フリーランスの仕事とはどのようなものか?

フリーランスの仕事とはどのようなものか?

昨今、「フリーランス」として仕事を始める人も増えています。「フリーランス」は近年定着しつつある働き方ですが、実際にはどのようなものか、あいまいであることも確かです。フリーランスを始める前に、必要なことを確認しておきましょう。
昨今、「フリーランス」として仕事を始める人も増えています。「フリーランス」は近年定着しつつある働き方ですが、実際にはどのようなものか、あいまいであることも確かです。フリーランスを始める前に、必要なことを確認しておきましょう。

フリーランスの現状

アメリカでは全就業人口の35%がフリーランスであるのに対し日本は15%と、まだまだフリーランスで働く人は少ない印象がありますが、2015年には913万人であったのに対して2020年には1034万人と、100万人増えるなど、増加傾向にあります。

特に2018年に厚生労働省が「働き方改革実行計画」を踏まえ、副業と兼業に関するガイドラインを改定したことにより、今後フリーランス人口は大きく増加していくことが考えられます。

フリーランスの仕事

フリーランスの職種として思い浮かぶのは、ライターやカメラマンの他、デザイナー、プログラマーなどで、個人の才覚で行う仕事の印象が強いと思います。

ライターは出版社等のメディアの依頼を受け、記事の執筆を行うことをメインの業務としますが、自分から企画を提案し、書籍等の執筆を行う場合もあります。作成する記事や文章の違いにより、取材を基に記事として内容をまとめるルポライターや書籍の原稿執筆を行うブックライター、商品・サービスの宣伝文を執筆するコピーライターなどがあります。

デザイナーは、商品の見た目や使い勝手を良くするためのデザインを行ったり、説明文やイラストをより効果的に伝わるようデザインする仕事を行います。WEBサイトをデザインするWEBデザイナー、書籍のカバーデザインの専門家である装丁家、服飾などファッションのデザインを手掛けるファッションデザイナーなどが代表的です。

イラストレーターは、書籍・雑誌・WEBサイトなどに使用する挿絵や文章内容を分かりやすく伝えるための図解などを作成する仕事です。知名度が上がると、依頼されてイラスト作成するのではなく、自身のオリジナルのイラストで展示会を行ったり、作品集を出版することで稼ぐイラストレーターもいます。

プログラマーは、ハードウェア制御するソフトウェアやアプリケーションをプログラミングする職種です。通常、企業などの依頼を受けてプログラムを作成します。プログラム作成以外の工程を担当する職種は、システムエンジニア(SE)と呼ばれます。

フリーランスには労働法規が適用されない

企業に雇用されていないフリーランスには、「労働基準法」等の労働法規が適用されません。「最低賃金」や「労働時間」、「休日」や「有給休暇」、さらに「労働災害の補償」など、企業に勤める会社員はこれらの事柄に関し、「労働基準法」を始める法規によって保護されていますが、フリーランスは対象外です。つまり、フリーランスは多くの自己責任を負ったうえで仕事を行う必要があることになります。

フリーランスは成功すれば大きく稼ぐチャンスもありますが、稼げなければ生活自体が厳しくなります。受注を断ることも自由ですが、発注が来なくなることを恐れて働き過ぎた結果、身体やメンタルを壊してしまうこともあります。フリーランスは会社に拘束されない自由な環境下での仕事ができるという大きなメリットがあると同時に、さまざまなデメリットがあることも理解しておく必要があると言えるでしょう。

なお、完全に法律の保護を受けられないわけではなく、報酬の支払いに関しては「下請代金支払遅延等防止法」(下請法)の適用を受けられる場合もあります。

フリーランスになる前にしておくべきこと

インターネットの普及や地域創生政策との一致性を背景に、フリーランスで働くことを選択する人が増え、フリーランスと企業を結ぶクラウドソーシングサービス事業を行うところも増えています。フリーランスで仕事を始めるにはちょうどよい時期であると言えますが、その前にやっておいた方がよいことに留意する必要もあるでしょう。

まず、クレジットカードを作ったりローンを組むのは、会社員であるうち(給与所得があるうち)に済ませておいた方がよいでしょう。金融機関などが審査を行う際に、自由契約で働くフリーランスは信用度が低く、カードやローンの審査が通らないことも珍しくありません。

フリーランスは自分のスキルを使って仕事をする以上、自身のスキルや技術を向上させておく必要があります。勉強会などに参加して、最新情報を取り入れ、自分の技術やスキルの向上をはかることが重要になります。

フリーランスとして働こうとする場合、人脈は特に重要です。知り合いから仕事の話をもらうことの多いフリーランスでは、特に独立したての頃の受注に人脈の差が表れます。フリーランスの先輩を頼る、人材交流会に参加するなど、人脈構築をしておくことが重要になってきます。人脈を通じて得た仕事をこなすことで信用度を高め、さらなる依頼と人脈の広がりを得ることもできるでしょう。
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