
個人事業主の税金は高いって本当??法人の税金との違いを徹底比較
個人事業主になって初めて納税額を見た時、高いと感じたことがありませんか?
会社勤めのときは税金は給与天引きされているので、あまり意識したことがなかったという人もいると思います。
個人事業主は税金が高いという話をチラホラ聞きますが、実際ににそうなのでしょうか。
今回は、個人事業主の支払う税金は高いのか?法人と比較しながら解説します。
会社勤めのときは税金は給与天引きされているので、あまり意識したことがなかったという人もいると思います。
個人事業主は税金が高いという話をチラホラ聞きますが、実際ににそうなのでしょうか。今回は、個人事業主の支払う税金は高いのか?法人と比較しながら解説します。
個人事業主と法人の税金の違いは何?
個人事業主と法人でそれぞれ関わってくる税金を知っておけば理解できますよ。
ここからは、個人事業主と法人の税金の違いについて説明します。
個人事業主の税金は6種類ある
②住民税
③事業税
④消費税もしくは地方消費税
⑤源泉所得税
⑥固定資産税です。
消費税は年間の利益が1000万円を超えた場合に発生し、事業税も一定の利益が得られると課税される仕組みです。自分以外の誰かを雇用すると源泉所得税がかかりますが、これは法人と同じですね。
法人の税金は6種類ある
②法人県民・市民税
③法人事業税
④消費税もしくは地方消費税
⑤源泉所得税
⑥固定資産税です。
法人にだけ課税される税目には、法人と記載されるので間違えることもありません。法人と記載のないものは、個人事業主も法人も共通の項目となっています。
税金の計算方法と控除特典が違う
ただ、確定申告の際に受けられる控除の特典内容が違うのがポイントです。
個人事業主が受けられて法人が受けられない控除、法人が受けられて個人事業主が受けられない控除の違いで納税額に違いがでるんですね。
個人事業主の税金が高いと感じる原因は?
それなのにどうして、個人事業主は税金が高いと感じるのでしょうか?
ここからは、個人事業主の税金が高いと感じる具体的な点を説明します。
給与の所得控除が受けられない
これは、経費がおおよそこの程度かかるだろうと予測考慮して設定されています。
個人事業主にはこの控除がない分、高く感じます。給与控除は法人だけの特典ということをポイントで押さえておいてください。
法人よりも課税項目が多い
個人事業主には「個人事業税」という項目があって、これは法人にはない項目です。
個人事業主の年間の利益が290万円以上になった場合に課税される税金です。
これにより、法人よりも払うべき税金が増えるので高いと感じるんですね。
法人にはかからない税目なので、ここも覚えておくといいです。
前年度の所得に応じた納税額
特に個人事業主をはじめたばかりの人に多いのが、前職を退職したばかりの時です。
まだ事業をスタートして軌道に乗っていない状態で、その年度には会社勤めのときの所得で計算された納税額の通知がきます。
これは支払いがきついけれど、誰もが転職をした際に経験するべきことでもあるんですね。
個人事業主の税金が法人と比べて高いという認識は捨てよう
どちらにも共通する税目もあって、特に損得といった内容ではありません。税金の計算方法や、課税される期間には違いがあります。
個人事業主は給与控除が受けられず、個人事業税が発生する点があって税金が高いと感じる原因に繋がっています。
個人事業主をはじめたばかりの人は、翌年の納税額が前年の所得で計算されるので初年度は税金の支払いがきついことがある場合も覚えておくといいですよ。