副業選びのポイントをファイナンシャルプランナーが解説!

副業選びのポイントをファイナンシャルプランナーが解説!

副業を容認する流れが近年進んでおり、さまざまな内容の副業が存在しています。数ある副業の中から選ぶ基準として、「資産性のある副業」をおすすめしています。資産性のある副業は、うまくいけば本業を大きく上回り、安定して長期間にわたって収入を得ることが可能になります。この記事では副業選びのポイントと、おすすめの副業を紹介します。
副業を容認する流れが近年進んでおり、さまざまな内容の副業が存在しています。数ある副業の中から選ぶ基準として、「資産性のある副業」をおすすめしています。資産性のある副業は、うまくいけば本業を大きく上回り、安定して長期間にわたって収入を得ることが可能になります。この記事では副業選びのポイントと、おすすめの副業を紹介します。

資産性のある副業がおすすめ

副業を容認する流れを背景に、副業で出来る仕事の選択肢も数多く見かけるようになりました。昔からあったアンケート調査、店舗の覆面調査員から、投資の他、近年ではウェブライティングや動画編集、サイト売買のように時代とともに新たに生み出された副業も存在しています。数ある副業は何を基準に選択していけばよいのでしょうか?

ファイナンシャルプランナーとして多くの家計を見ていく中で、副業を行う際は「資産性のある副業」をおすすめしています。

資産性のある副業とは?資産運用の事例をもとに解説

資産性のある副業とはどのようなものを指すのでしょうか?代表的なものとして資産運用があります。資産運用といっても、デイトレードのように売り買いを繰り返す手法ではなく、徐々に元本を増やす運用方法をイメージしてください。

具体的な事例をもとに説明します。
元本100万円で年間の利回り5%の運用益が出る運用商品を持っていれば、「毎年」5万円が何もしなくても収益として生まれます。もちろん運用成果によっては元本自体が増えたり減ったりする可能性はあります。しかしここで、知っておいてほしいのは元本を保有して資産運用を継続している限り、「お金がお金を生み出してくれる」という点です。

このケースであれば元本100万円が、5万円というお金を今後も毎年生み出しているという点に着目をしてください。本来この5万円は、現金で100万円を所有してるだけでは生まれなかったものです。

このように安定して定期的な収益を生み出す元になる資産(この事例でいえば元本100万円のこと)、俗な言い方をするとお金を生み出す打ち出の小槌(こづち)となる資産を利用した副業を「資産性のある副業」といいます。

ファイナンシャルプランナーが資産性のある副業をおすすめする理由

ファイナンシャルプランナーとして多くの家計の相談を受ける中で資産性のある副業をおすすめする理由は、サラリーマンの収入だけで老後の生活費を準備することは難しい時代になっていることを誰よりも認識しているからです。

実際にそれが事実であることを確実とする発表が、2019年に金融庁の老後2,000万円不足問題だったのではないでしょうか?

老後2,000万円不足問題とは、2019年6月に金融庁が標準的な夫婦のモデルケースでは老後生活費で「年金以外で」2,000万円は用意しておく必要があると発表。老後年金だけでは生活することができないと知った国民の一部世論が、SNSやインターネット界隈で大炎上をした出来事のことです。

金融庁が発表したモデルケースは、夫婦2人の標準的な世帯でたった1例を紹介したのみですが、実は老後2,000万円問題のモデルケースの計算根拠はあながち間違いではありません。

このような背景があるため、副業を始めるなら一時的な臨時収入を得るためではなく将来を見据えて年金の上乗せになるような副業を選択することをおすすめします。

副業の考え方を明確にすることも忘れずに

副業は資産性のあるものがおすすめですが、副業を始める目的は人それぞれです。ただ一時的に副収入が欲しいだけという明確な目的や、副業はしたいけれど誰にもバレずにこっそりやりたいという場合は、資産性のある副業はデメリットになってしまうので注意が必要です。

その他、資産性のある副業の事例

資産性のある副業の事例としては、ブログや動画の投稿。ウェブライティング、書籍の執筆も資産性のある副業と考えられます。これらの副業がなぜ資産性があるのかを以下解説していきます。

ブログ執筆

自分でブログを執筆して、その記事を見た人が商品を購入したり、広告をクリックするとブログ運営者に収入が発生する、「アフィリエイト」や「グーグルアドセンス」という仕組みを利用した副業があります。ブログがインターネット空間に存在して、見る人が商品を購入したり、クリックをする人が存在すれば、永遠に収入が発生します。

そう考えると自分が執筆したブログ1記事、1記事が自分の資産といえるでしょう。
InstagramやTikTok、TwitterやYouYube動画も仕組は同様で、ビジネスでSNSなどを利用している人は、毎回の投稿という小さな資産を積み重ねて大きな収益を手にしているのです。

少しまゆつばのお話になりますが、興味深いSNS投稿を大手のテレビ局等が偶然見つけて、取材や特集を受け、一夜にして人生が変わることも珍しくない時代です。

ウェブライティング

ウェブライティングはクライアントから依頼を受けて、執筆し、執筆手数料をクライアントから受け取って終わりと思っている人もいるかもしれません。しかしインターネットの時代はこれでは終わりません。着目してほしいのは、執筆者を紹介してくれるウェブライティング案件です。

よく興味深い記事だなと思ってみていると、記事の最後に「この記事を書いた人」ということで筆者紹介されているのを見たことはありませんか?ここに自分のブログURLやメールアドレスを掲載させてくれるメディアもあり、良記事を執筆しているとここから次の仕事依頼が来ることもあります。執筆した実績がインタネット上に残り続けるという点で資産性があるといえます。

また、自分が興味のあるウェブライティング案件に応募したいときに、ウェブライティング経験が豊富であることを証明できれば案件の獲得率アップにつながります。ウェブライティングで積み重ねた実績が、さらに仕事を呼び込んで収益アップにつながるという点で、ウェブライティングも資産性があるといえるでしょう。ここまでは少しこじつけのようなお話になりましたが、ウェブライティングの最大の資産性は案件を大量に受注することで、ライティングのキャリアが身につくことです。

執筆した経験を自身のブログ執筆に生かせば、ブログ収入アップにもつながりますし、経験を積めば1記事で数万円というライティング案件も受注することができます。さらに自身の知名度もアップする可能性があります。インターネットやSNSが普及している時代、自身の知名度アップは必ず収益につながるでしょう。ウェブライティング最大の資産性は実はここにあります。

書籍の出版

ウェブではなく、実際に書籍を出版することも収入につながります。出版した書籍が販売される限り印税収入が手に入ります。書籍の出版というとハードルが高いイメージがありますが、現在は電子書籍という方法や、「有料note(ノート)」といって無料でスタートして100円位から気軽に自分の書いた記事を販売できる方法も増えています。

実際の書籍であろうと、電子書籍であろうとどこかで販売されている限りは自分が働いていなくても売れれば収益になりますので資産性がある副業といえるでしょう。

資産性のない副業の事例

では資産性のない副業。すなわちおすすめできない副業にはどのようなものがあるでしょうか?以下、事例をあげていきます。

パートやアルバイト

実際に店舗でパートやアルバイトをすることです。多少の業務経験は考慮されるものの、今後のキャリアにつながる仕事がパートやアルバイトに任されることはないでしょう。経験を積めば時給面で多少の差は尽きますが、大きな差はありません。

在宅ワークのデータ入力

在宅ワークを探していると、データ入力という案件が多く募集されているのを目にするかもしれません。初めて、在宅ワークの副業が初めてで、ものは試しでやってみようということであればよいですが、時給に直すと時給単価が非常に低いため継続的に続けることはおすすめしません。また、データ入力は単純作業なので自分の仕事の実績として対外に示すときには、アピールポイントにはなりにくい点もデメリットといえます。

アンケート調査

アンケートに回答するとポイントやお金、景品がもらえるということを副業にしているケースもあります。しかし、これも単純作業で大量に案件をこなしても差別化ができないため、対外的にアピールする業務にはなりにくいでしょう。

資産性のある副業のデメリット

資産性のある副業はおすすめですが、最大のデメリットは効果が出るまでに時間がかかるという点です。ブログや動画投稿で商品販売や広告収入を得るためには、執筆の技術や、検索エンジンに評価される記述方法の習得が必要で、数か月書き続けても収入ゼロの可能性もある点には注意が必要です。動画やその他SNSに関しても同様です。ライティングも開始当初、執筆技術がまだ未熟な時期は単価が安く、知名度が上昇するまでは時間がかかります。

いずれにしても、資産性がある副業は継続して安定した収益が長期間見込める半面、時間をかけて仕組を作っていく根気強さが求められます。

初めてでも果敢に挑戦する

資産性のある副業をいくつか紹介させていただきましたが、自分はやったことがないので難しいと思った方も多いのではないでしょうか?しかし、多くの方が全くの初心者からスタートしていることも事実です。いくつか紹介させてもらったもののうち、少しでも自分ができそうと思ったものは、果敢にチャレンジする気持ちがないと結局はパートやアルバイト、データ入力のような単純作業を選択することになってしまうでしょう。

まとめ

老後2,000万円不足問題が象徴するように、サラリーマンの収入だけで長期化する老後生活費を作ることは不可能な時代になっており、副業で収入を増やす方法は重要な選択肢になっています。

副業には多様な方法があり、資産性のある副業は、資産を作るまでに時間がかかることや、全くこれまでに経験してこなかった仕事であることが多いというデメリットがあります。しかし、長期にわたって定期的な収入を得ることが可能になり、老後の年金の上乗せになるというメリットがあること。

さらにうまくいけば本業を大きく上回る収入になる可能性も秘めています。すぐに結果を求めるのではなく、コツコツと資産形成をしていく意味でも資産性のある副業にチャレンジしてみましょう。

執筆者:ファイナンシャルプランナー|金子賢司

東証一部上場企業で10年間サラリーマンを務める中、業務中の交通事故をきっかけに企業の福利厚生に興味を持ち、社会保障の勉強を始める。 以降FPとして活動し、個人・法人のお金に関する相談、北海道のテレビ番組のコメンテーター、年間毎年約100件のセミナー講師なども務める。 趣味はジャザサイズ。健康とお金、豊かなライフスタイルを実践・発信しています。

<保有資格>CFP、生命保険協会認定FP、損保プランナー
公式HP:https://fp-kane.com
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