etfと投資信託の仕組みの違いや選び方についてご紹介します

etfと投資信託の仕組みの違いや選び方についてご紹介します

年金神話が崩壊してしまった日本において、老後の生活費などは、自分で用意しなければいけなくなってしまいました。そのため、テレビや雑誌などでは、色々な資産運用の方法について特集が組まれるようになっているのですが、その中でも、特に注目度の高い資産運用方法がetfと投資信託です。今回は、これから資産運用をはじめる方のために、etfと投資信託の仕組みの違いや選び方についてご紹介します。
年金神話が崩壊してしまった日本において、老後の生活費などは、自分で用意しなければいけなくなってしまいました。そのため、テレビや雑誌などでは、色々な資産運用の方法について特集が組まれるようになっているのですが、その中でも、特に注目度の高い資産運用方法がetfと投資信託です。

今回は、これから資産運用をはじめる方のために、etfと投資信託の仕組みの違いや選び方についてご紹介します。

etfの特長とは

資産運用の特集において、よく顔をだしてくるのがetfです。このetfは、Exchange Traded Fundの頭文字を取った略称になります。日本語に翻訳すると上場投資信託になります。

etfは、基本的には東証株価指数、日経平均株価、NYダウなどの指数と連動するような運用のされ方をされています。そのため、投資信託の一ジャンルというカテゴライズになります。

etfの仕組み

最初にetfとは、どのような仕組みで構成されている投資信託なのかを理解しなければなりません。etfは、証券取引所に上場している事。そして、株価指数などの指標へ連動を目指すキャラクターを持つ投資信託です。

基本的なetfが連動を求めている指標は、そもそも複数の銘柄で構成されています。そのため、etfによる資産運用を行うことによって、自動的に分散投資を行っていることになります。そのため、etfの1銘柄に投資を行うことは、強いては全体に投資を行っていることになるのです。

etfのメリット

etfの最大のメリットは、難しい事を考えなくても、自然と分散投資ができるということです。リーマンショックや、今回の新型コロナウイルス騒動のように、予想できないトラブルが将来的にも起こりうる状況です。そういったリスクに備えるためにも、分散投資は必要最低限のルールだと言えます。

etfでは、投資対象となっている指数は、最初から複数の銘柄で構成されています。そのため、1つのetfを所有するということは、最初から複数の銘柄に投資していることになるのです。個別の企業に投資を行う株式投資と比較して、リスクを抑えた投資スタイルとなっているのです。

etfの注意点

etfの注意点としては、自動での積立投資に対応していないことです。老後資金を確保するためには、確実性の高い積み立て投資は必須です。しかし、etfでは、自動で積み立ててもらうことができませんので、手動で購入の手続きを毎週しなければいけません。

また、1銘柄であっても、分散投資をすることができるといった特徴があります。しかし、その分、投資金額が高くなる傾向にありますので注意が必要になります。もちろん商品にもよりますが、20,000円程度は必要になります。

投資信託特長とは

投資信託は、ファンドともいいます。投資信託は、多くの投資家の方から集めたお金を、まとめて一つの資金として運用することです。運用は、個人ではなく、運用の専門家などが投資家の代わりに運用してもらうことができます。そのため、資産運用の初心者の方から、多くの注目を集めています。

投資信託の仕組み

投資信託は、投資信託運用会社で作られている商品です。投資信託は、銀行や郵便局、証券会社などで販売されています。投資家に販売された投資信託の売上金は、一カ所に集められます。その集めたお金は信託銀行に保管しつつ、投資のプロが投資を行っていきます。

投資信託では、運用だけでなく、販売や資産の保管などは、それぞれの分野で専任の機関が存在しています。投資信託の販売は、証券会社や銀行などが、その役割を担っています。運用は、投資信託運用会社が行っていて、投資家から集めた資産を、大切に保管し管理しているのが、信託銀行です。

投資信託のメリット

投資信託のメリットは、少ない金額からチャレンジすることができるということです。いきなり何百万もかけて資産運用をするのではなく、10,000円程度から簡単にチャレンジすることができるといった手軽さがあります。

また、資産運用に重要なリスクを分散させる分散投資を、何も考えずに自動に行うことができます。そのため、リスクが非常に少なくなっています。また、運用は専門家が投資した人に変わって運用してもらうことができますので、知識や労力が必要ないというのもメリットだと言えます。

投資信託の注意点

投資信託の注意点は、非常にリスクの少ない資産運用方法ではありますが、リスクはゼロではありません。投資信託には、価格変動リスク、為替変動リスク、金利変動リスク、信用リスクといったリスクが存在しています。これらのリスクは、投資信託とは切っても切れないものになりますので、元本割れする可能性がありますので、注意しなければいけません。

また、投資信託には、コストが存在しています。投資信託を売却するときには、通常2パーセントから3パーセント程度の販売手数料がかかってしまいます。また、投資信託として投資している金額の0.5パーセントから1.5パーセント程度かかってしまう信託報酬というコストもあります。これらの手数料は、投資信託会社や商品によって異なりますので、事前に調べておく必要があります。

etfと投資信託の違いについて

どちらも非常に魅力的な資産運用方法だといえるetfと投資信託ですが、似通っている部分も多く、どちらにチャレンジしたらよいかわからないという方も多いと思います。そんな時には、etfと投資信託の違いを理解し、見比べることによって、etfと投資信託のどちらを選んだらよいかが見えてくると思います。

コスト面での違い

資産運用をする上で重要になってくるのが、やはりコストです。同じだけ利益がでたとしても、コストが高ければ、それだけ利益が少なくなってしまいます。初期投資コストだけを見てみると、投資信託だけのメリットとして売買手数料がかからないノーロードファンドがありますので、etfよりもコストが少ないと言えます。

しかし、信託報酬だけを見てみると、etfの方が投資信託よりも信託報酬がリーズナブルになっています。初期投資費用は高くなりますが、長期間の投資を見据えてチャレンジするのであれば、投資信託よりもetfの方がコスト面では優れていると言えます。

使いやすさでの違い

資産運用にチャレンジする場合には、とっつきやすさや使いやすさも重要なポイントになります。取引のフレキシブルさは、etfに軍配が上がると言えます。投資信託の場合には、投資信託の販売会社が定めている時間内に限り、1日1回の割合で算出される基準価格をベースに売買が行われます。

etfの場合には、投資信託会社ではなく、証券取引所の取引時間内がベースになりますので、より自由度が高いと言えます。また、証券取引所の取引時間内に起きる市場価格の変動を、リアルタイムに反映させた価格で売買されていますので、投資信託のように、購入を決めた翌日に、大きく価格変動してしまって損をしてしまうようなことがありません。

分配金や配当での違い

分配金や配当などの違いも、投資信託とetfを選ぶ上で重要なポイントになります。投資信託の場合には、普通分配金は、当然ながら課税対象となります。また、元本払戻金となるケースも考えられます。etfも投資信託と同様に、分配金は課税対象となっています。しかし、元本払戻金にはなりません。

ただし、etfは税法の縛りによって、決算期間中に発生した利子、そして配当などの収益には、信託報酬などの費用を控除した全額を分配するルールがあります。そのため、etfの人気商品でもある金価格連動型上場投資信託、原油先物などの場合には、対象指標が配当や利息を生まない資産ですので、分配金がゼロに固定されてしまうケースもあります。

etfが向いている人の特徴について

etfと投資信託の特長を理解したら、どちらが自分にとってメリットが大きいかを考える必要があります。そのため、etfが向いているのは、どのような人なのか、そういった特徴を捉えておくことも必要になってきます。

投資に慣れている人

etfが向いている人の特徴として挙げられるのが、投資に慣れてきていて、投資に自信を持っている方です。投資に慣れてくると、投資信託のように、全てを任せっきりにしている状況が、なんだか物足りなく感じてしまいがちです。

そういった方の場合には、自分で逐一判断し、投資信託のような、最初から商品がまとまっているものではなく、個別株の売買にチャレンジしたくなります。もちろん投資信託よりもハイリスクとなりますが、高いリターンも期待できますので、etfを選んだ方が、メリットが大きいと言えるのです。

投資のコストを抑えたい人

投資信託やetfをする方の多くが、資産運用を行い、資産を増やしたいという方です。しかも、すでにある程度の資産を有しているのではなく、ゼロから資産を形成していこうと思っている方です。そういった方の場合には、日々の生活などもありますので、まとまった金額を資産運用にまわすことは難しいと言えます。

そういった状況において、etfと投資信託を単純に比較した場合、etfは上場している商品がターゲットとなりますので、取引コストなどがリーズナブルであることを理解できると思います。なるべくお金をかけずに資産運用したいという方は、etfがおすすめだと言えます。

投資信託が向いている人の特徴について

etfよりも投資信託に向いている方は、どのような特徴があるのでしょうか。投資信託に向いている人の特長を理解すれば、自分がどちらを選んだら良いのかが分かってきます。ここからは、etfよりも、投資信託を選んだ方が幸せになれるであろう方の特長をご紹介していきます。

初期投資費用を抑えたい人

etfよりも投資信託をおすすめしたい方は、これから資産運用をはじめるにあたって、最初にまとまったお金を用意することが難しい方です。一般的な資産運用には、ある程度まとまった金額が必要になります。そのため、資産運用は、どうしても一般の方にはハードルが高いと思われがちですが、投資信託の場合には、お小遣い程度の金額から資産運用をはじめることができます。

投資信託の販売会社によって、初期投資費用は変わってくるのですが、初期投資費用をなるべく抑えたいという方が多いことから、多くの投資信託販売会社では、毎月の投資額を抑えたプランが用意されています。初期投資をなるべく抑えたいという方は、投資信託がおすすめになります。

投資が怖い人

投資自体が初めての方、投資に恐怖を持っている方などは、投資信託が絶対におすすめです。投資信託の場合には、自分に変わって専門家の方が投資を行ってくれますので、必要最低限も知識だけで、十分に利益を出すことができます。

投資に恐怖感を持っていなくても、仕事や育児が忙しいという方も投資信託がおすすめだと思います。また、資産運用の重要性は理解してはいますが、資産運用に時間や労力を浪費するのは、人生において大きなマイナスだと思っている方にとっても、投資信託は魅力的だと言えます。

etfと投資信託の違いに注目しよう

etfは、大きな枠組みの中では、投資信託の一種にカテゴライズされます。これは、投資信託もetfも、投資家の方から集めた資金を運用することによって、利益を出し、その利益を投資家の方に分配しているという、根っこの部分で同じだからです。あとは、自分の知識やライフスタイル、性格、資産運用にかけることができる時間やお金などを比較した上で、どちらが適しているかを改めて自分に問いながら決めるようにしましょう。
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