あなたはどの種類のFIRE?リタイア後の自分に合うFIRE選びのポイント

あなたはどの種類のFIRE?リタイア後の自分に合うFIRE選びのポイント

アーリーリタイアを夢見ている人が増加しています。アメリカ発と言われるFIREを目指す人多いのですが、ひとことでFIREといっても種類があるのをご存知でしょうか。 今回は、FIREを目指す人向けに、どのFIREになるのか、自分にあったFIREの選び方をお伝えしていきます。
アーリーリタイアを夢見ている人が増加しています。アメリカ発と言われるFIREを目指す人多いのですが、ひとことでFIREといっても種類があるのをご存知でしょうか。

今回は、FIREを目指す人向けに、どのFIREになるのか、自分にあったFIREの選び方をお伝えしていきます。

FIREの種類:働かない選択

まずはFIREの種類として「働かない選択」をする場合です。この場合、ファットファイアとリーンファイアがあります。

それぞれ2つのFIREとも働かないことは共通ですが、ファットとリーンでどんな違いがあるのでしょうか。

ファットファイア

ファットとは英語のfat、つまり「太い」を意味します。これから先に働かずとも十分な資産を保有し、現在と変わらないライフスタイルを謳歌できるのがファットファイアです。

ファットファイアは、FIREを目指す者にとっては理想なかたちですよね。お金の心配をせずに働かずに暮らせるのは、FIREの醍醐味でしょう。もちろん、資金が必ず必要になります。利回りの4%ルールを考慮しても、最低で1億円以上が必要になる計算となります。

リーンファイア

リーンとは英語でlean、「無駄がない、効率的な」といった意味です。これから先の資金は莫大ではないけれども、贅沢をせずにいれば生活ができる状態のFIREです。

イメージ的には昔の年金で食べられていた年配の方ですよね。めちゃくちゃ贅沢なわけではないけど、生活には年金で充分で、つつましやかな生活ができる。お金のかかる趣味がなくて、外食や海外旅行なども必要に感じない方は、リーンファイアで満ち足りた生活をすることができるでしょう。

今の生活を考えてみよう

働かない選択となるFIREを選ぶなら、あなたはファットかリーンかどちらタイプでしょうか。

この答えには今の生活態度がヒントとなります。現状、外食好きで友達が多く、遊ぶことが好きなタイプであればリーンファイアは向きません。逆に、毎日を淡々と過ごし、食事もほとんどが自炊で3000円のお買い物にも心が痛む人はリーンファイアで充分です。

今の生活を考えれば、FIREに必要な資金が見えてくるのです。

FIREの種類:働く選択

では次に、FIREですが働く選択をする場合です。多くの人が、FIREは完全にリタイアをした形だと考えていますがそうではありません。

従来型の働き方を脱して、セミリタイアの状態になるのもFIREとなります。サイドファイアとバリスタファイアの違いの解説です。

サイドファイア

サイド=副業にてセミリタイアした状態のFIREをサイドファイアと言います。副業では主に趣味や特技を生かした仕事をするので、簡単に言えば好きなことで稼いで暮らすことですね。

投資で得た配当金や、不動産収入で生活費を出しながら、副収入があるので余裕の生活ができます。その上、好きな仕事なのでストレスがかからないといった精神的な余裕が生まれるのがこのFIREです。

ただし、実際にフリーランスをするのであれば、そこそこ忙しくなってFIREになれずといった副産物もあります。

バリスタファイア

正社員やフルタイムからの仕事から離れ、資金を背景にアルバイトやパートで生計を立てるタイプをバイスタファイアと呼びます。

バリスタはカフェにいるコーヒーのプロですよね。あくせく働くのではなく、カフェでのアルバイトのように余裕をもって働くというFIREです。

仕事を無理せず行い、かつ社会的な接点はあるため、心と財布にゆとりを持った生き方となるFIREです。

自分の性格を考えてみよう

セミリタイアの形で社会と関わるくらいがちょうど良い人も多いでしょう。しかし考慮すべきは自分の性格です。

長年正社員で働いてきた人は、今さらアルバイトで自分よりも若い世代の人から注意をされることにプライドが許さないかもしれません。

あるいは、アルバイト採用では物足りずもっと働きたくなく場合もあります。働くのか働かないのか、働くならどのように働くのかまで、自分と相談してみましょう。

FIREにはどれだけの資産が必要?

サイドファイアやバリスタファイアは、ファットやリーンに比べて少ない資産でFIREになることができます。ある程度かの収入が毎月あるのは、それだけで心強いでしょう。

対して、ファットとリーンファイアを目指すなら、きちんと「いくら必要なのか」を算出しておくことが大事です。

年間支出の25倍

働かない選択をするなら、毎日贅沢をしなくとも、少なくとも今の生活スタイルを大きく変えずに生活できるほどの資産を確保しなければなりません。

働かないFIREになるには、最低でも年間支出の25倍とされています。たとえば、年間300万円で生活するなら7500万円が必要という計算です。もちろん1人での算出となります。

人は一度上がったライフスタイルを崩すことは難しいと言いますので、ご自身の活動範囲とお金の流れをしっかりと把握しておきましょう。

4%ルール

日々の生活に苦しまずに余裕をもってFIREとなるなら、資金運用の利回りも重要です。そして、運用に使える資金を用意しておくことが大事。

基本的にFIREは、投資をして年4%の利率を目安といます。たとえば、さきほどの7500万円を年4%で運用すれば、年間で300万円の利益が生まれ、それが生活の補填となります。

ただし4%は理想で、実際には5%あった方がよいという見方もあります。

投資と節約は必ずセットとなる

投資で4%の利益を出していくことはFIREの基本コンセプトですが、それとは別に、必ず今よりも節約した生活はテーマになるでしょう。

というのも、まず投資にはリスクが付いて回るということです。今と同じライフスタイルであれば、いずれ資金は枯渇してしまいます。

また、FIREをできるだけ早い時点で達成したいなら、節約をして目標の貯金金額を達成させることも可能です。
投資と節約とをキーワードにして、自分にあったFIREを目指しましょう。

FIREを成功させるために必要なこと

「ざっくりこれだけの資金があればFIREできるかな」といったどんぶり勘定はFIREには禁物です。きちんと筋道をたててFIREの目標を達成しないと、後に大きな誤算となりかねません。

では、FIREを成功させるには、どんなことが心構えとして必要なのかをみていきましょう。

生活費を把握する

毎月どれだけの支出があるのか、お金の流れを把握することが大切です。というのも、これから先も今までどおりのライフスタイルを貫くのか、それとももっと質素に生活をしていくのかによって、必要資金は異なります。

ある程度の余裕があると思っても、性格的に「まだ余裕があるから使っても大丈夫だろう」と考える人は、働かない選択のFIREのリスクは高いと考えられます。

自分のお金の流れを見直すところから、資産形成を始めていきましょう。

成功した人の事例を参考にする

物事すべてにおいて言えることですが、これから経験することに対しては積極的に成功例を取り入れることが大切です。

もちろん、なかには完全なる自己流でFIREを達成する人もいるでしょう。しかし成功例が目の前にあるなら、良いエッセンスは手にしておきたいですよね。

なぜFIREに成功したのか、また逆に、なぜ失敗してしまったのかを先人に習いましょう。

なぜFIREをしたいのかを考える

ここがFIREを目指すのに最も大切なポイントです。ただ単に「仕事に行きたくないから」「職場に苦手な人がいるから」といった理由でFIREを目指しても、結局満たされることなくまた道に迷うことが考えられるでしょう。

これまでFIREで充実した日々を送っている先人たちは、かならず人生に目的を持っています。アーリーリタイアをしてから先の目標を立てているのですね。

今一度、なぜFIREを目指しているのかを考えてみてください。ひょっとすると、求めている答えはFIREでは得られない可能性もあるのです。

自分にあったFIREを選ぶポイント

では、4種類あるFIREでどのFIREを選ぶのか、なりたいタイプのFIREを選ぶポイントを見ていきましょう。

これから先にどういった生活をしていくのか、また、あなた自身の性格も選ぶFIREに影響します。なりたい自分像を想像しながら、考えてみてくださいね。

出費の癖を考える

あなたの出費の癖を考えてみてください。週末はアウトドアが好きなのか、友人と過ごすことが好きなのか、高級なブランド品が好きなのか、といったいわゆる「娯楽」の部分です。

早い段階でFIREを達成しようとする人は、この娯楽の部分を削らないといけないと考えがちかもしれません。しかし人生の豊かさは、この娯楽部分に集約されていると言っても過言ではありません。

この娯楽にどのようなお金のかけ方をしているのか、充分考慮してくださいね。

性格を考える

あなたの性格を考えてみましょう。会社関連以外で友達がいるのか、1人で過ごす時間が好きなのか、贅沢な遊びをしなくても問題ないのかなど、あなた自身と向き合ってください。

仕事をしなくなると、社会的な繋がりがなくなり孤独を感じる人も少なくありません。よく、定年退職した旦那さんが家で奥さんに付きまとって面倒くさがられる、なんて話も聞きますよね。

これまで会社でしか人間関係を構築してこなかった人は、FIREに入る前に新たに友人を見つけることも大切でしょう。

ライフプランを考える

日本ではまだまだ、会社員であることがステータスです。銀行の信用にしても、会社に所属していることが第一条件となります。

今はまだ若くて勢いがあっても、これから先、家族を作っていきたいとか、子供に良い教育を与えたいとか、持ち家や車がほしい、などライフスタイルの変化とともに生活は変わっていきます。とくに家族ができると、自分だけの生活ではなくなることは目に見えているのです。

これから先、どのような人生を送りたいのか、そのときFIREで充分なのかは考えるに値することでしょう。

FIREを目指すなら自分の性格を考慮しよう

アーリーリタイアは悠々自適に見えてFIREを目指す人が多いのですが、性格的に働いている方が輝いている人も少なくありません。

今はただ仕事が嫌な期間であり、本当にやりたい仕事を見つけたら、FIREのファの字も脳裏に浮かばない可能性だってあります。自分の性格と必要資金とをきちんと考えて、FIREを目指しましょう。
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