個別株か投資信託か2つの違いを徹底解説~メリット・デメリット、注意すべき点なども紹介!

個別株か投資信託か2つの違いを徹底解説~メリット・デメリット、注意すべき点なども紹介!

これから投資を始めようと考えている方は、個別株式と投資信託のどちらに投資すべきか迷い、悩むことが多いでしょう。端的に言うと一般的には、長期的には投資信託のほうが儲かる、個別株は安定運用では満足ができない経験者に向いている、ということになります。 基本をしっかり押さえたうえで、投資のスタートを切ることが大切です。初心者向けに書きましたが、ある程度経験を積まれている方もぜひ参考にしてください。
これから投資を始めようと考えている方は、個別株式と投資信託のどちらに投資すべきか迷い、悩むことが多いでしょう。端的に言うと一般的には、長期的には投資信託のほうが儲かる、個別株は安定運用では満足ができない経験者に向いている、ということになります。

基本をしっかり押さえたうえで、投資のスタートを切ることが大切です。初心者向けに書きましたが、ある程度経験を積まれている方もぜひ参考にしてください。

個別株・投資信託の相違点

自分の好きな企業を応援する感覚で投資する個別株投資、複数の企業の株式にまとめて投資できる投資信託。個別株と投資信託の違いを十分に理解することで、どちらから始めるべきかが明確になります。

投資信託は株主優待制度はない

投資の運用益や分配金(投資信託)、配当金(個別株)を受け取ることができますが、投資信託には株主優待制度はありません。

異なる手数料の体系

投資信託は保有することで手数料が発生します。これは信託報酬または運営管理費用と呼ばれます。
個別株は売買いずれのときも株式委託手数料がかかります。保有コストはありません。

投資信託は購入時は購入時手数料、販売時は信託財産留保額の支払が必要となります。保有コストは信託報酬と呼ばれます。投資信託の銘柄により手数料が異なるので、目論見書などでの事前の確認が重要です。

投資信託は値動きが小さい

複数の株式に投資する投資信託は、分散効果のため値動きが相対的に小さくなる傾向があります。個別株は短期間に急激な価格上昇・下落をすることが珍しくありませんが、すべての株式が投資信託より値動きが激しいわけではありません。

異なる価格の決定方法

個別株は市場が開いている限り、リアルタイムで価格が変動します。細かな値動きにも注視しておく必要があります。

一方、投資信託は1日1回夕方に決まります。取引の状況によって価格が算出され、運用会社が発表します。これを基準価額と言います。

個別株投資のメリット・デメリット

企業分析や社会情勢の把握などにより銘柄や売買のタイミングを判断することになります。ギャンブルではなく、資産運用ですから余剰資金で行うことが鉄則です。

個別株投資のメリット

大きく儲けることができる
これが個別株最大のメリットです。銘柄選びをうまくやって、売り時と買い時を間違えなければ大きなリターンを得ることができます。

売買を自分の意思で判断できる
自分の自由意思で選ぶことができるため、予想以上のリターンを得る可能性が高まります。好みの企業、応援したい企業、長期的に発展が見込める企業、強力なブランド力を持つ企業などを自分で選ぶことができ、無駄のない投資が可能になります。

長く保有してもコストがかからない
コストは売買手数料のみです。しかも最近ではネット証券を中心に手数料が安くなる傾向がありますので、事前の情報収集が大切です。

調査や情報収集により専門的知識が得られる
経済の動きを把握するためには時事問題にも精通する必要があり、関連書籍などから専門的な知識を得ることができます。

株主優待制度を受けられる
1単元以上の株式を保有するのが条件ですが、中には長期間保有することでグレードが上がる場合があります。飲食店は無料食事券、小売店は割引券など個別株式ならではの楽しみでもあります。

個別株投資のデメリット

大きく損失を出すリスクがある
個別株投資は、企業の業績悪化・倒産リスク、市場全体の暴落リスクなどに起因する大きな損失を出す場合があることを理解しておくべきです。投資信託と比較して値動きの幅が大きくなっています。

投資先企業の経営状況や経済の動向を定期的に確認する必要がある
投資年数が増えてくると、投資先管理の作業量が膨大となり重い負担になることがあります。

銘柄選びや売買のタイミングの判断にスキルが必要となる
投資管理は時間、手間、知識、経験が必要であり、どれが欠けてもバランス感覚の優れた投資家にはなれないと考え、日々の努力が大切になってきます。

分散投資がしづらい
個別株は100株単位で購入する必要があるため、ある程度まとまった資金を準備する必要があります。資金に余裕がないと複数の銘柄に分散投資することが難しくなります。

値動きが大きくなりやすい
投資信託に比べて値動きが大きくなる傾向があります。特に高配当銘柄は他の銘柄より大きく値動きする可能性があります。株価の下落により損失が大きくなることも想定しておく必要があります。

投資信託のメリット・デメリット

多数の投資家から資金を集め、専門家がさまざまな投資先に投資をする仕組みになっています。専門家が厳選した株式の組み合わせに投資するので、知識のない初心者でも比較的始めやすくなっています。また、少額から長期的に投資できることも初心者には最適の投資法と言えます。

投資信託のメリット

分散投資ができる
少額ずつ分散投資を行い、リスクを分散するので安全性の高さが最大のメリットです。たとえば、食品関連企業という投資信託に投資すると、複数の食品メーカーなどにまとめて投資することができます。仮にひとつの企業の株式が下落しても、他の複数企業の株式でカバーしてくれます。

大きな損失のリスクは低い
分散投資によりさまざまなリスクの分散・軽減を図ることができます。

銘柄・投資先を選ぶ手間と時間がかからない
プロが銘柄・投資先を選ぶので、投資家の手を煩わせることはありません。初心者や時間の取れない方には大きなメリットとなるでしょう。その分委託手数料を支払う必要があります。

専門的知識がなくても始められる
プロの投資家に運用を委託しますので、専門的な知識は必要ありません。

少額から取引を始めることができる
通常は1万円単位ですが、たとえば、ネット証券であれば100円から始めることができます。

自動再投資による複利効果がある
分配金を受け取らずに自動的に手数料なしで再投資しますので、複利効果を得ることができます。長期運用をすればさらに効果のメリットが大きくなります。

一部のネット証券では売買手数料が無料になる
ネット証券では人件費などのコストダウンに成功し、売買手数料が無料となる場合が多くなっています。購入時のコスト削減分を別の投資資金に回すことができ、効率の良い投資活動を継続することができます。

投資信託のデメリット

保有コストがかかる
プロに運用を任せるので信託報酬が発生します。運用会社により異なりますが、信託報酬を年に0.5%~2.0%程度支払う必要があります。長期間の運用になると信託報酬の大小が大きく影響してきますので、取引を開始する前の確認が大切です。

個別株投資ほど大きく儲けることは難しい
少額を多数の投資先に投資して、長期的に運用する目的ですから、特に短期的に大きく儲けることは難しくなっています。

自分の資産を他人に預ける
他人である専門家に運用を委ねますから、自分に決定権はありません。初心者のうちはそれほど抵抗がないかもしれませんが、ある程度投資経験を積み、知識が身についたら物足りなくなるかもしれません。

元本の保証がない
投資の基本的なことですが、さまざまな要因で株価が値下がりすることもあります。一時的には元本割れすることもあるでしょう。ただ、投資信託は長期投資が原則なので、短期的な価格の変動は気にしない習慣をつけるのが良いでしょう。

個別株・投資信託の注意すべき点

投資経験が浅いうちは利益が上がりにくいため、ついセオリーを無視した冒険をしてしまいがちです。経験を積み、基礎知識が身につくまでは安定的な運用を心がける必要があります。資産形成のための投資活動において、注意すべき点についてまとめてみました。

個別株

ひとつの銘柄に集中投資しない
株式投資の鉄則は分散投資です。集中投資をすると大きく儲かる可能性もありますが、暴落した場合の損失が大きくなります。

株価が下落した銘柄を放置する
投資本数が増えてくると管理が不十分になりがちです。自分なりの投資方針を決めて、条件を満たしたら売却する決断をしてください。株価が下落したとしてもそのまま放置すれば長期間資金を拘束することになり、投資効率の悪化を招くことになります。

異なる投資手法に手を出す
投資はある程度の継続性が大切です。自分なりの投資スタイルを貫いてください。一定の成果が出るまで多少時間がかかりますので、むやみにスタイルを変えないほうが無難です。拙速な判断はこれまでの投資スタイルのメリットを受けることができません。

企業分析をしないで投資する
株価上昇の動きがある場合でもすべての銘柄の株価が上昇するわけではありません。上昇機運にあるときだからこそ基本に立ち返り、業績や財務状態の企業分析を怠ってはなりません。

ハイリスク・ハイリターンの商品に手を出す
初心者のうちは、焦らずに安定的な値動きをする銘柄を注視し、投資経験を積み重ねていくことが重要です。

投資信託

コスト比較をせずに投資する
保有コスト(信託報酬)、売却時手数料(信託財産留保額)はどの金融機関でもあまり差がありませんが、購入時手数料は金融機関で大きく異なります。取引前にコスト比較を十分行い、これを習慣化してください。

似た商品ばかりに投資する
投資先の企業の業種や国・地域が似たものばかり選ぶとリスクの分散が十分ではない場合があります。値動きの違う株式を複数組み合わせることで、リスクを抑えて安定した利益を得ることを目指す必要があります。分散投資については組み合わせと投資配分の定期的な見直しが重要です。

銘柄を適切に管理していない
投資生活が長くなってくると管理する商品数も増えてきます。長期投資を継続していると商品管理が不十分になる場合があります。投資本数だけを増やせばいいのではありませんので、自分にとって適切に管理できる範囲で、無理のない投資を継続してください。

売却のタイミングを考慮する
自分なりに売却のタイミングのルールをつくり、計画的な投資プランで投資行動にメリハリをつけるようにしてください。

個別株・投資信託の特徴を活かし自分のライフスタイルに合った楽しい投資生活を送ろう

個別株・投資信託の相違点やメリット、デメリット、注意すべき点などについてなるべく専門用語を使わずに、わかりやすく解説してきました。個別株・投資信託ともメリットとデメリットがあります。それらを十分に把握したうえで、自分のニーズに合った投資生活をスタートさせてほしいものです。

初心者は投資信託で分散投資によりリスクを避けて、長期的にコツコツと投資することをおすすめします。個別株は、ある程度のリスクは覚悟のうえで、自分の応援したい企業などに投資しながら、ハイリターンを目指す経験者向けです。

ライフプランで資産形成目的を明確にして、リスクを分散しながら充実した楽しい投資生活を送ってみませんか。
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