自動車保険はどう算出される?年代別相場と安く抑える方法も

自動車保険はどう算出される?年代別相場と安く抑える方法も

車を購入するとき、また補償を見直す際に自動車保険がどの程度掛かるのかは誰もが気になるところです。 よって、ここでは世間の自動車保険のお値段…つまり相場をご紹介するのと、どのように価格が決められてどのようにすれば安く抑えられるかなどを解説させていただきます。
車を購入するとき、また補償を見直す際に自動車保険がどの程度掛かるのかは誰もが気になるところです。
よって、ここでは世間の自動車保険のお値段…つまり相場をご紹介するのと、どのように価格が決められてどのようにすれば安く抑えられるかなどを解説させていただきます。

自動車保険の相場

まずはここで、自動車保険がどのように算出されるのかを解説するのと、相場を年代別でご紹介させていただきます。

自動車保険の算出要素

では自動車保険というものが、何を参考にして算出されているのかなどについての解説を、下記に記述します。

事故歴
自動車保険には「等級」の制度が設けられているのですが、これにより保険料の割引率が定められます。そして等級の決定は、過去に事故があったかどうかを参考のひとつとしている、また参考として大きなウエイトを占めています。

つまり事故歴は、自動車保険の算出要素として非常に重要な部分を担っているのです。1〜20の等級があり、数字が大きくなるほど保険料の割引率が上がる…つまり、保険料が安くなります。

しかし事故を起こして保険を利用すると等級が下がり、割引率が減ることで保険料が高くなってしまうでしょう。

年齢
年齢もまた、自動車保険に密接に関わる場合が多く、重要なファクターのひとつとなるでしょう。結論から言うなら「若ければ若いほど保険料は上がる」、また「高齢者であればあるほど上がる」ことになります。

若い方や高齢者からすれば納得出来ないところですが、上記は「事故の可能性」が背景にあるのです。保険会社は予め事故を起こしやすい年齢層を把握していて、統計からまだ運転に不慣れな20代や、事故の多い高齢者に対して負担を大きくしています。

使用目的
運転する車を何に使用するのか…一見自動車保険には無関係に思えますが、保険会社からすればそうではありません。日常の足なのか、若しくは通勤手段なのか、はたまた業務用なのかでは、車の使用頻度が変わることから事故率の差が生まれるのです。

保険会社の一般的な見解は、日常やレジャーを目的としている場合は使用頻度が「低い」とされ、保険料が下がる傾向があります。逆に業務用の場合は使用頻度が「高い」とされ保険料が上がり、通勤などはその中間に設定される可能性が高いでしょう。

使用地域
日本津々浦々、同じ補償内容で保険に加入しても、車を使用する地域によってその価格に違いがあることが多いでしょう。その理由は「地域別の事故率」で、事故率の高い地域の場合は保険料が上がり、事故率が低い地域の場合は保険料が下がるのが一般的のようです。

地域の煽りという形ですので納得出来ない方は少なくないと思いますが、自動車保険の大多数は使用地域を参考にしています。どうしても地域の煽りを受けたくない場合は、使用地域を参考にしない保険を探すなどの工夫をしなければなりません。

補償対象者の範囲
つまりは、「自動車保険の補償を受けられる人数が増えれば増えるほど、保険料は上がっていく」と考えてください。補償対象が「運転手だけ」よりも「運転手とその配偶者」の方が、「運転手とその配偶者」よりも「運転手と同居する親族」の方が高いということです。

さらには「別居している子」、「友人や知人」となると保険料は飛躍的に上がってしまいますので、補償対象は慎重に考えていかなくてはなりません。逆に「運転手だけ」であれば、本人限定特約となり保険料は大幅に下がりますので、安さ重視ならいっそのこと今の車を自分専用にするくらいでいいかもしれません。

運転免許証
これは自動車保険の算出要素としてとても有名で、皆さまも配偶者等との会話でもよく挙がると思います。つまりは「グリーン」なのか、「ブルー」なのか、「ゴールド」なのかということです。

グリーンは免許取得後3年以内…つまり初心期間のため、事故率が高いことからどうしても保険料が上がってしまいます。一方でゴールドなら、無事故無違反が5年であることから事故率が低いと解釈され、保険料の割引率が高めに設定されるでしょう。

走行距離
走行距離が短ければ事故の可能性が低く、走行距離が長ければ事故の可能性は高い…自然な考え方で、これも保険料に対して密接な関わりを見せます。算出方法は、多くの場合契約時、または更新時から過去1年に遡って走行距離を見て、保険料を決定しているようです。

若しくは、過去を遡った上での予測で決定される場合もありますが、どちらにせよ普段の走行距離に重点を置いていることには変わりありません。参考として5,000km、10,000km等のキリの良い数字を「超える」か「以下」で判断される可能性が高いでしょう。

車種並びに型式
普通自動車なのか、軽四なのか、小型自動車なのか、そしてそれらの自動車の型式な何なのかは、自動車保険の設定において重視されることになります。普通自動車、小型自動車は1〜17、軽四は1〜3のクラスに分けられ、数字が高くなればなるほど保険料が高くなるでしょう。

では、何をもってクラス分けがされるかという部分ですが、まず自動車というのはすべてが同じではなく自動車ごとに特性や特徴を備えています。その中には事故を起こしやすい、リスクの高いものがあり、それをクラスとして区分しているのです。

となると、リスクの高い車は避けたいと考えてしまいますが、区分や評価については毎年見直しを図っているのが一般的ですので、恒常的なものでないことからあまり不安になる必要はないでしょう。

安全装置
AEB、誤発進抑制制御、車間距離制御、イモビライザーなどの事故を起こさない、事故が起こっても軽減されるなどの安全装置がある場合は、保険料が下がる場合があります。昨今の自動車は上記が標準装備されている場合が多いことから、意図せず保険料が安くなっている場合もあるでしょう。

ただし、安全装置により保険料を割り引く制度を導入している保険会社はまだまだ少なく、加入時や事前に必ず聞いておいた方がいいでしょう。もっとも、今後は続々と割引要素として扱われるはずですので、先見の明ではありませんが今からでも選ぶ車は安全装置付きであることを前提にしていいかもしれません。

年代別の相場

では次に、自動車保険の相場を年代別でご紹介させていただきます。
20代
20代は事故率の高さや運転経験が少ないなどの理由から、保険料がどの年代よりも高くなりやすい傾向があるのはこれまでのとおりです。しかも他の年代と違い、20代の場合は「〜20」「21〜26」「27〜30」で非常に大きな格差があり、如何に保険会社がこの年代の事故を警戒しているかが分かります。

具体的にですが、車種により異なるので一口には言えませんが、「〜20」であれば年間10〜30万円となり10万円以上は確定だと考えてください。「21〜26」なら年間8〜18万円あたりで、「27〜30」なら5〜14万円あたりが相場となり、20代は加齢により飛躍的に値下がりしていく傾向があります。

30代
20代から一転、30代となると自動車保険の相場も落ち着きを見せ、概ねではありますが4〜13万円あたりが相場になるでしょう。この年代になると30代は「30代」と一括りに考えられるようになり、40代に入るまでは格段目立った値下がりはありません。

あくまで等級による段階的な値下がりのみで、この年代で自動車保険が負担に感じられる方は、抜本的な見直しが必要になるかもしれません。なおこれから車を購入される方で20代であるなら、両親から等級を引き継げば16等級から始められるので、30代の時点でかなり保険料はお安くなるでしょう。

40〜50代
40〜50代は働き盛りの家族持ちが多く、最も安全運転を心掛ける場合が多いことから、あらゆる年代の中で保険料が最安値となる傾向があります。価格で言えば年間3〜10万円程度で、「〜20」の年代と比べても半額以下で負担は非常に少なく、家計も大助かりとなるでしょう。

ただし、その価格も「事故なし」によるところが大きく、事故をして保険を利用すれば等級が上がり、保険料は跳ね上がってしまいます。よって、最安値でいるためには、如何に事故を起こさずに安全運転を維持出来るかが問われるでしょう。

60〜70代
多くの場合、60代の自動車保険の相場は50代あたりとそう変わりなく、引き続き最安値の維持となります…が、70代となるとそうはいかないようです。70代の場合は、一転して30代の価格帯を設定する保険会社が多く、突如として負担が大きくなってしまうのです。

その背景は「事故率」で、70歳以上となると事故を起こす可能性が高い高齢者とみなされ、保険料が引き上げられてしまいます。逆に言えば、60代はまだ現役世代とみなされているということになり、60〜70代は自動車保険のターニングポイントと言えますね。

保険料を安く抑える方法

では次に、高い自動車保険をどのように安く抑えるのか、その方法について解説します。

契約の見直し

自動車保険というのは、一度加入してしまえばそれでおしまいという訳ではなく、定期的に見直す必要がある性質を持ちます。例えば同じカテゴリの特約でも、20年前のものと今のものでは保険料から補償される内容まで、大幅に変更されている場合がほとんどです。

しかし、保険会社は必須のもの以外は教えてくれません。上記の場合、大抵放置しておく方が会社にとってお得…つまり、現在の特約の方がさまざまな観点で充実しており、自ら見直しを図り補償内容を変更する必要があるのです。

特約でなくても、今の時代に沿った補償内容がある、また今の自分には合わない補償内容があるなどに気付くことが出来ます。そこの変更は、直ちに保険料を安く出来るタイミングとなる、そして下げ幅も大きいので最初にやっておくべき手段になるでしょう。

支払い方法を変更する

自動車保険は、原則1年契約の1年払いです。1年間の保険料を12等分、またはボーナスに重きを置いたボーナス+12等分で支払いを続けるのが一般的な自動車保険の支払い方法となります。

しかし12等分の場合、利息として取られる金額が馬鹿にならず、本来の保険料を大幅に上回ってしまうことが少なくありません。そこで「一括払い」で、1年間の保険料を事前に一括払いをしてしまうことで、本来の支払額に収まることから可能であれば是非やっておきたいところです

両親の等級を利用する

先でも少し触れていますが、これから初めて車を購入しようとしている方であれば、言い方が悪いのですが両親の等級を是非利用したいところです。と言うのも、まず保険料の算出要素に等級が密接に関わると記述していますが、これから初めて車を購入される方では時間を必要とする等級が満足に得られていません。

しかし、そんな方は多くが20代前半でお金がない…となると、非常に高額な20代の保険料など払ってられません。そこで両親の等級で、自動車保険というのは両親の等級を子が引き継げるというシステムがあり、その際は16等級から始められとてもお得なのです。

自動車保険の選び方

最後に、一体どのように自動車保険を選べばいいのか、簡単ではありますがそのコツをご紹介します。

代理店かダイレクト(ネット)型か

保険料を安く抑えるという観点であれば、代理店を通さずダイレクト型で対面せず、決定してしまうのが早いでしょう。
ただし、対面の煩わしさや手数料などがなく格安、面倒さがないというメリットがある反面、何もかもを自分で手続きをしなければなりません。

補償について

その補償が、自分に適しているか否かは最重視すべき点です。特に、事故やトラブルにより走行が出来なくなった際に重宝する「ロードアシスタンス」や、最悪のケースを想定した「弁護士特約」などは慎重に考えましょう。

その他、交通事故だけでなく日常の怪我なども補償してくれる特約など、自動車の枠を超えた補償もありますので生命保険との兼ね合いも考慮した方がいいでしょう。

損のない自動車保険にしよう

年齢などの、どうしようもない部分については本当にどうしようもありませんが、自動車保険は延々と支払い続けるものであり、どうしようもなくても安く抑えたいのが心情です。よって、出来る範囲のことは全部やる等安く抑える手段を尽くして損のない、そして頼りになる自動車保険を自分から作り上げていきましょう。
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