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女性の生涯年収はどのくらい?働き方や学歴の違いを解説

女性の生涯年収はどのくらい?働き方や学歴の違いを解説

一昔前なら結婚を機に退職して、専業主婦になることが一般的でしたがここ数十年の間で、結婚をしても働く女性が多くなっています。 男性との大きな違いは、女性の場合は出産や子育てがあることです。 ライフステージの変化によって、働き方が左右される女性の生涯年収について解説します

一昔前なら結婚を機に退職して、専業主婦になることが一般的でしたがここ数十年の間で、結婚をしても働く女性が多くなっています。
男性との大きな違いは、女性の場合は出産や子育てがあることです。
ライフステージの変化によって、働き方が左右される女性の生涯年収について解説します

一昔前なら結婚を機に退職して、専業主婦になることが一般的でしたがここ数十年の間で、結婚をしても働く女性が多くなっています。

男性との大きな違いは、女性の場合は出産や子育てがあることです。ライフステージの変化によって、働き方が左右される女性の生涯年収について解説します。

学歴による女性の生涯年収

女性の生涯年収は、それぞれの学歴によっても差があります。高学歴であれば、それなりの企業で働くことが多くなり給与の設定も高いことに。

学歴による女性の生涯年収を男性と比較しながら、違いをみていきましょう。

高卒

最終学歴が高校の高卒で働き始めた場合、退職金を含まない生涯年収は約1億4800万円と言われています。高卒の男性の場合は、約2億900万円となっていて女性に比べて多い金額です。

全体的に男女の格差はまだあり、企業によっては短大もしくは大卒以上の雇用だけのところもあるため、職種の幅が狭く給与設定も低い可能性があります。

専門・短大卒

専門学校や短大が最終学歴の女性は、退職金を含まない生涯年収が約1億7630万円と言われています。男性の場合は、約2億1340万円と高卒と同じく生涯年収が多い金額です。

高卒も専門・短大卒も社会に出るタイミングが大卒や院卒に比べて早いので、数年の年収があります。しかし、結果的に学歴の差というのはスタートの給与設定の違いがあるため、差が出ることになるんです。

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大学・大学院卒

大学・大学院卒の女性は、退職金を含まない生涯年収が約2億1590万円と言われています。男性の場合は、約2億6980万円とやはり上回った生涯年収額です。大学・大学院卒の女性は、短大・専門卒の男性と同じくらいの生涯年収となっています。

女性でも大学・大学院卒であれば、2億以上の生涯年収が見込めるんです。

働く企業規模による女性の生涯年収

女性の生涯年収は、学歴だけでなく企業規模によっても変わってきます。従業員が1000人以上の大企業、999人以下の中企業、99人以下の小企業ではそれぞれ生涯年収に差があるんです。

女性が働く企業規模による、生涯年収の差についてみていきましょう。

大企業

従業員が1000人以上の大企業に勤める大卒以上の女性は、退職金を含まない生涯年収が約2億4840万円と言われています。

これは、大学・大学院卒の女性の平均を上回っていますよね。トップクラスの大企業などでは、大卒男性に近づくくらいの年収であるところもあるんです。

大学・大学院卒で大企業に就職した場合は、男性並みの生涯年収を見込める場合もあります。

中企業

従業員数が999人以下の中企業は、大卒女性の生涯年収が約2億560万円と言われています。これは、大学・大学院卒の平均と比較すると低くなってしまう結果です。

大企業に比べて中企業は、規模が小さくなってしまうため給与水準が低くなることが理由となります。ちなみに、男性の場合は約2億4370万円と3000万円以上の差です。

小企業

従業員数が99人以下の小企業は、大卒女性の生涯年収が1億6920万円と2億を切ってしまいます。大学・大学院卒の女性でも、働く企業の規模の差によってこんなにも生涯年収の金額に差があるんです。

高卒と短大・専門卒の平均生涯年収と、あまり差はない金額であることがわかりますね。

女性全体では300万円~400万円未満の層が多く、全体の36.8%を占めます。500万円以上となると全体の11.1%にすぎません。また女性は、出産や育児で仕事を離れる期間がある場合もあり、生涯の金額に影響しているのが現状です。

働き方による女性の生涯年収

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女性はライフステージによって、働き方を変えなければいけない場合があります。大きなライフステージには、結婚・出産・子育てがあり状況によって仕事をストップしなければいけないことも。

働きたいと思っていても状況的に無理な場合もあるため、生涯年収に差が出てしまうんです。大卒女性の代表的な働き方別の生涯年収を紹介していきます。

正社員としてフルタイムで働く

大学卒業後正社員としてフルタイムで働いた場合の生涯年収は、約2億5800万円と言われています。出産しても休業せず、職場復帰をして働いた場合の例です。これは、大卒男性の平均に近い金額となっています。

企業にもよりますが、新卒で入社してフルタイムで長年勤めた場合、転職などを繰り返すよりも安定した給与が続くということです。

非正規社員としてフルタイムで働く

大学卒業後、非正規社員としてフルタイムで働いた場合の生涯年収は、約1億1600万円と言われています。出産時に休業せず働き同じ年数で同じ状況ですが、正社員とでは約1億4000万円ほどの差があるんです。正社員か非正規社員かで、約2倍もの差があるというのは驚きですね。

さまざまな手当や制度がある正社員は、産休や育休などを利用しても生涯年収は2億円キープできる可能性があります。

2人を出産後退社して専業主婦になる

大学卒業後、正社員で働き結婚後も続け2児を出産した場合のケース。1人目の出産では正社員で復帰、2人目の出産で退職し専業主婦になった場合の生涯年収は、約3800万円です。

出産後に正社員として復帰した場合と比べると、2億2000万円以上の差があることに。

女性の生涯年収は、出産後どうするかによって大きく変わります。収入を考えるなら、正社員での復帰が一番強いと言えるでしょう。

生涯年収を参考にして自分に合う働き方を見極めよう

女性の生涯年収は、男性以上に大きな開きがあります。将来的なことを考えて、できるだけ正社員で働くことが収入を増やす方法です。しかし、子育ての環境など人それぞれ取り巻く環境は違うもの。

正社員で働くことが無理でも、副業や資産運用などお金を作ることはあります。生涯年収を参考に、自分に合った働き方をみつけてみましょう。

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