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つみたてNISAを最大限活用してFIREを目指そう! メリット・デメリットもくわしく解説

つみたてNISAを最大限活用してFIREを目指そう! メリット・デメリットもくわしく解説

最近になって話題となっている「FIRE」は、経済的に自立して早期退職を実現し、残りの人生を豊かに生きるという考え方のひとつです。アメリカの大学で研究され、日本でも若い世代を中心に人気の出てきたライフスタイルがちょっとしたブームになっています。 FIREを実現するためには、多く稼ぎ、貯めて増やすことが重要です。リタイア後の生活費を準備するためには労働収入だけでは賄えず、投資は欠かせない方法です。そんな中、数ある投資の中でも「つみたてNISA」を思い浮かべた方も多いのではないでしょうか。 それではつみたてNISAを活用してFIREを実現することは可能なのでしょうか。一般NISAと比較しながら、つみたてNISAの効果的な活用方法などを紹介していきます。

最近になって話題となっている「FIRE」は、経済的に自立して早期退職を実現し、残りの人生を豊かに生きるという考え方のひとつです。アメリカの大学で研究され、日本でも若い世代を中心に人気の出てきたライフスタイルがちょっとしたブームになっています。

FIREを実現するためには、多く稼ぎ、貯めて増やすことが重要です。リタイア後の生活費を準備するためには労働収入だけでは賄えず、投資は欠かせない方法です。そんな中、数ある投資の中でも「つみたてNISA」を思い浮かべた方も多いのではないでしょうか。

それではつみたてNISAを活用してFIREを実現することは可能なのでしょうか。一般NISAと比較しながら、つみたてNISAの効果的な活用方法などを紹介していきます。

最近になって話題となっている「FIRE」は、経済的に自立して早期退職を実現し、残りの人生を豊かに生きるという考え方のひとつです。アメリカの大学で研究され、日本でも若い世代を中心に人気の出てきたライフスタイルがちょっとしたブームになっています。

FIREを実現するためには、多く稼ぎ、貯めて増やすことが重要です。リタイア後の生活費を準備するためには労働収入だけでは賄えず、投資は欠かせない方法です。そんな中、数ある投資の中でも「つみたてNISA」を思い浮かべた方も多いのではないでしょうか。

それではつみたてNISAを活用してFIREを実現することは可能なのでしょうか。一般NISAと比較しながら、つみたてNISAの効果的な活用方法などを紹介していきます。

つみたてNISAと一般NISAの概要

まず、つみたてNISAと一般NISAの基礎知識からおさらいをしていきます。
どちらも一定の投資額まで、一定期間中は運用利益や配当金が非課税になるという共通のメリットがあります。

どちらも少額投資非課税制度ですが、それぞれ特徴があり、つみたてNISAと一般NISAの併用はできないことになっています。

つみたてNISAのメリット

① 運用益・分配益が非課税となる
非課税枠は年間40万円(総額800万円)までとなっています。通常の課税口座は、譲渡益の20.315%が課税されますので、最大のメリットと言えます。

② 非課税期間が20年と長い
効率的・効果的な資産形成が可能となります。毎月コツコツと長期間運用するのに最適です。

③ 投資タイミングの判断が不要
毎月、2か月ごとなどの自動的な積立方式ですので、売買のタイミングに悩む必要はありません。投資の専門的知識も必要ありません。まさに初心者向けの投資商品となります。

④ 投資商品が限定されていて選びやすい
投資対象商品は金融庁の設定基準を満たした上場株式、投資信託、ETF(上場投資信託)に限定されています。比較的リスクの低い商品に限られているので、初心者でも選びやすくなっています。

⑤ いつでも換金できる
ライフスタイルに合わせて自由に換金できるので、住宅資金、教育資金などが必要になった場合、非常に役立つのがメリットです。

⑥ 買付の頻度は自由に設定できる
積立金額は毎月100円~33,333円までで、買付の頻度は毎月、2か月ごと、半年ごと、毎週、毎営業日など自由に設定できます。少額を積み立てる感覚で投資を始めることができ、このことからも初心者に向いていると言えます。

つみたてNISAのデメリット

① 元本割れの可能性がある
元本確保型商品ではなく、元本が変動する商品ですので、元本割れの可能性がないわけではありません。低リスクではありますが、リスクがゼロというわけではありませんので、注意が必要です。

② 投資商品が限定されている
個別株式や不動産投資信託(REIT)は投資の対象外となっています。経験者からすると、好きな商品を選べないので、投資の面白みがないと言えるかもしれません。

③ 損益通算、損失の繰越控除ができない
損益通算とは、利益と損失を相殺し合計金額を税金の対象とすること、損失の繰越控除とは、損失を3年間繰り越して利益との相殺ができることを言います。通常の課税口座では適用されますが、つみたてNISAと一般NISAでは適用されず、デメリットとなっています。

④ 余った非課税枠を持ち越せない
年間40万円の非課税枠は使い捨てとなるので、使い切ることが必要となります。このことは一般NISAも同様となっています。

一般NISAのメリット

① 運用益・分配益が非課税となる
非課税枠は年間120万円(総額600万円)までとなっています。つみたてNISAと同様のメリットになるので、このメリットを最大限に活かし、非課税となった20.315%分もさらに運用に回す必要があります。

② 投資対象商品が多い
上場株式、投資信託、ETF、REITが投資対象商品となり、複数銘柄の株式や投資信託を自由に組み合わせることができます。経験者にとっては選択の余地が広がるメリットです。

③ 投資方法は一括買付、積立どちらも可能
まとまった金額を一括で投資することができるので、経験者向けの投資方法と言えます。

④ 売却益・配当金が非課税となるので確定申告の必要がない
売却益・配当金は発生していないとみなされ、非課税となるから確定申告の必要はありません。つみたてNISAも同様です。

⑤ 非課税期間の5年が終了後、ロールオーバーによりさらに5年間非課税で運用できる
実質的に10年間、非課税で継続して運用ができることになります。なお、ロールオーバーとは、保有している商品を翌年の非課税投資枠に移すことを言います。

一般NISAのデメリット

① 非課税期間が口座開設から5年と短い
口座開設の期限が2023年までに設定されています。5年後の2027年まで運用することが可能です。
5年という短い期間で利益を出すためには、メリットを最大限に活かして売却益・配当金を再投資して複利の効果を積極的に活用する必要があります。

② 課税口座で保有している商品はNISA口座に移せない
以前から保有する金融商品が値上がりの見込みがない場合でも、NISA口座に移すことはできません。一度売却して現金化してNISAを始めるか、課税口座とNISAを並行して運用するかを選ぶ必要があります。

③ 非課税枠は翌年に繰越せない
非課税枠は単年度で独立しているため、翌年に繰り越すことはできません。非課税のメリットを受けるためには非課税枠を使い切ることが理想です。しかし、非課税枠を最大限活用したいところですが、無理に使い切ることはせず、余裕資金で投資することが長く続けるためのコツです。

④ 非課税枠の再利用はできない
年の途中で売却しても非課税枠は復活しません。購入した時点でその非課税枠は消滅してしまいますので、売却で空いた枠を再利用することはできません。このことを十分理解し、計画的な運用を行うことが大切です。

⑤ 損益通算、損失の繰越控除ができない
これはつみたてNISAと同様のデメリットです。

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つみたてNISAで資産形成

つみたてNISAのメリット・デメリットを一般NISAと比較しながら紹介してきました。ここからはつみたてNISAをうまく活用して資産形成をするための方法や注意すべきポイントなどを解説していきます。

一般NISAとの併用はできませんが、「iDeCo(個人型確定拠出年金)」などの優遇制度も効果的に活用して資産形成に役立てていきましょう。

若年層が注意すべき資産形成のポイント

FIREを目指す若年層が資産形成をするうえで、気を付けておくべきポイントは次のとおりです。

① 毎日の暮らしの中で、万が一に備える現金と保険を準備する
年収により違いがありますが、金額の目安として現金は月収の3~6か月分、保険は5%程度を準備しておけば安心です。定期的に家計全体の見直しをして、無理のない資金計画を立てることが重要です。

② 月収の15~20%程度を投資に回して増やすことを目指す
ここではシミュレーションをしてみる必要があります。毎月の収入と支出を正確に把握して投資に回せる金額を把握します。総額が把握できたらそれをどのように配分するのか検討します。数ある投資商品の中から、何を選ぶかがポイントになります。

③ ①と②を明確に使い分ける
①と②を別途管理して、無理なく使い分けることが大切です。基本と応用を明確に区分して、投資のメリットを十分活用して資産形成の努力を継続してください。

つみたてNISAを始める理由

投資による資産形成を目指す方法のひとつとして、つみたてNISAを始める理由は次のとおりです。
① 年間40万円、最大800万円までの投資額について、運用益・配当金などが非課税となります。

② 投資対象商品は金融庁が厳選したコストの低い、長期運用に適した商品に限られているためリスクが低くなっています。ただし、元本を保証するものではないため、元本割れになる可能性はあります。

③ 月々1,000円(金融機関によっては100円)の少額から積み立てられます。自動的に積み立てられるので、手間がかかりません。初心者や多忙な人向けの投資商品です。

④ 最長20年間の非課税枠を活用した長期投資のため、計画的な資産形成が可能となります。
つみたてNISAは、長期にわたり積立方式により運用し、資産形成を行うことに特化した制度です。

⑤ 最長20年間の長期投資を前提としているものの、住宅や教育資金などの人生のイベントが発生した際には、いつでも引き出すことができます。

⑥ 毎月自動的に口座から引き落とされるので、手間がかからず自然と貯まっていく性格のものです。年間40万円の範囲内で、積立金額と買付頻度を最初に設定すれば、毎回自分で注文する必要はありません。

つみたてNISAはFIREに最適か?

一般NISAは多少のリスクがあっても機動性高く株式を売買したい、REITなどにも投資したいと考える経験者向けの商品です。リスクを覚悟して短期間でFIRE実現を目指すのであれば一般NISAのほうが向いていると言えるでしょう。

一方、つみたてNISAはリスクを避けて、安全重視の投資信託だけでコツコツと長期的に投資する商品ですから、大きなリターンは期待できません。初心者向けと言っていいでしょう。

20年という長期間の運用は複利の効果を最大限活かすべきです。複利は時間が最大の味方なので運用期間が長くなればなるほど効果が大きくなります。安全性を重視して長期間で確実にFIREを達成したい人にはつみたてNISAが最適の方法となります。

つみたてNISAを最大限活用し、他の方法も併用して、FIRE実現を目指そう

つみたてNISAと一般NISAの基礎知識、メリット・デメリットなどを紹介したうえで、つみたてNISAでFIREが実現できるのか検討してきました。

結論はつみたてNISAだけでは、一般的にFIREに必要な資産(個人差がありますが、4,000万円~7,000万円程度)を獲得するのは難しいということです。一般の特定口座での投資、不動産投資、副業の拡充など他の方法と併用することで実現を目指してほしいものです。

つみたてNISAはメリットの大きい制度ですから、そのメリットを最大限活用して、他の方法と併用しながらFIRE実現を目指すのがベストな選択と言えます。

労働収入を増やし、節約生活を徹底し、複数の投資方法を併用することでFIREを実現することは可能です。継続的な努力でFIREを達成し、二度とない豊かな人生を歩んでみませんか。

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