FIRE実現するにはいくら必要?早期リタイアを目指すためのコツとは

FIRE実現するにはいくら必要?早期リタイアを目指すためのコツとは

欧米を中心に話題となっている「FIRE」は、20~30代のうちに早期リタイヤすることです。そんな若いうちにリタイヤするなんて、富豪以外無理だと思う人が多いでしょう。しかし、FIREを目指すことはお金持ちではなくてもできます。 話題のFIREを目指すために必要なお金や、貯める方法などについてみていきましょう。
欧米を中心に話題となっている「FIRE」は、20~30代のうちに早期リタイヤすることです。そんな若いうちにリタイヤするなんて、富豪以外無理だと思う人が多いでしょう。しかし、FIREを目指すことはお金持ちではなくてもできます。

話題のFIREを目指すために必要なお金や、貯める方法などについてみていきましょう。

FIREとは?リタイアメントとの違い

FIREと早期リタイアメントは、よく混同されることがあります。確かに定年前にリタイアを迎えるという点では同じですが、どこに違いがあるのかわからない人もいるでしょう。
FIREとリタイアメントの違いについて、みていきましょう。

リタイアメントとは

通常リタイアメントとは、定年後を表すものです。その中でも、早期リタイアメントというのは、40代や50代などで定年より前に仕事を辞めて暮らすことを意味します。この早期リタイアメントとFIREは、よく間違えることがありますが違いは資金にあります。

早期リタイアメントは、ビジネスや投資などでまとまったお金ができたことで実現するものです。一方、FIREはまとまった資金ではなくても、自分の生活が賄える資金があれば実現可能です。そのため、必要な額は人によって異なります。

FIREとは

FIREとは、経済的に独立と早期退職の英単語による頭文字を取ったものです。早い段階で働くことから自由になり、経済的に独立するという意味になります。早期リタイアメントと同じではと思うかも知れませんが、大金がなくても叶うという点がポイントです。

FIREを実現した人たちは、ある程度の資金は必要ですが大金を準備した人ばかりではありません。生活費を抑えて節約しながら資金を投資などで増やすという人もいれば、過剰消費をせず価値観に囚われない生活をする人もいます。

FIREの現実

FIREを実現しているミレニアル世代の多くは、従来の価値観に反発することが根底にあります。生涯働いて老後資金を貯める、マイカーやマイホームの購入など当たり前にされてきたことが、経済不況などの影響から必要性を感じなくなったことが主な理由です。

早いうちから資産形成をはじめて、経済的な独立をすることで自分らしい人生を手に入れるという考え方です。パンデミックや気候変動などさまざまな要因から、ミレニアル世代は安定と言われるものに頼らず自分の力で独立することを選ぶようになりました。

FIREのメリット

早い段階でのリタイアを目指すFIREには、どんなメリットがあるのでしょうか。どんなことにもメリットとデメリットがあるもので、そのどちらも理解しておくことは非常に重要なことです。

FIREを実現するメリットについて、みていきましょう。

働かなくてもいいが働くこともできる

FIREの大きなメリットは、好きなように生活することができることです。働くということから開放されて働かずに生きることもできますし、やりたいことをして過ごすこともできます。

やりたいことが仕事につながっているのであれば、働くこともできるというわけです。収入源としての仕事ではなく、やりたいこととしての仕事を選ぶことができれば、夢だったことをはじめる選択もできます。

働かないFIREと思われていますが、働くことをしないというわけではなく、働いても働かなくてもいいということなのです。

居住地の選択が自由

仕事から開放された生活を送ることができるFIREは、居住地を選択できることがメリットです。のんびりした田舎暮らしや、憧れの海外生活なども選ぶことができます。

FIREは節約することがポイントなので、生活費が抑えられる場所を選べばより一層FIRE生活が充実します。一定の場所に決めなくても、住む場所を転々と変えることも可能です。

好きな場所や憧れの場所で暮らす楽しみが、FIREのメリットとなります。

節約によるミニマリストの実現

FIREのメリットは、節約を心掛けることで無駄な出費を抑えたミニマリストの実現ができます。無理な節約ではなく、無駄な買い物や出費を減らすことは生活にとってとてもプラスのことになります。

電気代や水道代、スマホプランの見直しをするだけでも無駄な出費を抑えることが可能です。そして、必要なものとそうでないものを整理すると、生活に必要なものは意外と少ないことに気づきます。

生活をコンパクトにすることで、節約につながり生活もシンプルになることがメリットです。

FIREのデメリット

メリットが多いFIREですが、デメリットももちろんあります。早い段階でリタイアするFIREは、早期リタイアメントと違って大金を用意してはじめるものではありません。

そのため、注意しておかなければいけない点もあります。FIREのデメリットについて、みていきましょう。

急な出費に見舞われることも

FIREを実現した後、急な出費が必要になり蓄えが大きく目減りしてしまうことも考えられます。思わぬ事故にあってしまう可能性や、ハイパーインフレが起きてしまうなど先のことはわからないものです。

ギリギリの蓄えでFIREを実現してしまうと、いざというときに厳しい経済状況を招いてしまうことになります。FIREを実現するためには、いざという出費を考えて最低でも3年以上分の生活費を余分に考えて蓄えておくことがおすすめです。

孤独を感じる

FIREを実現して仕事から開放されると、場合によっては社会や人とのつながりが途絶えてしまうこともあります。働いている友人たちと疎遠になってしまうことや、共通の話題がなくなってしまい孤独を感じるようなことです。

このようなケースは、仕事をしたくないという理由でFIREを実現してしまうことでおきやすいと言えます。すると、やりたいことややることがない状態になり、社会から疎外感を感じることもあるのです。

FIREを目指す場合は、その後の目標やプランを立てておくことをおすすめします。

無理な節約でストレスに

節約することで出費を抑えることがFIREの特徴ですが、無理過ぎる節約をしてしまうとストレスになってしまうことがあります。なんでもかんでも節約しようとしてしまうと、どこかで無理が出てくるものです。

投資で増やそうと生活費を削ってしまうような生活になれば、生活が破綻してしまうようなことにもなりかねません。節約することは大事ですが、楽しめないような節約は無理がでてきます。

友人との時間や旅行を楽しむなどへの出費までを抑えることは、逆効果です。無理のない節約をすることが、FIREを成功させるコツです。

FIRE実現にはいくら必要

実際、FIREを実現するためにはどのくらいの資金が必要なのでしょうか。早期リタイアメントのように大金ではないとしても、ある程度の資金を用意しておかなければなりません。FIREを実現させるためにいくら必要なのか、必要な資金についてみていきましょう。

年間の支出の25倍

FIREを実践している人の中で定番とされているのが、年間支出の25倍を目安にするという考え方です。たとえば、毎月25万円の支出がある場合年間で300万円の支出があることになります。単純にこれを25倍すると、7,500万円となるわけです。

これが最低限必要な貯蓄額だと、アメリカでは言われています。そして、投資などによる収益4%ルールというものがあり、収益4%以内で生活をすれば支出が出ないことになるわけです。これらは、あくまでも目安ですが実際はもう少し多めに考えておくべきでしょう。

40歳でFIREを目指す場合

40歳でFIREを実現させたい場合90歳まで生きるとしたら、年間生活費を240万円に抑えた場合1億2,000万円は必要という計算となります。40歳までに1億2,000万円用意できれば、毎月20万円ほどの生活を送ることが可能な計算となるわけです。

最低限の貯蓄として25倍の考え方を元に算出すると、6,000万円は貯めておく必要があります。それを元にして、投資収益の4%以内で生活をすることができれば資産が目減りしないことになります。

50歳でFIREを目指す場合

50歳でFIREを目指すためには、毎月の支出が20万円で90歳まで生きるとします。必要なお金は9,600万円となり、およそ1億は必要な計算となるわけです。40歳よりは10年あるので、仕事での収入や投資で増やすこともできます。

貯蓄は同じく6,000万円が必要な計算となります。40歳と比べると資金形成に余裕が出ることで、節約さえしていればあまり無理なく貯められる可能性があります。ただし、40歳と比べると謳歌する時間は減るというマイナスポイントもあるのが現実です。

FIREのためのファイナンシャルプラン

FIREで早期リタイアメントをするためには、どんな資産形成をすればよいのでしょうか。一般的な収入だけでは、中々早々にはお金を用意することは難しいのが現実です。

理想的で安心できるFIRE生活を手に入れるためのファイナンシャルプランについて、みていきましょう。

支出を減らして節約

生活の中でできる一番重要なことは、支出を減らすために節約をすることです。これは、我慢することとは違い過剰な消費を減らすことが根本にあります。ミニマムな生活を基本にして、要らないものを排除していきましょう。

外食を控えて自炊にする、自炊する場合も過剰な材料や調味料を減らすことでだいぶ変わります。家賃や光熱費の見直しや、必要ないものをリサイクルなどもよいでしょう。支出が少ない生活に慣れることで、FIRE生活を楽しめることにもつながります。

働いて収入をアップする

節約とともに、収入を増やすことも事前準備には大事なことです。早めにキャリアアップを狙うために、資格を取ったり専門スキルを身に着けたりすることもよいでしょう。余裕があれば副業をして生活費の足しにすることもおすすめです。

目標の年齢でFIREを目指すためには、早めの段階で動くことがキーポイントとなります。働くことが可能なうちに、労働で得る収入を多くしておけば目標に早くたどりつけることにつながるのです。

投資で資金を増やす

資金を投資に回して、低リスクハイリターンを狙った分散投資もおすすめです。大事なことは、長期的な安定なのでリスクが高い投資は避けて、安定性がある投資を選ぶ方がよいと言えます。

低リスクでハイリターンにするためには、手数料や税金などを無駄に払わないことが大事です。税優遇口座の利用をすれば、税金を払う必要がなく給与から掛け金を捻出することができます。低リスクハイリターンの投資で資金を作ることが、FIREへの近道となります。

焦らず柔軟な考えでFIRE実現を目指そう

話題のFIREを目指すために、いくら必要なのかについて解説しました。パンデミックや不況など、予測がつかない事態が起こる世の中では従来の生き方を見直すことも必要です。FIREは、そんな1つの新しい生き方として、若者を中心に受け入れられています。

FIREを目指すなら、焦らず時間を掛けて柔軟な考え方で実現を目指しましょう。
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