太陽光発電の設備費用の目安をチェック! 節約するコツをわかりやすく解説

太陽光発電の設備費用の目安をチェック! 節約するコツをわかりやすく解説

近年、新築の個人住宅の屋根にソーラーパネルが乗せらている光景を見ることが多くなりました。補助金制度や比較的高い売電価格などの理由により太陽光発電システムの設置が急速に普及してきました。今後、CO2を削減し、地球温暖化の防止や電気代の節約のためにシステム導入を検討している方も多いのではないでしょうか? 電力の買取価格が年々下落を続けており、元をとれるか心配で悩んでいる方もおられるでしょう。そんな方に向けて、設備費用の目安や節約するコツなどをわかりやすく解説していきます。 この記事を最後まで読んでもらったら、きっとシステム導入の判断基準として役立つことでしょう。
近年、新築の個人住宅の屋根にソーラーパネルが乗せられている光景を見ることが多くなりました。補助金制度や比較的高い売電価格などの理由により太陽光発電システムの設置が急速に普及してきました。今後、CO2を削減し、地球温暖化の防止や電気代の節約のためにシステム導入を検討している方も多いのではないでしょうか?

電力の買取価格が年々下落を続けており、元をとれるか心配で悩んでいる方もおられるでしょう。そんな方に向けて、設備費用の目安や節約するコツなどをわかりやすく解説していきます。
この記事を最後まで読んでもらったら、きっとシステム導入の判断基準として役立つことでしょう。

太陽光発電システムの基本

メーカーの開発技術の進展や太陽光システムの普及などの理由により、設備費用が年々安くなっていると同時に、電力の買取価格も下がってきているのが現状です。システム導入を検討している方はインターネットやカタログなどで情報収集する必要がありますが、不明な点は専門業者に確認するのが良い方法です。

設置費用を少しでも抑えるためには、これから説明する太陽光発電の基本的な知識を理解しておくことが大変重要となってきます。

太陽光発電を設置するまでの手順

まず、全体のおおまかな流れを押さえておきましょう。以下のとおりです。

太陽光発電システムの導入計画を検討する
家の構造、屋根の形状・向き、パネルの規模、予想発電量、資金計画などの検討事項を時系列にリストアップしてください。チェック項目がたくさんありますので、ひとつずつクリアしていく必要があります。

設置業者の選定・契約
複数の設置業者の調査・見積により資金計画、設置費用やメンテナンス費用、保証内容などを比較検討することが重要です。そして、具体的で正確なシミュレーションを試してみてください。メーカーや専用のサイトが準備されています。

複数の設置業者から見積を取り、比較検討することが最大のポイントです。

補助金申請
地方自治体の補助金を活用することは、初期費用を節約するためには欠かせません。個性的な補助金制度もありますので、その内容や申請期間、必要な書類などについてお住まいの都道府県や市町村に確認してみてください。あらかじめ一定の申請期間を定めている場合がありますので、注意が必要です。

設置工事・運用
個別の事情で異なりますが、システム設置の工期はおおむね1か月程度です。進捗状況を確認するためにも可能な限り立ち会いましょう。また、運用開始までに電力会社と電力供給契約を結ぶ必要があります。

太陽光発電のメリット

地球にやさしい、エコな太陽光発電は様々なメリットがありますが、主なものは次のとおりです。

売電収入が得られる
固定価格買取制度(FIT)を利用すれば、システム導入後10年間は一定価格で発電した電力を電力会社が買い取ってくれます。10年間は単価の変動がなく、固定価格で買い取ってくれるわけですから、ありがたい制度です。

電力を節約することができる
日中発電した電力を自家利用することで、電力会社からの購入電力を減らすことができ、大きな節約となります。発電できない夜間の使用分だけを支払えばいいことになります。

地球環境にやさしい
太陽光発電は自然エネルギーであり、地球環境に悪影響を及ぼすCO2を発生させませんので、大気汚染防止などに大きく貢献することになります。

補助金制度がある
地方自治体が実施する補助金制度の対象となります。国の補助金制度は終了しましたが、地方自治体はその地域の特性を活かした個性あるプランを提供しています。お住まいの都道府県、市町村のホームページで確認の上、担当部署に問い合わせてみてください。

自立運転機能がある
台風、豪雨などの停電時に、手動でパワーコンディショナなどを操作し、コンセントをつなぐことで電力の直接利用ができるようになります。

太陽光発電の買取価格

FITにより電力会社が10年間固定価格で買い取ってくれることは、前に述べました。この制度は2012年にスタートし、当初の買取価格は42円/kWhでしたが、毎年2円/kWh程度下落し続け、2021年には19円/kWhまで下がってしまいました。設備費用の下落に連動するように、買取価格も半分以下となりました。

FIT終了(10年経過)後は、大手電力会社の買取価格は大幅に減少しますので、売電収入が激減することになります。この対策をどうするのか、事前検討が必要となってきます。

太陽光発電の設置費用

太陽光発電の設備費用は、メーカーの技術開発の進展や太陽光発電の普及により年々下落しています。工事費などの人件費は増加傾向にありますが、パネルなどの機器費用は大量生産が可能となり、コストダウンを実現しています。

設備費用は、発電出力やメーカーによって1kW当たりの単価が異なりますので、単純に比較するのが難しくなっています。ある程度の金額になることはわかっていても、何か目安になるものはないかと悩む方も多いことでしょう。

太陽光発電の設置費用の目安

資源エネルギー庁の「令和3年度以降の調達価格等に関する意見(案)」によると、住宅用太陽光発電のシステム費用の平均値(2020年)は、28.6万円/kWとなっています。

一般家庭の平均的な発電出力は、4~6kWであると想定すると、設備費用の目安は114万円~171万円程度となります。この数字は平均的なものとなりますので、あくまで参考数値と考えてください。おおよその目安金額ととらえてください。

設備費用は、同じメーカー製品を使用したとしても一律ではありません。パネルの出力容量・品質、屋根の状況、設置業者などの要因により変動するものです。必ず具体的、かつ正確なシミュレーションや業者の見積などに基づき判断してください。

太陽光発電の設置費用の内訳

先程紹介した資源エネルギー庁の資料によりますと、2020年のシステム費用の内訳は次のようになっています。

工事費6万円/kW、太陽光パネル17.4万円/kW、パワーコンディショナ4.4万円/kW
架台2.3万円/kW、その他0.2万円/kW

なお、太陽光パネルが全体の約61%、工事費が約21%を占めており、この2つを抑えることが節約の重要なポイントとなっています。

メンテナンス費用の目安

経済産業省は3~4年に1回の定期点検を推奨しています。業者により異なりますが、定期点検代は1~2万円程度。設置業者との契約時にメンテナンスについても確認が必要な項目です。保証内容によっては定期点検は無料となる場合もありますので、忘れずにチェックしてください。
ランニングコストを節約するには保証内容を充実させる必要があります。

太陽光発電の設置費用を節約するコツ

ここまで太陽光発電システムの基本的な知識、設置費用の目安などについて解説してきました。それらを踏まえて設置費用を節約するコツについて紹介します。

ポイントは事前のシミュレーションで必要事項を把握し、正確な設置計画を立てることです。疑問点などは確実に解明し、自宅の屋根に最もふさわしい設備を設置することが重要です。

国・地方自治体の補助金を利用

国の補助金は2014年に終了しましたので、地方自治体の補助金を効果的に活用してください。適用条件や期間がそれぞれ異なるので、設置業者や自治体のホームページなどで確認してください。

システム導入時のコストダウンには欠かせないものですから、事前によく検討し、適時的確に申請を行う必要があります。

太陽光発電の販売・設置業者を厳選

良心的で、経験豊富な設置業者を選ぶことはシステム導入の成功のカギを握っています。業者のホームページや地元の評判などの情報収集が重要になってきます。仮に、設置業者の施行した実例があれば現場を見たり、施主に話を聞くことは大変参考になります。

特典や低価格のみを強調する業者は信頼性の低い場合があります。現実に詐欺まがいの業者も存在しますので、慎重な検討と対応が必要です。

後付けでシステムを設置する場合は、現在の住宅の建築業者に相談してみるのもひとつの方法です。家の構造や屋根の状況を熟知しているので、安心感があります。

低価格モデルを選ぶ

同一メーカーの商品であっても、容量や品質などの条件により価格が異なります。初期費用を抑えるためには、なるべく低価格モデルを選ぶ必要があります。ただし、性能やメンテナンス、保証の問題があるので、単に価格だけで決定するのは要注意です。複数のメーカーの商品を比較検討するのがベストな選択です。

太陽光発電の設置前のチェックポイント

ここまで、太陽光発電の設備費用、買取価格制度、費用節約のコツなどについて説明してきました。初期費用を可能な限り抑えることが大切です。事前の検討、正確なシミュレーション、適切な業者選びが重要です。
これらを踏まえて、システム導入を後悔しないためのチェックポイントを紹介します。

ランニングコストの認識を持つ

システムの新規設置時の設置費用だけに注意が向きがちになりますが、同じように重要なのは機器の点検や部品の交換、修理などのランニングコストです。契約時に保証の充実を目指すなどランニングコスト削減の努力を惜しまないでください。特に、パワーコンディショナの交換は高額となりますので、当初より必須のランニングコストであるとの認識を持つ必要があります。

売電収入を当てにしない

売電収入は太陽光発電の大きなメリットのひとつです。ですが、買取価格は当初と比較して半分以下となっています。今後も年々下がっていくことが予想されています。

また、発電量は天候の影響を大きく受けます。昨今の異常気象により、その年によって大きく変動することもあります。ですから、売電収入だけに頼るのはリスクが大きくなります。設置費用やランニングコストなどとのバランスをとり、費用を節約していくことを重要視してください。

ローンの借り換えを検討する

太陽光発電導入時に「ソーラーローン」を組むことができます。現在の住宅ローンを低金利のものと借り換えることができれば、毎月の支払額を変えず、太陽光発電の費用を組み込むことが可能となります。

また、太陽光発電をグレードアップしたり、蓄電池設置を加えるなどバリエーション豊富な考え方もできます。金融機関に相談してみることをおすすめします。

地球環境の改善に貢献しながら、自分らしい暮らしを満喫しよう

ここまで説明してきましたように、メーカーの技術開発の進展により設備費用は下落傾向にあります。あわせて電力の買取価格も当初の半分以下となりました。ですが、太陽光発電は注意すべき点などをクリアできれば十分元が取れる状況にあります。

地球環境の改善に貢献しながら、災害時の非常用として使えるなどのメリットをうまく活用して節電生活を目指してください。新たなライフスタイルをつくり出して、自分らしい暮らしを満喫してみましょう。
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