ここでは資産運用というベクトルから見た貯蓄型保険について、その全容を明かしていきたいと思います。

その上、景気には左右されるものの一定の利息が付くため、支払い金額よりも多くなる場合もあります。

貯蓄型保険をきちんと満期まで続けた際、または解約する際に、これまで納めた金額だけでなく利息なども付与されることで、「納めた額より大きく」返ってくる…つまり元本保証となるのです。

ただし、解約返戻金は納めた額に応じますので、元本保証とならないケースも場合によってはありえますので要注意です。

一定期間以上生きていれば満期となり、保険を受け取れることから老後の積み立て扱いになることが多いでしょう。

ただし養老保険の場合、払戻率が100%を下回るのが一般的ですので、今回のキモである元本保証を前提とされている場合は不向きです。

途中で死亡した場合はでも死亡給付金として親族等が受け取れ、さらに基本的には元本保証となっています。

他の貯蓄型と比べて満期が短いので、中途で教育費以外のまとまったお金が必要な場合にも学資保険は有効となりますので、大きく貯蓄するのもアリです。

保険会社が債務不履行となった時点でお金の返還はなく、そこはいち企業ですので仕方がないと言えます。

払い込みの額が少なければ少ないほど、払戻金が保険料が下回る可能性が高くなると考えてください。

つまり、お金がないと早々に切り崩したり解約してしまうと、支払った金額よりも少なくなってしまう可能性が高いということですね。

しかし長年の不景気により払戻率が上がらず、貯蓄を続けているお金が、今ひとつ伸びて行かないということです。

もっとも、昨今はそもそも払戻率は低めに設定されているので、今に限った話ではないと言えるでしょう。

ただしリスクがない分、増え幅も少ないのがデメリットですが、安全第一であれば十全に活用すべきです。