3つの視点から得られるふるさと納税のお得感

3つの視点から得られるふるさと納税のお得感

地方の財源を豊かにしようと始まったふるさと納税は、地域の活性化を願う各自治体の努力に納税者の税金控除、地元への貢献意識、返礼品のお得感も加えて、制度の開始以来順調に浸透してきました。代わりに都心の自治体の財源減少や、返礼品の還元率が過熱し過ぎて行政規制が加わった側面もありますが、コロナウイルスの影響で地方が再びふるさと納税額の増加を期待する流れが高まり、返礼品も規制を超えるものが登場しています。そうした紆余曲折を経て、今でも実際にふるさと納税はお得な制度なのかどうかを、3つのお得の種類に分類して1つずつ再確認したいと思います。

3つの視点から得られるふるさと納税のお得感

地方の財源を豊かにしようと始まったふるさと納税は、地域の活性化を願う各自治体の努力に納税者の税金控除、地元への貢献意識、返礼品のお得感も加えて、制度の開始以来順調に浸透してきました。

代わりに都心の自治体の財源減少や、返礼品の還元率が過熱し過ぎて行政規制が加わった側面もありますが、コロナウイルスの影響で地方が再びふるさと納税額の増加を期待する流れが高まり、返礼品も規制を超えるものが登場しています。

そうした紆余曲折を経て、今でも実際にふるさと納税はお得な制度なのかどうかを、3つのお得の種類に分類して1つずつ再確認したいと思います。

返礼品の還元率がお得

ふるさと納税の制度開始以来、自分のところに納税してほしいと願う地方自治体は国民の関心を得るため、返礼品としての地元特産品の還元率を年々高騰させました。

還元率とは、返礼品の市場価格をふるさと納税の寄付金額で割ったものです。例えば、お店で買えば5千円するお肉の見返りに1万円のふるさと納税を自治体に行う手続きをすれば、その還元率は50%という計算です。正直なところ、地方自治体の財源を豊かにしようという本来の目的に関心を持って行動するというよりは、国民の多くは一人の消費者としてお得な返礼品にお金を払うという目的で制度を利用してきた感は否めません。

ですので、ふるさと納税サイトのあおりも手伝い、いかに還元率の高い返礼品を得られるかという競争に終始した結果、総務省は2019年に返礼品還元率の上限を30%に制限する規制を設けました。


よって、現時点では建前上は還元率が限りなく30%に近い、またはそれを超える返礼品はお得であると言えます。そして、未曽有の新型コロナウイルスの経済への悪影響によって直接的にダメージを被った地方自治体は、財源増加を目指して再びふるさと納税への関心を高めようと30%を軽々超える返礼品をアピールし始めました。

2019年開始の規制とどのようにつじつまを合わせるのか不透明ですが、2020年のふるさと納税サイトを閲覧する限りは、還元率100%を超える返礼品さえ確認できます。

そうした背景から、30%の規制を超えた返礼品の種類は今後も多くなる傾向があると予想されますので、お得な還元率という観点は30%にしばられずに生きているようです。  

時期によるお得

ふるさと納税は1年中申し込みをする事が可能です。納税者の年収に応じて、ふるさと納税を利用できる限度額が決まっています。1月に始まり12月までの1年間というサイクルですので、その年中に限度額に達すれば、それ以降はふるさと納税を実施したくとも翌年1月にリセットされるまで待たなくてはいけません。

このサイクルと日本の四季の在り様から、ふるさと納税を行う時期によっても、それぞれにお得な要素が存在します。

1~3月

この時期は1月から年度がリセットされた状態である事、地方自治体の季節の特産品の提案が少ない時期である事から、年間で最も動きの少ない静かな時期であるという特徴があります。地方自治体によっては、春以降の季節に登場する返礼品の予約受付を行います。

夏以降まで待たなくてはなりませんが、人気のあるフルーツなどはこの申し込みが少ない時期に申請すれば、競合が少なく確実に受け付けてもらえるメリットがあります。

4~6月

この時期の特徴は4月の新年度開始に合わせて、各自治体が返礼品のリニューアルを行う点にあります。昨年まではなかった新たな目玉の返礼品の登場や、高い還元率と伴う返礼品の投入などが期待できますので、多くの人はこのリニューアルを待って申し込みを行う事でしょう。

また、秋に収穫される新米が返礼品としてリストアップされていれば、その申し込みの時期でもあります。欠かさず食べるお米にこだわりたい人には新米を予約できるお得な時期です。

7〜9月

年末年始に向けて需要がある返礼品の予約を開始する時期でもあり、自治体によっては返礼品の種類をグレードアップするところもありますので、目が離せません。うなぎの需要が高まる時期でもあります。

10〜12月

その年の期限内にふるさと納税を実施しようと急ぐ人が多く、最も申込件数の多い時期です。ふるさと納税サイトへのアクセスも集中して品薄になり、地方自治体も返礼品の郵送処理に追われるため手元に届くまでに時間もかかるでしょう。

ふるさと納税サイトごとのお得

3つ目のお得の種類は、利用するふるさと納税サイトごとの特徴に応じたお得感です。ふるさと納税を行うために情報を提供しているサイトの数は多く、それぞれにユーザーを集めるための工夫を施しています。そのためにそのサイト限定の返礼品が独占的に用意されたり、返礼品の選べる種類が圧倒的に豊富だったり、通常は申し込みから数カ月かかる納品までの期間を1週間に短縮させたり、さまざまな差別化が競争の中で行われています。

楽天ふるさと納税などでは楽天ポイントを付与するなど、独自の特典を用意できるサイトもあり、納税者からすればよく特徴を理解して自分のニーズに最もお得なサイトから申し込みを行うのが賢いやり方です。
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