使うことで、通話をすることも可能になってきていますので、アプリでの通話に切り替えることも検討してみましょう。

通話と比べると、通信状況によっては途切れる、聴き取りづらいこともあります。また、かける側だけではなく、受ける側もデータ通信量が必要となります。通話内容によっては向いていない、相手への配慮が必要など、注意点もあります。

オプションを見直す

スマートフォンにかかる費用には、基本的なプランの他にも、さまざまなオプションがあります。キャンペーンの適用のために付いてきて、外すのを忘れていたということもあります。

キャリアショップでスタッフに言われるままにプランを決めた場合は、気が付かないうちにいろいろなオプションに入っていたということもあります。月々の明細を良く見て、オプションが必要かどうか検討をすることが必要です。

価格が安い端末に換える

スマートフォンの本体価格は高額のため、毎月の支払いで分割をして端末価格を支払っていることも多いです。機種変更を検討している際には、本体価格が安い端末を選ぶようにしましょう。

最新かつ人気の機種は、性能が高いので10万円を超えることもよくあるため、月々4,000円ほどを分割して支払うことになります。

それほど機能を使いこなせないという場合には、それほどスペックが高くない、もしくは年数が経っていて価格を抑えた機種を選ぶことで、月々の支払いを半分以下に抑えることが可能です。

ただ、人気の機種は、その分下取り価格も高くなることも考慮に入れることも大切です。

格安SIMに乗り換える

スマートフォンにかかる費用を減らすもっとも効果的な方法と言えるのが、格安SIMの会社にすることです。

格安SIMは、近年急激に台頭している通信会社です。別名、MVNO(仮想移動体通信事業者)とも呼ばれています。大手キャリアはMNO(移動体通信事業者)と呼びます。

大手キャリア3社の違いは、独自の基地局を持っているかいないか、というところにあります。格安SIMの会社は、大手キャリアの基地局を借りることによって運営しているため、基地局の維持管理などにかかる費用を抑えています。

格安SIMの会社はほとんどが実際のショップを持たず、すべてオンラインで完結できるようになっています。テナントにかかる費用や人件費なども抑えて、安い通信費用の提供が可能となるのです。

現在使っている電話番号はそのままで、他社に乗り換えができます。LINEなどの普及で、キャリアのメールは、絶対に必要ではなくなってきています。

格安SIMの会社は急激に増加していて、会社によって通信速度やデータ量、サービスもさまざまです。自分の使用量、ニーズに合った会社を選ぶことで、大幅な節約が実現できます。

インターネットの回線費用を見直す

スマートフォンと同じく、見直すことで節約につなげられる効果が大きいのが、インターネットにかかる通信費用です。フレッツ光を契約している場合には、プロバイダーを変更することで、費用が抑えられます。

プロバイダーのみを乗り換える場合には、工事などは必要ありません。また、スマートフォンキャリア各社はセットプランがあり、セットにすることでお得になります。スマートフォン以外にも、電力会社やケーブルテレビなどとセットになっているプロバイダーもありますので、インターネットスマートフォンと同様に、どのくらい使っているかを把握して、もっともお得な回線を選びましょう。

オプションもチェックする

スマートフォンと同じく、ウイルスセキュリティーや、オンラインストレージ、電話でのサポートといったオプションが付いていることもあります。

入会のお得なキャンペーンの条件として、オプションに加入をして外すのを忘れていた、といったケースもあります。契約をしているのに使っていないオプションがないか、チェックしてみましょう。数百円程度のオプションでも、長い目で考えると節約につながります。

使っていない場合には解約をする

仕事などで自宅にほとんどいない、自宅にいてもインターネットをほとんど使っていないという場合には、固定回線を解約することでかなり節約ができます。

たとえばモバイルルーターを契約をすることで、ルーターを持ち歩けるため、自宅でも外出先でもどこでもインターネットにつなぐことができます。

回線の工事は当然不要となり、モバイルルーターでスマートフォンでもWi-Fiが利用できるので、スマートフォンの通信プランも安くすることができます。以前のモバイルルーターは、対応する会社も少なく、使用できる通信量や速度が限られていましたが、最近では大容量に対応するものも増えてきました。

自分や家族が使っているデータ量をチェックして、お得になるか検討してみましょう。

固定電話を解約する

固定電話は、災害の時にも使用でき、比較的繋がりやすいとされています。またFAXを頻繁に使ったり、固定電話でしか連絡が取れない人がいるなど、人によっては必要不可欠なものです。

しかし、スマートフォンの急激な普及によって、固定電話はほとんど使っていないという家庭も多くなってきています。以前はローンの審査においては固定電話があることが重要でしたが、今はほぼ審査に関係なくなっています。

使用状況によっては電話の解約も検討しましょう。光回線を引いているのであれば、ひかり電話やIP電話を使うことで、費用を抑える方法もあります。

固定費を見直して上手に節約をしよう

家計費を見直す際には、固定費の見直しをすることが大切です。中でも大きな割合を占めている通信にかかる費用を見直して削減をしていくと、大きな節約につなげることができます。固定費を減らして、家計を引き締めていきましょう。

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