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公務員の生涯年収はいくら?国と地方の差や職種別に比較

公務員の生涯年収はいくら?国と地方の差や職種別に比較

安定のイメージが強い公務員は、いつの時代も人気の職業です。 公務員の生涯年収は、民間企業と比べてどのくらい差があるのでしょうか。 そして、公務員と言ってもさまざまな職種やタイプがあります。 国と地方、職種別に見た公務員の生涯年収や民間企業との比較をまとめました。

安定のイメージが強い公務員は、いつの時代も人気の職業です。
公務員の生涯年収は、民間企業と比べてどのくらい差があるのでしょうか。
そして、公務員と言ってもさまざまな職種やタイプがあります。

国と地方、職種別に見た公務員の生涯年収や民間企業との比較をまとめました。

安定のイメージが強い公務員は、いつの時代も人気の職業です。公務員の生涯年収は、民間企業と比べてどのくらい差があるのでしょうか。

そして、公務員と言ってもさまざまな職種やタイプがあります。国と地方、職種別に見た公務員の生涯年収や民間企業との比較をまとめました。

公務員の生涯年収

行政職の公務員には、大きく分けて国家公務員と地方公務員に分けることができます。国家公務員は、国が運営するもので各省庁や裁判所など国家機関に勤める人たちです。

地方公務員は、県庁や市役所などの自治体の組織に勤める人たちのことになります。

それぞれの生涯年収についてみていきましょう。

国家公務員

国家公務員には、一般職と総合職があります。総合職とは、いわゆるキャリア官僚組と言われる国の政策などに関わる、プロフェッショナルな人たちです。総合職の生涯年収は、約3億8000万円ほどで手取り3億と言われています。

政策などの事務処理などに関わる一般職の生涯年収は、約2億8000万円ほどで手取り2億2000万円となり、総合職よりやや下回るのが一般的です。

特別公務員

特別区公務員とは、東京23区の自治体に勤める公務員のことです。仕事内容は、地方公務員と同様で各自治体に関わる仕事をします。これは、東京都庁とは別で各区ごと区民のために携わる仕事です。

特別公務員の生涯年収は、約2億9660万円と言われています。やや地方公務員よりも生涯年収は、高くなることが特徴です。

地方公務員

地方公務員は、都道府県と市町村に分かれます。つまり、勤務地によって生涯年収も変わってくるんです。政令指定都市の公務員の生涯年収は、2億8000万円ほどで国家公務員一般職とあまり変わりません。

都道府県庁の公務員は2億6000万円、市役所の公務員は2億5000万円、町村役場の公務員は2億3000万円と言われています。

規模が大きい都市ほど年収も高くなりことがわかりますね。

行政職以外の公務員の生涯年収

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公務員の職種の中には、行政職以外もあります。多くの人が知っている警察官や消防士、国公立の教師などがそうですね。特別職でもあるこれらの職種の生涯年収は、どのくらいなのでしょうか。

公務員の特別職の生涯年収についてみていきましょう。

警察官

警察官にも、国家公務員と地方公務員があります。国家公務員の警察は、キャリア組で警視庁の重要なポストを担っています。地方公務員の警察は、巡査からスタートする地域を守る警察官のことです。

警察官の生涯年収の平均は、約3億894万円ほどと言われています。キャリアとノンキャリアでは、差がありますが平均した金額です。

消防士

消火活動や救急搬送に携わる消防士も、公務員の職種です。消防士の管轄は、各自治体ごとになります。

そのため、各自治体ごとの給与に準ずることになりますが、東京都庁管轄のみ軍を抜いて給与額が高くなっていることが特徴です。

消防士の生涯年収は、平均すると約2億6000万円ほどと言われています。地方公務員や政令指定都市の公務員とほぼ同じくらいです。

教師

国公立の学校に勤める教師も、公務員となります。教師の場合、小中学校教師と高校教師では給与額が異なることが特徴です。小中学校の教師よりも高校教師の方が、年収が高くなっています。

高校教師の生涯年収は、約2億8000万円ほどで高いことがわかります。教師の場合、ボーナスと退職金の金額が他と比べると高いためトータルすると高くなるんです。

民間企業との比較

民間企業で働くサラリーマンやOLの生涯年収は、どのくらいなのでしょうか。

安定性から公務員を希望する人が増えていますが、実際民間企業で働くのと公務員では生涯年収が高いのはどちらだと思いますか。

公務員と民間企業の生涯年収を、比較してみましょう。

大卒と高卒の男性の生涯年収

民間企業で働く場合、大卒と高卒では給与に差があります。公務員も差がありますが、民間企業に比べると差の幅は小さいことが特徴です。大卒・院卒の生涯年収は、約2億8000万円と言われています。

高卒の生涯年収は、約2億2000万円なので6000万円ほどの差があることがわかります。

大卒の数字は、国家公務員の一般職や政令指定都市の公務員と同等レベルで、高卒の場合は公務員の生涯年収より低くなるんです。

企業規模別の男性の生涯年収

1000人以上の従業員がいる企業の生涯年収は、大卒で約3億3000万円、高卒で約2億7000万円。100人~1000人未満の企業は、大卒で約2億6000万円、高卒で約2億1000万円。

10人~100人未満の企業は、大卒で約2億1000万円、く卒で約1億8000万円と言われています。

企業規模によってかなり差があることがわかりますよね。

大企業の大卒は、国家公務員以上の生涯年収ですが、小規模の企業の大卒では、地方公務員よりも低くなります。

男女別の比較

民間企業で働く大卒・院卒女性の生涯年収は、約2億3000万円です。高卒女性の場合は、約1億6000万円となっています。民間企業の場合、女性や男女ともに高卒の人は給与の差は大きいことがわかりますよね。

そのため、男女差や学歴差が少ない公務員の方が生涯年収で考えた場合、多くなります。

キャリアアップしたいなら公務員も比較して考えてみよう

安定が魅力の公務員は、飛び抜けた数字ではありませんが、ある程度の待遇が期待できます。民間企業の場合は、会社によってさまざまですが大きなチャンスがあることも。転職を考えているなら、公務員の職種もチェックしてみるのがおすすめです。

自分の未来に合った転職先をみつけて、キャリアアップを目指しましょう。

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