先例に学ぼう!資産運用の失敗談から得られる3つの教訓
資産運用は、慣れている人でも失敗することがあります。
大成功した人にも、かつて大失敗した経験があるというケースは多いものです。
他人の失敗談は、自分にも起こり得ることと用心しておいたほうがよいでしょう。
本記事では、資産運用の失敗談から学べる教訓を紹介します。
他人の失敗談は、自分にも起こり得ることと用心しておいたほうがよいでしょう。本記事では、資産運用の失敗談から学べる教訓を紹介します。
資産運用とは、預貯金や株式、債券、投資信託といった金融商品などを利用して、手持ちの資産を効率的に増やしていく方法です。
株式投資の失敗談
どんな失敗談があるか、見てみましょう。
投資対象に無知だったAさん
例えば、10万円の資金で株式投資を始めた人の失敗談は、有名企業の銘柄を買ったというもの。
大企業の株式だし、急激に株価が下がることはないだろうと甘く見ていたのです。株主優待があれば、楽しめるくらいの気持ちでいたのも失敗でした。
購入後からまもなく株価がグンと下がり価値が減ってきたときも、持ち直しに期待したAさん。
実は、株式を購入した企業は購入当時から業績が傾いていたのです。
業績の回復はないままに倒産してしまったため、Aさんが投資した資産はゼロとなってしまいました。
損切りできなかったBさん
このままいけばさらに株価が上昇するのではないかと期待していたところ、不意に株価が急落。しかし、半分以下に減ってしまった元手を見ても株価が持ち直すのではないかと期待したのです。
株価が下がったところで損切りすればよかったのに、自分の勘を信じたことで元手が減るどころか負債を抱えてしまいました。
株式投資の失敗談から学ぶ教訓
危ないと思ったらすかさず損切りすることも、株式投資で必要な行動です。
ネオモバで資産運用!ネオモバが今までの証券口座と違う理由とは? – タスマガジン:副業を頑張る人のお金の情報マガジン
不動産投資の失敗談
しかし、不動産投資もただほったらかしで利益が出るほど甘くはありません。不動産投資の失敗談について、紹介します。
2,000万円問題の発端は、金融庁の金融審査会がまとめた報告書でした。収入を年金のみに頼る無職世帯のモデルケースでは、20~30年間の老後を生きるために約2,000万円の老後資金が必要になるとしているのです。
事故や自然災害を想定していなかった
購入したワンルームマンションに、賃貸人が入らないリスクは想定済み。しかし、運よくすぐに賃貸人が見つかって月々の家賃収入を得られることになりました。
ところが、隣家からぼやが出て火事騒ぎになる想定外の出来事が起こってしまいます。
保険に入っていたとはいえ、すべてを回復するには時間も追加の費用もかかり、次の賃貸人が見つかるまでの家賃収入も途絶えてしまいました。
Cさんは負債を抱えることになり、物件を手放さざるを得なくなったのです。
新築物件の購入で失敗
ところが、更新時期が来てみると賃貸人が周囲にできた新築マンションに移ってしまったのです。
中古物件になったDさんの物件は、家賃を値上げすることもできず賃貸人もすぐには見つからず家賃収入が途絶えてしまいました。
不動産投資の失敗談から学ぶ教訓
予測は難しいことですが、いざというときに対策費用を用意しておけば乗り切れることもあります。
近所にどんな人が住んでいるか、災害や事故が起こりやすそうな土地ではないか、周囲の物件情報なども調査しておいたほうがよいでしょう。
投資信託での失敗談
しかし、すすめられるままに金融商品を購入していたら、いつのまにか資産が大きく減っていたというケースは珍しくありません。
投資信託での失敗談について、見ておきましょう。
回転売買に引っかかって失敗
委託手数料を稼ぐのが目的で、次々と売買をさせられてしまうのです。
投資に関して知識があまりなかったり、断るのが苦手な人だと、あれよあれよという間に預けた資産を使われて大量の手数料を持っていかれてしまいます。
老後資金の6000万円を預けた人が、不安になって元手がいくら残っているのかたずねたら半分になっていたという話もあるほどです。
毎月分配型で元本割れした失敗談
最初の頃は毎月順調に分配金があって安心していたところ、あるとき元本割れとなっていることを知りました。
毎月の分配金を受け取っていても、元本割れとなってしまったのでは資産を増やすどころの話ではありません。
投資信託での失敗談から学ぶ教訓
大事な資産を預ける以上、どのようなことがおこなわれているのか、どのようなリスクがあるのかについてはチェックしておいたほうがよいでしょう。
投資信託ってどうやって運用すれば儲かるの?おすすめの運用方法を教えて! – タスマガジン:副業を頑張る人のお金の情報マガジン
資産運用の失敗談から大いに学んでリスクを減らそう
うまみのある話にばかり引きずりこまれないように、失敗談をしっかり頭に入れて気を付けることが大切です。
失敗談から学ぶことで、リスクは減らしていくことができます。